【出会うだけで磨かれる”絵を見る1分” No.40 現存アーティスト最高額2位の作品】
((full_name))、
国宝伝道師Tomokoです。こんばんは。
前回のメルマガでご紹介の展覧会、
読者の方から、「行きたくなりました。行ってみます。」とメッセージをいただきました。
遠方の方で、上京されるタイミングで行けるということで、お忙しい合間の美術館訪問とあって、非常に嬉しい知らせでした。ありがとうございます。
【前回ご紹介の展覧会はコチラ】
東京国立近代美術館70周年記念展
『重要文化財の秘密〜問題作が傑作になるまで〜』
https://jubun2023.jp/
私のメルマガがきっかけになったり、TVで特集されていたり、ポスターを見かけたりときっかけは様々なところに転がっていますが、実際に観に行かれてからも、是非ご感想をシェアしていただきたいと思いました。
得た情報からどんなことに期待して、
何に惹かれて観たいなと思ったのか。
そして、
実際行ってみてどう感じたか。
✅面白かったかorイマイチだったのか。
✅複数の作品が並ぶ中で、どんな作品に立ち止まったか。
✅作品の何を見ていたのか。
✅見ているとき、何を考えていたか?
そういうことを客観的に振り返るのは、自分が展覧会場でどんな時間を過ごしていたかを把握することになり、自分の特性が現れます。
純粋に楽しんだとして、振り返りにより+αで充実させる可能性を秘めています。
パートナーやご家族にお話いただくもso good!!!
私も話相手にしてもらえたら、とっても嬉しいです。
薦めたはいいですが、皆さんはどうだったかな〜と気になっているので。
ご感想を読めるのはとても楽しみで、お返事絶対書きます。
さて、
昨日、何年かぶりにプールで泳ぎました。
ジムの室内プールですが、
泳いでいるときに目に入る光は、プール底に揺らぎ、独特の形を見せます。
独特なのに、どこのプールでも同じ記憶を呼び覚ますような光の形があって、
今日ご紹介の絵は、まさにその光の表現。
今日の一枚。
David Hockney(デイヴィット・ホックニー)
『Portrait of an Artist(Pool with Two Figures)』(芸術家の肖像画―プールと2人の人物―)1972年/個人蔵
↑↑↑コチラのURLリンクをクリックすると、本作品をご覧いただけます。画像をクリックすると拡大表示されます。
ここに描かれているのはアメリカの西海岸、ロサンゼルスの光。
本作は、
プール水中に人が泳いでいる様子も、
立っている人も、
撮影した写真を基に制作されており、
実はかなり写実的な作品です。
私が思い出すロサンゼルスの光は、
あまりに明るくて、
まるで全てを隈なく照らし出すような、
眩しくて、
光が却って物体を見えなくさせるようでもあり、
見えなくてもいいやと思えるような気持ち良さがあるものでした。
(投げやりな気持ちの、”いいや”ではありません)
一方で日本の夏の明るさは、
空気の質、熱気に湿度に意識を持っていかれる感じがして、
ロスの明るさに意識が気持ちよく持っていかれるような感じとは全然違うなと。
過去からずっと、光は画家の関心を捉えてやまないですが、
同じ物体も光により全く別物になる。
絵も同様です。
肉眼で見る絵、
iphoneのカメラで見る絵。
驚くほど別物になります。
私たちって、光でモノを見てるんだなと実感します。
プールでクロールをしながら、ホックニーの絵の世界だ〜と気持ちよくなりつつ、
大好きな夏が待ち遠しくなる日を過ごしました。
そう、今回のメルマガのタイトルに触れていませんでしたね。
この今日の一枚の絵こそ、現存アーティストで過去最高額のオークション落札額を出した作品。
2018年のことです。
ですがその1年後に、更にそれを上回る別のアーティスト作品が登場して、ホックニー は過去最高額から2位へ。
約100億円です。
さて、もう一つ情報ですが、
この夏、ホックニー の大規模展覧会が開催されます。
こんなにも鮮やかな色のパラダイスのような作品群、
やっぱり是非本物を!
夏に向けて、是非スケジューリングしてください!
今日の一枚は個人蔵の作品なので見られないかな。。
詳しくはコチラ。
【東京都現代美術館 デイヴィット・ホックニー展】
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/hockney/index.html
夏が待ち遠しいです
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でも、智子さんのサロンは全くそんなことなくて、皆さんがそれぞれ自由に感じて自由に発言できる、そんな場所です。正解がないから否定もされない、こういう安心感と温かくて楽しい雰囲気だからこそ、ますます五感が研ぎ澄まされて感度が上がっていくように思います。
絵を眺める。そしてまずは感じる。
知識をつけるのはその後でいいのかも…と気付かされました。好みの絵に出会えれば必然的に興味か湧いてくるので自ら調べる。
あ、もちろん講座では沢山の知識を得ることができます!その時代の背景や、日本と西洋のアートについての学びはとても刺激的です。
自分なりのアートの楽しみ方がわかってきて、美術館めぐりをできる日が待ち遠しいです。

これまでは、絵画鑑賞は難しいと思っていた。知識のある人が鑑賞するものだと思っていた。実際に絵画を目の前にしても、どこを見たらいいのか、どう感じたらいいのか、何を読み取ればいいのか、全くわからなかった。「絵を鑑賞する」ことの正解を求めてしまっていたけれど、本当は真逆だとTOMOKOさんが教えてくださいました。
目の前の絵をただ観察してみる。何が描かれているかな。どんな風に見えるかな。色はどんな感じかな。質感は感じられるかな。
そして、そこから始まる自分だけの妄想と想像。
何を思い浮かべてもいいし、どんな物語を紡いでもいい。自分だけの世界を広げる。そんな鑑賞の方法を教わりました。
これが面白い!
自分を解放している感じ。カチコチになりがちな頭を柔軟にほぐしてくれる。なんといっても自由に発想してもいいって、世界が広がる感じがして心が踊る!
サロンでは、自分の妄想や想像に共感してくれたり、笑ってくれたりするので、なんだか気持ちがいいのです。
1人で鑑賞もいいけれど、人と共有することで違った見方・価値観・感情を知ることができる。仲間がいることで、妄想や想像したことを一生懸命に言葉で表現しようとするのも、いい頭の体操になってるなと感じられました。
終わったら、なんか知らんけど、スッキリしていました。
なぜか笑いが絶えないサロン。また、参加したいです!

「教養を深めるカルチャー講座」
講座を受けるまでは、そんなイメージを持ってましたが、講座もサロンも、全然違う雰囲気でした。
講座では、アートの歴史や背景についても、分かりやすく解説してもらえますが、鑑賞、ワーク、シェアの時間がたっぷり用意されています。
だから、ひとりでじっくり自分と対話する時間と、皆さんと感覚や思考を共有する時間の、両方が味わえるんです。
オンラインだけど何度かご一緒していると、なんとなく距離が縮まってきて、お会いしたことないのにとっても親近感!
皆さん、意見はそれぞれ違うんですが、そこがまた面白くって〜
「意見が違うところが面白い」
もしかして、心からそう感じたのは、はじめてかもしれません。
仕事や地域のつながりとも、また違う。
大人の、秘密の隠れ家的なサロンだと思います。

どこかでずっとそう思ってたんですけど、1回目でその先入観が取り払われました。
アートを通して、自分と他の人の着眼の違いが一瞬で明らかになるワークも、すごく面白かったです!
2回目もとても楽しみにしています。
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