藤原 恵津子
一周まわって元の位置
皆様 こんにちは
可能性開花トレーナー藤原恵津子です
私は言葉の習得がかなり早かったのか、2歳以前の記憶がいくつかあります。
(言葉の習得の早さと記憶の古さは比例しています)
物心ついたころ、好きだった一人遊びがありました。
それは、お布団の中でうつぶせになり、両手のひらを下に向けて枕の上に置き、そこに顔を伏せて目をつむることでした。
瞼の裏に、色とりどりのいろんな模様が浮き上がり、それが様々な形に変化するのです。
不思議で面白くて、一人でそうやってよく遊んでいました。
しかし、5歳ごろから、浮き上がってくるいろんな模様に意味付けをしてしまうようになり、純粋に浮き上がる模様をそのまま見ることが出来なくなりました。
虹みたいだなとか、ネコみたいだなとか、知っているものに勝手に当てはめてしまうのです。
すると今までのように純粋に楽しめなくなり、面白くなくなりました。
何とか今までのように、浮き上がってくる模様をありのまま見ようとしたのですが、気を抜くと何かに当てはまてしまうのです。
なんだかおもしろくなくなって、それ以降その遊びはしなくなりました。
なぜ、あの時期を境にそうなってしまったのかと、大人になってから気づいたことがあります。
きっと、4,5歳ごろに一気にいろんな知識が増えて、自我意識とともに思考が働きだしたんだろうなと思いました。
脳の成長過程からみても、5~7歳で思考が発達しますからね。
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子どものころ、何をするにも「考える」ということを教育されてきました。
学校の成績も、知識と思考で評価されます。
論理的に考えることが求められます。
幸か不幸か、本は大好きだったので、あらゆる本を読みまくりました。
百科事典が大好きですが、家になかったので、お隣に入りびたり、隅から隅まで読みました。
そのころの知識がもとになっていて、今の仕事にもとても役立っています。
私にとって、頭の良い人というのは、知識が豊富で論理思考ができる人で、だからそのような人にとても憧れ、そのようになりたいと思っていました。
だから、若いころは、頭の空白を理論と知識とそこからくる論理で、隙間なく日常的に埋めていたように思います。
常に出来事を思考で捉え、目標を決め、論理的に答えや解決策や行動を導き出し、そのような生き方をしてきました。
隙間ができると「アホ」になると本気で思っていました。
言い方を変えると「今ここ」に生きられていなかったと言えます。
どの瞬間も常に思考していたなと。
脳は思考と感覚を同時に処理できません。
思考しているとき、本当の意味で「生きる」醍醐味を味わえていないのです。
思考は、その時あるものを考え意味づけてしまいます。
いったん意味付けられると、それは現実世界に投影されその世界が展開します。
前に「ローカルバス路線乗り継ぎの旅」の記事で書いたような、太川陽介さんと同じ状態。
達成した瞬間は、達成感はありますがそれは一瞬。
ゴールに時間内に到着した喜びは、毎回1回こっきりのテレビの世界だからこそで、あれが日常だと達成したことは当たり前になり、次の目標ができるのです。
これは無間地獄ですよね。
つまり、思考して、望む世界を実現していく生き方をすると、実際に生きている「今ここ」という瞬間は、常に未来のステップになっちゃうんですよ。
そして、思考によって作られた願望を実現した時、そこに恒久的な幸せはなかったんですよね。
それに気づき始めても、幼いころにできた「思考は大切だ」と信じてきたものを簡単に手放すことはできませんでした。
私の感覚は「思考じゃない」と教えてくれていたんですが、それは感覚であって論理的な思考ではなかったので、無視していたんです。
結果、思うような結果を出せなくなってしまって「もう無理!」っていうぐらい苦しい状態になりました。
それは、10年以上前の話ですが、その時、これまで信じてきた「思考」を手放さざるを得なくなったんです。
(それがわからなくて自殺したりウツになる人も多いですね)
そこから世界が変わりはじめました。
その時に「幸せは思考の先にあるものではない」ということを体験しました。
私たちの中のエゴがあればあるほど、それを守ろうと思考が働きます
しかし、それは却って苦しみを生みます。
本当の人生の楽しさは違うところにあるのです。
幼いころに好きだったあの一人遊びが、すべてを教えてくれていたのかもしれません。
あ、今なら幼かったあのころのように遊べるかも!
参考までに
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