藤由達藏
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「あなたのがんばりをいつも応援していますよ、という声に耳を澄まそう!」【夢が実現するメルマガ】第286号

2022/11/28配信


「あなたのがんばりをいつも応援していますよ、という声に耳を澄まそう!」【夢が実現するメルマガ】第286号



皆様へ


おはようございます!!
夢実現応援家®の藤由達藏です。



■今回からはじめて購読される方へ。


当メルマガは、毎号「こってり」した内容をお届けしています。じっくり読んでいただくと、味わい深い記事ばかり掲載しております。バックナンバーもお楽しみの上、おなじみになっていただけたら嬉しいです。


「こってり」とはどういう意味か? それは読んでいただけるとわかると思います。


どうぞよろしくお願いいたします。


▼「夢が実現するメルマガ」バックナンバー
https://www.reservestock.jp/page/backnumbers/MTY4OGFlN2ExZ


 



第286号 目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■1■「坂本さんと光田さんの共鳴領域にやられた!」(藤由達藏)
■2■「クロスズメバチからのメッセージ」(八川まどか)
■3■ 連載『我と汝・対話』を読む・第133回
 「強く心を動かす言葉の語り手に対しする責任」(藤由達藏)
■4■試しできます! 夢実現応援の対話(藤由達藏)
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◎新刊、是非ご覧下さい!!


今年二冊目の新刊、累計17冊目となる著書が、好評発売中です!


『「すぐやる人」になる一番かんたんな方法』(藤由達藏著 ぱる出版)
https://www.pal-pub.jp/book/b10024769.html


まあ、著者が自分で「好評発売中」と言っているのは、ご愛敬として、是非とも皆さんのお手にとっていただきたいという思いの表れだとご理解戴ければ幸いです。



何分にも、ビジネス書・自己啓発書では、毎日たくさんの新刊が発売されています。ぼやぼやしていると、すぐに他の新刊に埋もれてしまい、見向きもされなくなってしまうというのが厳しい現実です。


毎回そうですが、全力で書かせていただいています。
それもこれも、あなたの手にとっていただき、少しでもお役に立たせていただきたいからです。
書店の店頭から消える前に、是非ともお手にとってご覧下さい。


今回の出版に合わせて、毎日のように短い動画をつくってYouTubeで公開しています。まだまだ視聴者数は少ないかも知れませんが、ひとえに、新刊を多くの方に読んでいただきたいからやっています。


◎GonmatusのYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCWL_o0AnrITtJGKy7tkMB9w


すぐに全国の書店様に入荷するかといえばそうでもありません。是非、お近くのリアル書店で取り寄せをしていただければ幸いです。


今回も、特典無料動画セミナーを用意しました。結構濃い内容のセミナーとなりました。本文記載のASB(いわゆるワーク)をセミナーさながらに、一人で取り組める動画も用意しています。それもお楽しみにしてください。


では、早速お近くの書店にお買い求めください。


『「すぐやる人」になる一番かんたんな方法』(藤由達藏著 ぱる出版)
https://www.pal-pub.jp/book/b10024769.html



 


◎読書の秋到来!


もういよいよ年末です。


「今年は何冊くらい本を読んだろうか?」


そんなことを考える時期ではないでしょうか。年末は忙しい上に、忘年会や納会などが目白押し。ぼやぼやしていると、何も学んだり吸収したりすることなく、年明けを迎えてしまいます。わずかな時間でもいいので、本を読んで、智慧と勇気を充電しておきたいものです。

「何を読んだらいいかわからない」


そうお思いのあなたにオススメなのが、拙著『人生を変え夢を実現させるための読書術』(ユサブル)です。読書の楽しさや奥深さについて書いたものです。本書をきっかけに読書の楽しさを深く理解して、いろいろな本を読み始めていただければ幸いです。


『人生を変え夢を実現させるための読書術』(藤由達藏著 ユサブル刊)
https://amzn.to/3fzttS3



内容の一部
・「専門分野以外は入門部分だけを読めばいい」
・「人に言えないような本を読んでみる」
・「本の中の対立関係を意識する」
・「現代詩はアイデアの宝庫」
・「積ん読の効果」
・「速読を目指すよりマイペースがいい」
・「読書は体験と心得る」
・「忘れても問題はない」
・「興味のない分野にヒントがある」


