むなかた智子
むなかた智子

【出会うだけで磨かれる”絵を見る1分” No.34 ハーストのホルマリン漬けから桜へ(その1)】

2023/3/24配信


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((full_name))、



国宝伝道師Tomokoです。


    



咲いたと思ったら、雨が降る...
 
毎年のことですが、毎年だから天気の不思議を感じずにはいられません。


  


さて、本日の一枚は散らない桜です。
 
昨年話題となりました企画展で、 



展覧会の展示作品全て


桜の絵。


 


桜の絵しかない展覧会24点を見た中から、


一枚を選びました。  


ちなみに、一枚を除き全ての作品が個人の所蔵品です。 
  


  


今日の一枚。


  


    
ダミアン・ハースト 2019年/個人蔵



 


https://artexhibition.jp/topics/news/20220301-AEJ692733/


↑↑↑コチラのURLリンクをクリックすると、「美術展ナビ」の2022.3.1付の関連記事がご覧いただけます。



 


言葉と絵のタッグが最強になるとき


 


 


絵の一枚一枚が全部違う、


個性のある桜の木々。


 


 


花の色、


 


枝ぶり


 


花の付き方、


 


幹の太さ、


 


空(背景)の色...


 


 


もちろんそれも面白いのですが、


私がもっと面白がれたのは『タイトル』と”その表現”でした。


 


タイトルイメージがあって、
そのような桜を表現したのではなく、


 
描いた桜の姿から、
これは「〇〇の(ような)桜だ」と名付けた可能性もあります。

調べるとそちらの方が有力ですが。
  


 


どちらにしても、


その言葉とヴィジュアル表現の行き来が面白い。
  


 


彼の中にある言葉の概念】に接近できるような面白さとでもいいましょうか。
 


 
 


色々な桜


 


 


例えば、こんなタイトルがありました。


展覧会の一部をご紹介します。


 


「日本語訳タイトル」+ <英語タイトル> 
+ 私のコメントです(要らんでしょうが、一人ツッコミです)


 



 


「儚い桜」<Fragility> 


 まぁ、(タイトルとして)ありそうな感じかな” 


 


「神の桜」<God's Blossom> 
 日本的感性というか、どんな桜見た?と思いつつ、ここ(この桜)に神をみたのかぁとなったりならなかったり”


 


「冬の桜」<Winter's Blossom> 


 ”グッと抽象表現、心象表現っぽくなってくるな〜 


 


「叫んでる新しい桜」<Winter's Blossom> 


 ”ストーリーあるね〜 


 


「帝国の桜」<Imperial Blossom> 


 このたくさんの桜の中でこれが帝国感か〜”


   


「この桜より大きな愛はない」


<Greater Love Has No-One Than This Blossom> 


 桜が桜以上になるマジック” 


 


 >>>今回ご紹介の今日の一枚(上部画像)


 


「漢字桜」<Kanji Blossom> 
 ”ん?ww


  ハーストと日本の距離感


  NIPPONファンです外人+SUSHI+富士山+漢字=Tシャツ的なやつ、好印象ほっこり





 

 


 


 



 


現代アートは作家が生きてる、喋ってる


 


 


ダミアン・ハーストの今回の展覧会は


とても話題になりました。


 


それは、


現代アーティストとして

彼がとても有名であり、

彼としても新しい境地であったからです。


(他にも理由は複数ありますが。)


   


  


 


次回は、これまでの彼の作品を踏まえて、


もう少し彼に迫りたいと思います。


  


この展覧会、


私は本当に行って良かったと


年経った今でも思いますし、


 


もし、行かなかったとして、


後から展覧会映像や作品を見たら、


行かなかったことを本当に悔やんだろうと思うのです。


     



彼の桜を見たことで、


私は毎年この時期、彼の桜を思い出し、


何度でもその余韻に浸る。


 


桜から人生の儚さを想う...


なんてことはなく、ただただ思い出すだけです。


 


ただそれは、


大好きな映画の余韻や、
 
大好きな歌手のコンサートに行き、


その時間や雰囲気を思い出すのと同じ満たされ感。


思い出せるものがあることに


人生の楽しさと豊かさを感じていて、
   


 


その積み重ねが、

私が自分の人生に大満足している理由だと考えます。




心の中にダミアン・ハーストの桜が広げられることが、


幸せの具体なんだと。


 



そう自覚しています。


 


そんなアートにもっと出会いたいし、


出会うために行きたい場所も溢れてくる。 


 


 


次回はもっと


アーティストとしての彼の面白さや、



アートの深さを感じられるご紹介ができると思います。


 


彼が桜の絵を描けたのも、コロナがあったからこそだそうです。


 


同じ時代を生きるとは、災害、事件、戦争、WBS優勝の瞬間、全てを共有しているということです。


 


だからこそ、今、どこかで喋っている、言葉が今まさに生まれているアーティストの作品を見るのは面白いです。


いわゆる作品ができた経緯、心の変化までもシェアできるから。


 


本メルマガタイトルの”ホルマリン漬け”の話は次回で。  


どうぞ、お楽しみに〜。


 


 


あなたの人生がアートで変わる..


