佐野四季
佐野四季

【2way】注目されるコーチング

2023/3/15配信


皆様


 


こんばんは。
佐野です。



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数日前、
3月12日の日経MJの一面に
英語コーチングスクールの
記事が出ていました。


 


表題は、
「先生よりコーチが欲しい」
でした。




記事
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69162290Q3A310C2H11A00/



日経MJ
https://www.nikkei4946.com/syoukai/mj/


 



先生は、英語で
ティーチャー(teacher)で
提供しているものは
ティーチング(teaching)。


 


一方、コーチは、
英語ではcoachと書き、
提供しているものは
コーチング(coaching)。


 


なので、標題の意味は、


 


ティーチャーより
コーチが、


 


ティーチングより
コーチングが欲しい、
重要だ、となりますね。


 


確かにそうなんです。


 


ところが問題が生じます。


 



ティーチングより
コーチングが必要とされているんですが、


 


それを言っているのは
コーチングを提供している
コーチだったり、


 


コーチを抱えている
会社だったりします。


 


つまり、表題の
「先生よりコーチが欲しい」
というのは、


 


顧客の声ではなく、
その状態を踏まえて
新聞記者が書いたもの
だと思います。


 


というのは、


 


一般の方は、
コーチングという言葉は聞くけど
今ひとつその意味がわからない、
と感じていて、


 


そのせいもあって、
本当はコーチングが必要な人が
———————————
「あ、今、自分には
コーチングが必要なんだ!」
———————————
と自覚できていないと思います。


 


つまり、
コーチングが必要とされているものの、
それは潜在的なニーズに留まっていて、


 


顕在化していない
ということです。


 


これが、
コーチング市場が思ったほど
伸びていない原因だと思います。


 


ところで、
コーチングとは
一体、何でしょう?


 


まずは、
ティーチングから説明します。


 


ティーチングは、
学校の授業を思い出せば
わかりますね。


 


先生は、
ずっと授業(講義)をしています。


 


先生の方が喋っていて
(解説していて)
生徒は黙って聞いています。


 


そして、
ある程度話し終えると、
——————————
「ここまでで
わからないところ、
質問はありますか?」
——————————
と聞きます。


 


つまり、
先生が90%以上喋っていて
生徒が話すのはほんのちょっとです。


 



ところが
コーチングになると
これが逆転します。


 


コーチは質問をして
クライアント側が7〜80%
話すことになります。


 


図式化して
対比すると


 


(ティーチング)
ティーチャー→→→生徒・クライアント
(答え・やり方を教える)


 


(コーチング)
コーチ←←←生徒・クライアント
(答え・やり方を引き出す)


 


と反対になります。


 


コーチは、
スポーツのコーチから来ているので、


 


スポーツ、
学校であれば部活をイメージすれば
理解しやすいです。


 


選手が練習をしていて、
コーチは、黙ってその様子を
見ています。


 


すると、
時折、近づいて
フォームの具体的な修正ポイントや
意識するコツなどを指示します。


 


これがコーチです。


 


セッションであれば、
クライアント側が話しを続けていて
時折、質問したり
フィードバックしたりです。


 


また、月に一回とか二回とか
セッションが決まっているならば


 


セッション以外の時間に
どれくらい行動
(アウトプット・練習)
したのかを聞いて


 


うまくいかないのであれば、
それに対する質問や
フィードバックをします。


 



コーチングに慣れている人は
もうそんなの当たり前だ
となるのですが、


 


慣れていないと、
なんか今日は自分が喋っているだけで
終わってしまった
という人もいます。


 


先ほどの
日経MJの記事の中でも


 


ある医師が
英語コーチングを
習いたての時、


 


忙しいので
どうやって英語を学ぶ時間を
確保するのか、
どうやって習慣化するのかを




コーチが一生懸命聞きながら
一緒に学習計画を
立てていたわけですが、


 


医師の方は、最初
英語を学ぼうと思っているのに、




ぜんぜん英語を
教えてもらってないのだが、
果たしてこれでいいんだろうか
と不安になった



といいます。


 


コーチとしては、
クライアントは今、
コーチング必要だから
コーチングを提供しているのですが、


 


クライアントは
ティーチングを求めている
ということが多々起こる
ということです。


 


後にその医師も
その意味がわかったと言いますが、


 


なかなか難しいですね。


 


現在、
インターネットの普及で
座学であれば、
動画で一人で見て学ぶことができます。


 


なので、
インプットは
独学が可能。


 


だからこその
対話型のコーチングの意義が
高まります。


 



そして、今後、
事業の戦略や計画も
AIの進展で
いくつも簡単に出きてしまうので、


 


コンサルティングの意義は薄れ、


 


個人も法人も
なりたい状態に連れて行ってくれる、
伴奏してくれるコーチングの需要が
高まると思います。


 


でも、まだ、もう少し
市場の理解が進むのに
時間がかかりそうです。


 


いつごろ、
熟すのかな?


 


それでは、また^^


 


佐野 四季


 


  





今回もメルマガをお読みいただきありがとうございました


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