 


 


 


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■1■「坂本さんと光田さんの共鳴領域にやられた!」(藤由達藏)
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■『高次元世界へ還る道』(徳間書店)の出版記念講演会


先週の水曜日23日は、ある講演会に行ってきました。


それは坂本政道(さかもとまさみち)さんと光田秀(みつだしげる)さん共著の新刊『高次元世界へ還る道』(徳間書店)の出版記念講演会でした。



坂本さんは、ヘミシンクを日本で普及するアクアヴィジョン・アカデミーの代表で、私自身アクアヴィジョン・アカデミーのヘミシンク・トレーナーなのでよく存じております。


光田さんは、NPO法人エドガー・ケイシー・センターの会長で、日本でエドガー・ケイシーの思想や食事療法を普及されている方です。数年前に「ケイシーを通してバガヴァット・ギーターを学ぶ」というセミナーに参加して、光田さんの講義を直接拝聴したことがあります。



(画像:エドガー・ケイシー 出典:http://yorozu-cl.com/Edgar-Cayce-therapy.html)


今回は、新刊の内容に連動したお話が聴けるということで楽しみにして参加しました。これはきっと面白いということで、お弟子ちゃんにも参加を呼びかけたところ、都合の合う二人が参加して、Gonmatus一門としては私を含めた三名が参加することになりました。



 


■ヘミシンクとケイシーの共鳴領域


講演の内容は、坂本さんと光田さんがそれぞれ一時間強の持ち時間を単独でお話しされ、その後休憩を挟んでお二人に対する質問の時間が設けられていました。13時半にスタートし16時半まで、あっという間の三時間でした。



(画像:ヘミシンクを開発したロバート・モンローの2冊目の著作邦訳版)


ヘミシンクでは、「私は物質を超えた存在です」で始まる文章をアファメーションとして使い、エドガー・ケイシーは、その「普遍的意識(ユニバーサル・コンシャスネス)」からのリーディング・メッセージから、私たちが「永遠不滅の高貴な魂」として輪廻しながら霊的上昇・魂の成長をし続けていることを示しています。


ヘミシンクはそのような世界観を、音響技術によって自ら体験し、自ら確かめていくことができ、エドガー・ケイシーは、そのリーディング内容が実証可能な情報であることで、誰もが検証することができます。


ヘミシンクでは、「信じるという状態から知るという状態になりなさい」と教え、エドガー・ケイシーは「まずは信じてやってみなさい」と教えます。


これまで馴染んできたヘミシンクとエドガー・ケイシーの話を聴いたところで、両者の共通する部分が強調されて胸に伝わってきました。


それは、


「私たちは物質を超えた存在であり、永遠不滅の高貴な魂である」


という考え方でした。


ともに似通ったところがあり、その重なるところが共鳴し胸に迫ってきたのです。


これまでにも、人間は「物質を超えた存在」、つまり霊的な存在であると考えてきました。しかし、現実生活をしていれば、物質次元のあれやこれやに心を煩わされてしまうのも事実です。


今回、お二人の講演を聴いて、あらためて、自分が「生き通しの命」であり「永遠不変の高貴な魂」であり、「物質を超えた存在」であるということを胸に刻んで、生き直そうという気持ちになりました。




■アムロとガンダムの関係


かつて、モンロー研究所の「ガイドラインズ」という五泊六日のプログラムに参加したときに、誰もが複数の非物質の知的生命体がガイドしてくれていて、その中の中心的なガイドがそばにいるという実感を得たことがありました。


プログラム終了後数週間は、道行く人とすれ違ったり、駅のホームにいる沢山の人の頭の上に、ガイドを象徴するようなエネルギーのようなものを感じることがありました。目で見える肉体的な存在ではなく、それを超えたエネルギー存在であることが、なんとなく感じられ続けたのです。



ヘミシンクを通じて、様々な体験をしてきましたが、それこそまさにさまざまなので、自分の存在が非物質存在であることを強く感じることもあれば、そうではなく今生の肉体的存在として感じられることもあります。そうした揺らぎの中で、今回はあらためて、非物質的、霊的存在としての自分を実感させられたというわけです。


