日下部亜希子
日下部亜希子

「発表会出たくない」と言った生徒に向けて

2023/3/15配信


皆様


 


そのままのあなただからいい


そのままのあなたをまず聴こう


~こどもたちが自信をもって育つために~


 


自己受容を深め、自分を主体に自由に生きるあなたを応援するコーチ


日下部亜希子です


 


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私の音楽教室の発表会まであと3週間を切りました


 


 


発表会の良いところは


「期限がはっきりしていること」


だと思います


 


 


「枠」がしっかりしているのです


 


 


子供達にとっては


期限がある中で


自分はどんなペースでやっていけばいいのか


この練習の仕方でいくと結果はこう出るんだ


というのを


毎年のルーティンの中で学んでいく


良い機会だと思います


 


 


さてそんな中


「発表会出たくない・・・」


そう言った生徒に向けて


あなたならどんな対応をしますか?


 


 


というお話をしようと思います


 


 


どうぞお付き合いください^^


 


 


「発表会出たくない」と言った生徒に向けて


 


 


「発表会出たくない」


そんなこと言われたら


先生としては


また親さんだったとしても


 


 


・・・焦りますよね


 


 


昔の私だったら


 


 


「大丈夫だよ!まだまだここからだよ!」


「ええ?ここまで頑張ったんだから!」


 


 


焦りに焦ってこんな感じで言ったかなあ


と思います


 


さらに


そんなことを思わせてしまった自分に対して


ダメ出ししていたかもしれません


 


 


今だったら


 


 


・・・いつも読んでくださる皆様なら分かります?


 


 


「そうかそうか、出たくないって思っちゃったんだねえ」


「うまくいかないときは辛いね、そう思っても仕方がないよ」


 


 


この時も


な〜んにも心配せずに


このように受け止めました


 


 


この生徒の場合


それが本心ではないことも分かっていましたし


ちょっと弱音を吐いてみたくなったんですよね


 


 


心の中ってとっても複雑です


「こんな気持ちです」


と一言で言い表せるものではないもの


 


 


出たくないと思ってる自分


本当は挑戦したい自分


失敗したら恥ずかしい自分


人にどう思われるか気にする自分


人前で弾くのが怖い自分


うまくいかなくて焦る自分


 


 


だから私たち先生や親といった


誰かの成長をサポートする側の人間は


 


 


まだ言葉になってない相手の思いを


一緒に抱えてあげることが大切だと思うのです


 


 


まずは「出たくない」のような出てきた言葉を


ジャッジしないでそのまま


 


 


そして


その言葉の背景にある気持ちや葛藤をそのまま


 


 


そのまま一緒に抱えて味わう


 


 


一緒に抱えてもらうことで


心の器は広く深く頑丈に育ちます


 


 


自分のいい感情だけを入れておける浅くてもろい器では


悲しみ、苦しみといった感情を入れておけず


溢れてしまう


 


 


そしてそんな自分の心を守るため


「自分にとって不都合な感情は切り捨ててなかったことにする」


というすべを身につけてしまった結果


 


 


ひどい場合は


「パーソナリティ障害」という精神状態になることもあるそうです


 


 


そこまでいかないとしても


多くの人は


このパーソナリティ障害の傾向がみられるそうです


(私もあります)


 


 


 


 


最後に


私とある生徒さんとの会話を^^


 


 


その生徒さんは


「これくらいの速さで弾こうと思っている」


というのを教えてくれました


 


「そうなのね」と受け止めてから


「先生の本音を言ってもいい?先生はもっと速くできると思ってるよ」


 


すると生徒さん、とてもとても複雑な表情をしました


喜んでるのか?困っているのか?悲しいのか?


本当に分からなかった(笑)


 


なのでそのままフィードバック


「すご〜く複雑な顔に見えるけど、今どんな気持ち?」


 


「・・・わかんない」


 


「そっか、きっと心の中でいろんな〇〇ちゃんがいろんなこと思ってるんだね。


じゃあ今からいろいろ聞いてみるから、どれくらいの〇〇ちゃんがそう思ってるか教えてね」


「困ってる人はどれくらい?」


「5,6人かな」


 


「嬉しい人は?」


「10人」


 


「そんなの無理だよ〜って人は?」


「1人」


 


「やればできるかも〜って人は?」


「教室半分くらい」


 


 


 


「じゃあやりたいんじゃないの〜!」


とは言いませんでした


それはジャッジになるからです


 


あなたの心が自由に感じたことを


私はジャッジしない


そういうメッセージを届けたいと思いました


 


 


とはいえ


レッスンの中では思いっきりジャッジしたことも


言ってますけどね(笑)


 


 


でも少なくとも


being=感情、気持ちに対しては


一緒に受け止め


一緒に味わえる先生でありたいと


思っています


 


 


あとでその生徒さん


私にそう言われたことを


お母さんに


ニヤニヤしながら話していたそうです(笑)


 


 


 


さあ!私もこの発表会という「枠」のなかで


「成長したな」と感じられるように


 


 


がんばります!!


 


 


まずは脱ギリギリ族(笑)


もうすでにギリギリやわ〜\(//∇//)\


 


 


 


 


 


皆様


今日もお読みいただきありがとうございます


 


日下部亜希子


 


 


 


 


 


 


 


 



  


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