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日々の暮らしから、旅行や遊びの非日常が変わる。


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そんな変化を期待できるアートシリーズ講座を開催しています。



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これは、


アートを社会から切り離したくない、


アートを特別視したくない。


 


私たちの毎日の暮らしからも切り離したら面白くない。


 


美術館は非日常でなく、日常の一部になるからこそ面白いのだという私の信念みたいなもので、


だから、アートを俯瞰して、全部見渡すような構成にしています。


 


時代も、地球上のあらゆる国も、人間の構造も、人間が追求した生き方や挑戦も、全体を見渡しつつ、”作品一つ”を楽しむ時間を大切にしている、そんな講座です。


 


 


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そんな事をご期待ください。


第3期開講に向けて、募集を間も無く開始します。


講座内容が気になったらぜひ、お気軽に本メール返信でメッセージください^^


 


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✔️アートを楽しみたい ✔️感性を磨きたい ✔️趣味が欲しい ✔️”好き”を共有できる仲間が欲しい ✔️日本美術に興味がある


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チュウコ 様

アートと聞いて学校の美術の授業をイメージしていましたが、とてもフランクで自由な会でした。アートの鑑賞というのは、作品からアーティストの言いたいことを理解しなければならない、と思い込んでいましたが、言いたいことを理解するというよりも、自分の中にあるものを見ていくのだという感覚が面白く、自分がより開放されたように思います。また、サロンの皆さんとのやりとりが刺激的です。他人の目を気にしたりすることなく、私が私としていられるのが心地よく、毎月楽しみに参加しています。




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初めはアートというと、作者や作品名などアートの知識をいかに知っているか…という、身構えてしまうようなイメージがありました。
でも、智子さんのサロンは全くそんなことなくて、皆さんがそれぞれ自由に感じて自由に発言できる、そんな場所です。正解がないから否定もされない、こういう安心感と温かくて楽しい雰囲気だからこそ、ますます五感が研ぎ澄まされて感度が上がっていくように思います。

絵を眺める。そしてまずは感じる。
知識をつけるのはその後でいいのかも…と気付かされました。好みの絵に出会えれば必然的に興味か湧いてくるので自ら調べる。
あ、もちろん講座では沢山の知識を得ることができます!その時代の背景や、日本と西洋のアートについての学びはとても刺激的です。

自分なりのアートの楽しみ方がわかってきて、美術館めぐりをできる日が待ち遠しいです。




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実践アートサロン

また参加します

於勢 佳子 様

アートって自由な妄想と想像な世界なんだ!

これまでは、絵画鑑賞は難しいと思っていた。知識のある人が鑑賞するものだと思っていた。実際に絵画を目の前にしても、どこを見たらいいのか、どう感じたらいいのか、何を読み取ればいいのか、全くわからなかった。「絵を鑑賞する」ことの正解を求めてしまっていたけれど、本当は真逆だとTOMOKOさんが教えてくださいました。

目の前の絵をただ観察してみる。何が描かれているかな。どんな風に見えるかな。色はどんな感じかな。質感は感じられるかな。
そして、そこから始まる自分だけの妄想と想像。
何を思い浮かべてもいいし、どんな物語を紡いでもいい。自分だけの世界を広げる。そんな鑑賞の方法を教わりました。

これが面白い!

自分を解放している感じ。カチコチになりがちな頭を柔軟にほぐしてくれる。なんといっても自由に発想してもいいって、世界が広がる感じがして心が踊る!

サロンでは、自分の妄想や想像に共感してくれたり、笑ってくれたりするので、なんだか気持ちがいいのです。

1人で鑑賞もいいけれど、人と共有することで違った見方・価値観・感情を知ることができる。仲間がいることで、妄想や想像したことを一生懸命に言葉で表現しようとするのも、いい頭の体操になってるなと感じられました。

終わったら、なんか知らんけど、スッキリしていました。
なぜか笑いが絶えないサロン。また、参加したいです!




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実践アートサロン

出会いに感謝!!

荒木 かよ 様

6ヶ月講座、アートサロン、とても楽しく参加させてもらってます。

「教養を深めるカルチャー講座」
講座を受けるまでは、そんなイメージを持ってましたが、講座もサロンも、全然違う雰囲気でした。

講座では、アートの歴史や背景についても、分かりやすく解説してもらえますが、鑑賞、ワーク、シェアの時間がたっぷり用意されています。
だから、ひとりでじっくり自分と対話する時間と、皆さんと感覚や思考を共有する時間の、両方が味わえるんです。

オンラインだけど何度かご一緒していると、なんとなく距離が縮まってきて、お会いしたことないのにとっても親近感!
皆さん、意見はそれぞれ違うんですが、そこがまた面白くって〜

「意見が違うところが面白い」
もしかして、心からそう感じたのは、はじめてかもしれません。

仕事や地域のつながりとも、また違う。
大人の、秘密の隠れ家的なサロンだと思います。




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『思考と生活に変化をもたらすアート術・シリーズ9回講座』

これはおススメ★★★

荒木 かよ 様

アートって、専門的な知識や並外れた感性がある人のためのもの。
どこかでずっとそう思ってたんですけど、1回目でその先入観が取り払われました。
アートを通して、自分と他の人の着眼の違いが一瞬で明らかになるワークも、すごく面白かったです!
2回目もとても楽しみにしています。


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