そんな認識にいたる前段階が講演会の前にありました。それは、日頃やっている武術の運動です。自分の理想的な動きを想定しながら稽古する中で、自分のやっていることは、アムロがガンダムを自在に操縦できるための訓練しているのと同じことかも知れないという思いでした。


ガンダムに乗るアムロが、戦闘するガンダムの主人です。アムロが主でガンダムが従。ジオン軍から見ると、ガンダムにしか見えず、パイロットが誰かは外から見えません。



(画像出典:http://www.gundam.jp/tv/index.html )


アムロの腕前が上がればガンダムは巧みな動きをすることができます。あくまでもガンダムは従で、アムロが主です。


それと同じように、武術を稽古するときに、この肉体はガンダムと同じように従なのです。では主体は何か。それが物質を超える存在、霊的存在、非物質の存在、あるいは意識と呼ばれる、私です。そういうことに思い至っていたのです。


「ああ、私は肉体というガンダムのパイロットか」


と。


このことを大本教の出口王仁三郎は端的に表現して「霊主体從」と呼びました。言い得て妙です。「霊が主で、肉体が従」。国家的弾圧のもと、解散させられた大本教は、近代文明を「体主霊従」だと言って批判していました。それは別名唯物論とも呼ばれます。



近代科学にもとづく、現代社会およびそれを構成する国民を教育する教育課程には、霊だとか非物質の存在というものは想定されていません。唯物論という言葉は出てきませんが、世界を物質的存在としてしか見ないという点では、現代社会は唯物論的な世界です。


だから「生き通しの命」とか「霊主体從」というと、「頭がおかしい」と言われたり、大きな声では言えないものと思われることが多いでしょう。


それでも、正月に神社やお寺に詣でるし、お彼岸やお盆には法要をするし、行く年来る年ではかならず全国各地の寺社が映されるのです。


現代社会の公式見解は、唯物論に基づき、物質を超えた世界観は非公式的なものとしてしか扱われなくなっているのです。



■世界をどのように観るか


スティーヴン・R・コヴィー著『7つの習慣』(キングベアー出版)のはじめに語られるのは「パラダイム」の話です。世界をどのように観るか、それを世界を観る「パラダイム」といいますが、どのようなパラダイムで観るかによって、世界の現れ方が変わり、私たちの対処の仕方も変わるということを言っています。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
誰しも、自分は物事をあるがままに、客観的に見ていると思いがちである。だが実際はそうではない。私たちは、世界をあるがままに見ているのではなく、私たちのあるがままの世界を見ているのであり、自分自身が条件づけされた状態で世界を見ているのである。
(『完訳 7つの習慣 30周年記念版』スティーヴン・R・コヴィー著 キングベアー出版)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・



世界中の基層の文化や伝統、あるいは民族伝来の宗教などには、霊や非物質的存在という考えはありました。現代に生まれたヘミシンクや、近現代に生きたエドガー・ケイシーも霊的存在を前提にしています。そのような「パラダイム」にのっとって世界を観るとき、それは唯物論の「パラダイム」に依るのとはまったくちがって世界が立ち現れます。


私は、ヘミシンクをやっていながらも、物質的に考えたり、非物質的に考えたり、と、ふらふらしてきたような気がします。今回の講演会は、そんな自分に一本の筋を通されたような気がするのです。


「私は物質を超えた存在です」


まさにヘミシンクのアファメーションが言うとおり、非物質的なパラダイムで、生きていこうという気持ちを新たにしました。


今回、あらためて坂本さんと光田さんという二人の高いエネルギーを間近に感じて、二人のエネルギーの共鳴によって、上記のようなことを深く感じ入るにいたりました。


この感動の余波を、次回も少し書き綴っていこうと思います。
お楽しみに。


 


 


 


 


 


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■2■「クロスズメバチからのメッセージ」(八川まどか)
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皆様、おはようございます! 八川まどかです。



(写真0)


先日、思いがけず蜂に刺されてしまいました。


具体的にどんなことがあったのか、「嘘のような本当の話」を振り返ってみたいと思います(笑)



■蜂との遭遇


それは週末の朝の出来事でした。


冷え性の私は、朝起きて直ぐにヒートテックレギンス(保温効果のある足首までのタイツ)を履くのが習慣なのですが…履いた瞬間「ズッキン!!!!!」左もも裏に激痛が走ったのです。


最初は繊維にトゲか何かが絡まっていて、それが刺さったのではないかと考えたのですが、度を越した激痛に耐えかねて一旦レギンスを脱いで患部を見てみると…なんと中から2センチほどの蜂が出てきたのです!


