【出会うだけで磨かれる”絵を見る1分” No.38 2002年の日本人による日本的な桜】
((full_name))、
国宝伝道師Tomokoです。
好きな画家が増えるというのはなんとも嬉しいものです。
よく人生を彩りに喩えるけど、
まさにそのような感じがします。
一つの作品に出会っただけでも、
自分の心や記憶に色彩が増えていくようです。
更に、
良いなと思った作品を描いたその作家の別の作品を追い、
全体的にその作風が好きだな〜となれば、
これまた一気に彩りが、好きな世界が増える感じがしてきます。
好きな映画、好きな小説家、好きな芸能人、好きなドラマ、グッとくる台詞。
色々な好きがありますが、
言葉、ストーリー、性格、そのような情報がない世界は妙に静かで、
イイ感じなんですよね〜。
作品は【場】や【空間】を創るもの。
自分の時間という場とか、
自分の空間という場。
そんな【好きな場】を創り出したい方は、
どんどん作品と出会ってみてください。
今日の一枚。
児玉 靖枝(こだま・やすえ)
『ambient light - sakura』2002年/東京国立近代美術館
前々回に紹介した、ダミアンハースト の桜とは全然違う桜。
この絵、
遠くから眺めると本当に薄いんです。
薄すぎて、
「来年、この絵のこと覚えてるかな〜」と眺めながら思いました。
でも、日本人らしいこの日本的な桜に何か共感しました。
ハーストの桜には共感はなく、
むしろ私が見たのは、 客観的な視点 でした。
異国の人から見た桜という客観です。
エネルギッシュでパワフルで、忘れないと思えるインパクト。
一方こちらは消え入りそうな色で、
忘れてしまうかも...と思ったけど妙に落ち着く眺め。
この方が描く作品は、私が知っている日本の空気を思い出させるので、何か郷愁に近い感覚を刺激されます。
普段の生活では感じられない空気感だけど、確実に体験したことのある自然を感知したセンスをよみがえらせてくれるもの。
この絵をきっかけに、また一人好きな画家が出来たことを嬉しく思っています。
こちらの絵は、
4月9日(日)まで東京国立近代美術館でご覧いただけます。
詳細はコチラ👇
https://www.momat.go.jp/extra/2023/springfest/
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でも、智子さんのサロンは全くそんなことなくて、皆さんがそれぞれ自由に感じて自由に発言できる、そんな場所です。正解がないから否定もされない、こういう安心感と温かくて楽しい雰囲気だからこそ、ますます五感が研ぎ澄まされて感度が上がっていくように思います。
絵を眺める。そしてまずは感じる。
知識をつけるのはその後でいいのかも…と気付かされました。好みの絵に出会えれば必然的に興味か湧いてくるので自ら調べる。
あ、もちろん講座では沢山の知識を得ることができます!その時代の背景や、日本と西洋のアートについての学びはとても刺激的です。
自分なりのアートの楽しみ方がわかってきて、美術館めぐりをできる日が待ち遠しいです。

これまでは、絵画鑑賞は難しいと思っていた。知識のある人が鑑賞するものだと思っていた。実際に絵画を目の前にしても、どこを見たらいいのか、どう感じたらいいのか、何を読み取ればいいのか、全くわからなかった。「絵を鑑賞する」ことの正解を求めてしまっていたけれど、本当は真逆だとTOMOKOさんが教えてくださいました。
目の前の絵をただ観察してみる。何が描かれているかな。どんな風に見えるかな。色はどんな感じかな。質感は感じられるかな。
そして、そこから始まる自分だけの妄想と想像。
何を思い浮かべてもいいし、どんな物語を紡いでもいい。自分だけの世界を広げる。そんな鑑賞の方法を教わりました。
これが面白い!
自分を解放している感じ。カチコチになりがちな頭を柔軟にほぐしてくれる。なんといっても自由に発想してもいいって、世界が広がる感じがして心が踊る!
サロンでは、自分の妄想や想像に共感してくれたり、笑ってくれたりするので、なんだか気持ちがいいのです。
1人で鑑賞もいいけれど、人と共有することで違った見方・価値観・感情を知ることができる。仲間がいることで、妄想や想像したことを一生懸命に言葉で表現しようとするのも、いい頭の体操になってるなと感じられました。
終わったら、なんか知らんけど、スッキリしていました。
なぜか笑いが絶えないサロン。また、参加したいです!

「教養を深めるカルチャー講座」
講座を受けるまでは、そんなイメージを持ってましたが、講座もサロンも、全然違う雰囲気でした。
講座では、アートの歴史や背景についても、分かりやすく解説してもらえますが、鑑賞、ワーク、シェアの時間がたっぷり用意されています。
だから、ひとりでじっくり自分と対話する時間と、皆さんと感覚や思考を共有する時間の、両方が味わえるんです。
オンラインだけど何度かご一緒していると、なんとなく距離が縮まってきて、お会いしたことないのにとっても親近感!
皆さん、意見はそれぞれ違うんですが、そこがまた面白くって〜
「意見が違うところが面白い」
もしかして、心からそう感じたのは、はじめてかもしれません。
仕事や地域のつながりとも、また違う。
大人の、秘密の隠れ家的なサロンだと思います。

どこかでずっとそう思ってたんですけど、1回目でその先入観が取り払われました。
アートを通して、自分と他の人の着眼の違いが一瞬で明らかになるワークも、すごく面白かったです!
2回目もとても楽しみにしています。
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