「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」


思わず大声で叫びました。


う、う、う嘘でしょ!? わわわわ、わたし、は、蜂に刺されたの!? 


っていうか、レギンスの中から蜂が出てくるって、、、こんなこと、あるのぉぉぉぉぉぉ!?


激痛とショックと恐怖で完全にパニック状態! 事実を受け止めきれない間にも、患部から左半身全体にぶるぶると震えが走り、心臓がバクバクと鳴り始めてきました。


「これは、もしや蜂の毒!?」


その瞬間、レギンスの中にいた蜂が部屋を飛び回り始めました。


「ギャァァァァァァァーーー」


まさに “泣きっ面に蜂“


自分でも聞いたことがないような妙な叫び声を上げた瞬間、ふと気づきました。


(だだだ駄目だ。私が騒いで暴れたら、この子も警戒して襲ってくるに違いない!)


とにかく、先ずは蜂を部屋から追い出そうと部屋中の窓を開けました。すると、蜂は飛び回るのを辞めて部屋の壁にピトっとくっ付きました。


(殺虫剤を持ってこようか、、でも取りに行っている間に見失ってしまうかもしれない。それに、撒いている間にまた襲ってくるかもしれない)


身体の震えと激痛と恐怖を堪えながら、壁に止まったまま動かない蜂と対峙しました。



(写真1)


 


■蜂の気持ちを味わってみる?


とにかく気持ちを落ち着かせようと呼吸を整えているうちに、何故か「今の『蜂の気持ち』ってどんな感じなんだろう?!」と考えはじめました。


レギンスの中にずっといた訳だから、外に出たくても身動きも取れずに真っ暗闇の中、怖くて辛かったのではなかろうか!?


やっと外に出られると思ったら人の足に圧迫されて、思わず「一刺し」したものの、蜂って人を「一刺し」したら「死ぬ」んだよね…


ってことは、もう人を襲う可能性もないし。この子はもう、息も絶え絶え。


どういうわけか、頭に浮かんできたのは「鬼滅の刃」の1シーン。



(写真2:『鬼滅の刃』1巻・第1話「残酷」より)


「辛かっただろうに…ごめんね。こんなところ来たくなかったよね。せめて、生きて、生きて外へ出してあげるからね。」


目の前にいる蜂に対して慈悲の心が芽生え、言葉をかけている自分がいました(笑)


蜂が微動だにしないことが分かると、すかさずクイックルワイパー(長さ1メートル強ほどの掃除用具)を持ってきて、ヘッドの先にちょこんと蜂を乗せ、窓の外へ出してやりました。



(写真3)


 


■目の前の現状を把握する


その後、直ぐにスマホで「蜂に刺された・対処法」と検索。


まずは針をピンセットで抜く、流水で毒を洗い出す、その後は抗生剤の入った軟膏を塗る、もしも具合が悪くなるようだったら病院へ行く、といった手順が記されており、半泣きになりながら処置を施しました。


その間も小さな震えと患部の激痛は治らず、歩くにも激痛が走りました。


「やっぱり『毒』なんだ。」


そう考えると益々気が遠くなりそうでしたが、こうしちゃいられない。


蜂が壁に止まっていた間に、後でどんな種類の蜂なのか? それは猛毒を持っているのか? を調べるために撮影をしておきました。


検索してみると、毒はあるもののそこまでの猛毒を保有していない「クロスズメバチ」だったということが判明。


現状が分かってくると、少しずつ落ち着きを取り戻すことができました。


 


***


その日のお昼は、毎月一回達藏師匠と共に開催している懇親会「ミャンマー料理を食べながら夢と希望をシェアする会」を予定していました。


何とか間に合うように! と思ったものの、「いや待てよ。これは緊急事態だよね。」と思い直した途端、急激な眠気が襲って来たのです。


実はその日の前日は、10月に続き、11月に再入院した母の手術が無事に終わったばかり。それまで張り詰めていた気持ちがおさまり、徐々に落ち着きを取り戻し始めていった真っ最でもありました。


「あぁ〜疲れてるんだ。少し休もう。」


そのまま3時間くらい眠りにつくことに…(※)


目が覚めると、患部の痛みも和らいで普通に歩けるようになり、身体の疲れも抜けていました。



(写真4)


 


■メッセージを受け取る


今回のメルマガで皆様にお伝えしたかったことは、端的に言うと「寒暖差がある中にも小春日和が続くこの季節、都心であっても蜂をはじめとする虫が潜んでいる可能性もあるので、洗濯物を取り込む際にはパタパタ叩くなど十分に注意をしてみてください」ということでした。


「洗濯物を取り込む時には、虫がいないか注意・確認するのよ!!」実はこの言葉は、入院中の母からよく言われていたことでもありました。


私は他人からの忠告はよく聞くくせに、殊に母親からの忠告は適当に聞く癖があったのです。


何となく、「うるさいなぁ…そんなこと言われなくても分かってるよ」と素直になれない自分がいました。


もしかしたらクロスズメバチが命をかけて教えてくれたのは、「まどかさん。ちゃんと休養を取りましょう」そして、「もうそろそろ、お母さんの言うことを素直に聞いてみたらどうなんだい?」というメッセージだったのかもしれません(笑)



(写真5)


おかげさまで、母は予想以上に早く退院することができ、蜂に刺された話も「笑い話」の一つとしてシェアすることができました。


この 2ヶ月。母の入退院と手術によって得られた経験は私にとってかなり大きく、「新しい生き方」をも考えさせらる転機となりました。


「クロスズメバチからのメッセージ」


今回起きた偶然の出来事も、しっかり受け止めて、この年末は一年をじっくりと振り返りながら2023年以降の糧としていきたいと思います。


 


***


今回のメルマガでは「クロスズメバチからのメッセージ」と題して、気づいたこと感じたことを綴っていきました。


(※)ちなみに私は蜂に刺されても、たまたま適切な処置と睡眠によりケロリと治ってしまいましたが、本当に具合が良くない場合は直ぐに病院へ行った方が良いかもしれませんので、くれぐれもご注意くださいね。


皆様が気づいたことや感じたことは何かありましたか?! よろしければ、ご意見・感想などを頂けたら幸せです。宛先はgonmatus@gmail.com まで。お待ちしています。


そして、皆様の夢の実現を心より応援しております📣✨


 


***


\ 12月21日(水)20時より「ウェルビーイング研究会 003 〜2022年 振り返りと感謝〜」オンラインイベント開催&初回無料ご招待のお知らせ!!/



(写真6)


「成功したから幸せなわけではない。幸せが成功確率を上げるのです。」


心理学者のショーン・エイカーの言葉です。


このワークショップは、ウェルビーイングについて学びながら自分なりの幸せについて深める「あなただけの時間」。みんなで一緒に、ウェルビーイングについて楽しく深めていきましょう♬


 


【概要】


講座の前半では、ポジティブ心理学に基づいたウェルビーイングに関する知識・情報を、お伝えしていきます。後半は参加者の皆さんとともに内省力を深めるための対話をグラフィックレコーディング(文字、色、絵などを使って可視化する技術)を交えながら行っていきます。継続受講して頂くことにより、ウェルビーイングに関する知識がえ、ご自身の内省力を深めていくことができます。


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《詳細・お申し込みは、コチラから》→ https://peatix.com/event/3420366


皆様のご参加を心よりお待ちしております!!


 


 


 


 


 


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■3■連載『我と汝・対話』を読む・第133回
 「強く心を動かす言葉の語り手に対しする責任」(藤由達藏)
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この連載では、オーストリア生まれの宗教哲学者マルティン・ブーバーの『我と汝・対話』(岩波文庫)( https://amzn.to/3fZZeQw )所収の論考「対話」の中から一節を抜き出して、現代に生きる私たちに役立つ智慧を吟味していきます。


前回に続いて今回も、「対話」第一部の最終節、第12節「道徳と宗教」を読んでいきます。


ブーバーは、「自己責任」と「対話的責任」について論じていきます。どちらの責任も、私たちが普段使っているような意味ではありません。特に「自己責任」は、昨今の日本で語られる「自己責任」のことではありません。


日本では、危険な地域を訪問して死傷した場合、「それは自己責任だ」と言ったり、「ギャンブルにのめり込むかどうかは自己責任だ」と言ったりします。そのような言葉の使い方とはまったく違った意味で「自己責任」という言葉が出てきます。


ブーバーの文章にのっとって、それぞれを理解し、その違いについて考えてみましょう。




■「自己責任」


まず、「自己責任」について、次のように述べています。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<自己責任>は、<自己>が責任を感じて絶対的なものの中にはいって透徹するようになるときのみ、実在性をもつ。
(P.202『我と汝・対話』「対話」第一部第12節「道徳と宗教」岩波文庫)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「対話的責任」と比したとき、「自己責任」というのは、次の二つの条件が揃ったときに実在性をもつのだと書いてあります。


・<自己>が責任を感じる
・絶対的なものの中にはいって透徹する


<自己>が責任を感じるというのは、それほど難しくないと思います。自分が主体的に、何かに対して何かをしなければならないと感じる、ということです。


「絶対的なものの中にはいって透徹する」というのは、わかりにくいですね。


「絶対的なもの」=原理、原則、掟、仕組み、システム


このように置きかえてみるとどうでしょうか。「原理に照らしてみれば、○○をしなければならない責任を感じる」とか「原則に従わなかったことに対して、償わなければならないという気持ちを感じる」とかのイメージが出てきます。



その原理原則の体系の中に、身を入れて、その中で己が透き通る。原理の中で丸裸になったような気持ち。恥じ入ったり、責任を感じたり、逃げ隠れできない感覚を得る。その結果、なにがしかをしなければならないと強く思ってしまうのです。


それが「自己責任」が実在性(実際にあるということ)を持つ条件です。ここではひとまずそのように受けとめておきましょう。次に観る「対話的責任」の指し示すものと比較するときに、その輪郭がもっと明瞭になるはずです。



■「対話的責任」


次に「対話的責任」を対比的に語ります。


自己責任は、自己だけが存在しています。自己が「絶対的なもの」つまり原理や原則を参照し、責任を果たそうとするのが「自己責任」です。


これに対して「対話的責任」には、対話の相手が必要となります。ただし、その相手は誰であるかを問うものではない、と但し書きをしています。誰に対する対話であっても構わないのです。誰かに対する応答。それが対話だからです。



このことをブーバーは、


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しかし、現実の対話の責任を果たすものは、彼が答えるその言葉の語り手の名は何であるかを問う必要はない。
(P.202『我と汝・対話』「対話」第一部第12節「道徳と宗教」岩波文庫)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


と書いています。非常にわかりにくい文です。


「現実の対話の責任を果たすもの」とは、私たち1人1人のことです。つまり<われ>です。<われ>が「対話」の責任を果たすのです。


「彼が答えるその言葉の語り手」とは、ここでいう「彼」は<われ>であり、「その言葉の語り手」は、<われ>の対話の相手のことです。


対話の相手はなにがしかを<われ>に語りかけてきます。その言葉に<われ>は答える(応答する)という場面を想像してください。そのような対話において、相手が誰であるのか、その相手の名前はなんであっても構いません。とにかく、相手がいるということが「対話的責任」の条件だ、と言っているのです。



■言葉の実在性


私たちが対話の相手(=語り手)を認識するのはどうやってか、ということにブーバーは注目します。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
彼の方に向かって迫り、入り込み、内面の抑揚をも示しつつ、彼の心の奥まで動かす言葉の実在の中で、この語り手の存在を感知する。
(P.202『我と汝・対話』「対話」第一部第12節「道徳と宗教」岩波文庫)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「彼の方に向かって迫り、入り込み、内面の抑揚をも示しつつ、彼の心の奥まで動かす」という一連のフレーズはすべて「言葉」を形容しています。「言葉」を主語にして、形容部分を述語にして言い換えると、


・言葉は彼(=<われ>)の方に向かって迫る
・言葉は彼に入り込む
・言葉は内面の抑揚をも示す
・言葉は彼(=<われ>)の心の奥まで動かす


となります。


これらの文を一連の形容句にまとめているので、表現が長くなっているだけです。要は、<われ>に強く影響を与える「言葉」ということです。



 


その「言葉」の実在性、とは何でしょう。


表現が抽象的ですが、これも言い換えるならば、<われ>に影響を強くあたえる言葉が実際にある、ということを示しています。「言葉が実際に存在していること」と言い換えてもいいでしょう。


力強い言葉がそこにあることによって、その言葉を発した語り手の存在を、<われ>は感知するのです。


そこに私に向けられて発せられた言葉がある。言葉があるから、その言葉の主の存在(=そこにいること)を私たちは感知する、と言っているのです。


・・・・・・・・・・・・・・・・
そのときひとは<神>がここにいますことを、自己の全力で斥けるかもしれない。しかし対話の厳粛な秘蹟の中で神を味得するのである。
(P.202『我と汝・対話』「対話」第一部第12節「道徳と宗教」岩波文庫)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そこに言葉が実在する(実際にそこにある)ことによって、<神>がそこにいらっしゃることに気づきながらも、それを全力で斥け、


「そこに神なんているはずないだろう」


と嘯(うそぶ)くこともできるかも知れません。しかし、「対話」の持つ神秘的な有り様によって、思わず知らず「神」をよく味わって理解してしまうのだと、ブーバーは語っています。



■言葉には語り手がいる


たとえば、


「皆様、いつもがんばっていますね!」


という言葉の書かれた付箋があったとします。



それを観たとき、どう感じるでしょうか。


「誰が書いたんだろう?」


そんな感じでしょう。そこに言葉があるということは、それを書いた人がいるはずです。匿名であれば誰かを特定できないけれども、それでも誰かがいるはずです。


対話の場合、口頭においては必ず誰かがいます。対話の相手が誰であろうと、その対話の相手に対する責任を感じるというのが「対話的責任」の本質です。


語りかけている存在が<神>であるかどうかについて疑いを持ち、それを全力で斥けたとしても、真の対話、ブーバーがいうところの<われ-なんじ>の関係における対話が成立するとき、その対話の持つ奇跡的な性質によって、私たちは、<神>を味得(よく味って理解する)してしまうのだとブーバーは主張しています。


このような分類をした上で、この節のテーマである「道徳と宗教」について、論を進めていきます。


今回は、ここまでとし、続きは次回とします。
引き続き、ブーバーの論を丁寧に観ていきます。
次回もお楽しみに。


 


 


 


 



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■4■ お試しできます! 夢実現応援の対話
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株式会社Gonmatusでは「夢実現応援の対話」を提供しています。これは、米国発の「コーチング」という技術をベースに、Gonmatus代表の藤由が「気分と視座の転換」をベースに、日本人の言語感覚に立脚し、独自に編み直した対話技法です。あなたの「心躍る未来像」を実現する「なせばなる道のり」をともに歩んでいきましょう。そのための「最初の一歩」を探るのが「夢実現応援の対話」です。


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【編集後記】
●先日、妻と一緒にJOY-POPSのライヴ・コンサートに行ってきました。JOY-POPSというのは、元ストリート・スライダーズのハリーこと村越弘明さんと蘭丸こと土谷公平さんのユニットのことです。根っからのスライダーズファンである私たち夫婦は、待ちに待ったライヴを楽しみにしてビルボード東京に向かったのでした。スライダーズ時代からのファンは、みな五十歳代以上だったでしょう。観客席から上がる黄色い歓声や野太い応援の声は昔のままでした。目を閉じれば、誰もが20歳代。ハリーは肺ガンを患っていましたが、一年ほどの療養後、見事復活。先日のライヴでも、パワーアップした歌声を披露してくれました。●あらためてJOY-POPSのライヴを楽しみ、感じたことは、「自分らしくあるだけで、ファンが喜んでくれる立場にある彼らは、とても素晴らしく、かつうらやましく、将に理想的な生き方だなあ」ということでした。メジャーレーベル時代のスライダーズでは、恐らく売れる楽曲をつくることが求められていたでしょう。求められつつも、自分たちの音楽を追究できていたのかもしれません。しかし2000年に解散後、メンバーは各々インディーズで活動。メジャーレーベルのしがらみをもたぬ自由さで、ハリーは楽曲をつくってきました。ヒットチャートには載らないようなメロディーかもしれません。それでも、コアなファンにはたまらないのです。どんな楽曲でも、出してくれたらOK。ライヴなら是非とも行きたい。そんなふうにファンに愛されている彼らはとても幸せだろうと思います。そんなバンドに出合えて、私も嬉しいです。夫婦共々スライダーズファン、ハリーと蘭丸のファンなので、末永音楽活動を続けていただきたいと願うばかりです。●さて、こうしてあらためてメルマガを読んでいただけるご縁のできた皆様の今後ますますのご健康とご多幸をお祈りいたします。次回もGonmatusのメルマガを、お楽しみに! 
(株式会社Gonmatus「夢が実現するメルマガ」編集長 藤由達藏)


 


 


 


 



  

 


 


 


 



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【3か月実践!「すぐやる人」になるためのASBオンラインプログラム】
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ご存知ですか? 藤由達藏のオンライン動画講座があることを。


テキストと圧倒的な動画で、あなたも「すぐやる人」!
そんな想いを込めて、つくったのがこの
「3か月実践!『すぐやる人』になるためのASBオンラインプログラム」です!


「ついつい先延ばししてしまうんです!」
「やろう、やろうと思っていつの間にか何年も経っていて・・・」
「あのときやっておけばなあ、ってことが多くて・・・」


PDFドキュメントと動画を使って、たのしく取り組んで、行動力をあげるためのプログラムです! オンラインで学べるので、いつでもどこでも学べます! 


・詳細は下記URLからどうぞ!
https://www.cloverpub.jp/fujiyoshiprg/index.html


圧倒的ボリュームの動画講座です!


実はこの講座、「夢実現応援技法」のエッセンスがぎっしり詰まっています。


コーチングを学びたい方、すでにコーチングをやっている方には、コーチングをするための技法を学ぶこともできる優れものです。是非、どうぞ!
皆様の今後ますますのご発展を心より応援いたします!


 



 



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耳で聴いて学ぼう!
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声優・森久保祥太郎さんのすてきなナレーションで、
拙著『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』のエッセンスが学べます!


https://audiobook.jp/product/239755



 



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 藤由達藏の既刊著作 絶賛発売中!!
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<1>『やる気の出し方』(河出書房新社刊)
 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309248813/
 「やる気がない?」
 「いいえ、やる気が出ていないだけです! やる気はあるんです!!!」
 「やる気」の仕組みと「やる気の出し方」がわかれば、毎日の暮らしが楽しくなります!


<2>『誰でもなれる アイデアの天才』(ぱる出版刊)
 http://pal-pub.jp/?p=5007
 今の世の中、何でもアイデア勝負です。斬新なアイデアが、新しい商品やサービスを生み出します。
 「でも、アイデアなんて出てきませんよ・・・」
 大丈夫です! 人は誰でもアイデアの天才なのです! ただ、やり方を知らないだけなのです。今日からあなたも「アイデアの天才」になれる!


<3>『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』(青春文庫)
 http://www.seishun.co.jp/book/20610/
 あの35万部突破のベストセラー「すぐやる人」が文庫になりました!
 多くの方が、この一冊で小さな一歩を踏みだし、人生を変えています!
 この一冊で、行動力が変わります!


<4>『たった1つの質問がなぜ人生を劇的に変えるのか』(青春出版社)
 http://www.seishun.co.jp/book/21243/
 自分の人生を変えたければ、自問自答すればいい。その方法は、「夢実現応援対話技法®(コーチング)」のエッセンスを知れば身につけることができます。本書ではコーチングのエッセンスを「3×3質問術」として紹介しています。是非、お買い求め下さい。


<5>『結局、すべてを手に入れる「すぐやる!」ノート』(青春出版社)
 http://www.seishun.co.jp/book/21935/
 なぜ、すぐやることができないのでしょうか?それは行動をストップさせている落とし穴があるからです!問題点を整理すれば、行動することは簡単。4つのステップで考えれば、必ず最初に一歩は踏み出せます!4つのステップを使ったノート術を大公開!


それぞれ書籍巻末に、無料の動画セミナー登録のURLとQRコードの記載があります。本書と動画セミナーと合わせてお楽しみください。
是非、全国の書店様でお買い求めください。


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