修善寺Cotori
Cotori通信*災害から生まれる繋がりが生きる力をくれる
2022/11/26配信
いろいろな繋がりから開催することになった今回の展示会。
営業?に行ったり、広報したり、日々の出会いや活動の中から、
Cotoriでやる意味がわかってきました。
Facebookにもあげた文章ですが、お時間ありましたら読んでください。
災害から生まれた心があたたかくなる絵本
23日から『川があふれた!まちが沈んだ日 生きる力をくれたキジ馬くん』の絵本の原画展を開催しています。
なぜ、熊本県人吉の豪雨被害から生まれた絵本をCotoriで開催することになったのか、
その意味を日ごとに感じてきています。
事前のZOOM打ち合わせの時のことです。
27日のトークイベントの翌日は、当初、画家在廊日とする予定でしたが、平日で来場者も多くは見込めないことから、外へ出てみたら、という案が出されました。
「小学校で話をしたい」という古山拓さんのご要望を受け、
夫が地元の小学校での講座を、わたしは中学校での朝の絵本ハープの時間を調整していただき、設定しました。
その話を教育長さんにお伝えしたところ、
ぜひ熊坂小学校に、との助言をいただき、
昭和33年の狩野川台風資料室もある熊坂小学校への訪問が実現しました。
夫が教頭時代に3年間勤務した学校でもあります。
夫が教頭時代に3年間勤務した学校でもあります。
打ち合わせのために、先日、熊坂小学校に伺い、貴重な資料を見せていただきました。
児童だけでも80名を超える命が失われています。
児童だけでも80名を超える命が失われています。
夫の母(義母)も、お姉さんと姪御さんをこの台風で亡くしています。
その事実は知っていたものの、今回のことで、初めて狩野川台風と向き合うことになりました。
熊坂小学校から資料をお借りして、ギャラリーにも展示をしました。児童の作文が、写真以上に状況を伝えています。

その事実は知っていたものの、今回のことで、初めて狩野川台風と向き合うことになりました。
熊坂小学校から資料をお借りして、ギャラリーにも展示をしました。児童の作文が、写真以上に状況を伝えています。

展示会初日に来てくださったのは、いつもお世話になっている、福祉分野で活躍されている三島在住の方でした。
ご主人が球磨郡球磨村のご出身だというのです。絵本の読み語りを聞いてくださり、涙を流されました。そして、熊本豪雨を伝える報道誌を提供してくださり、寄贈したいからと10冊をご予約くださいました。
熱い想いに応えたく、社団法人Cotoriとして、寄贈目的の方には寄贈先をお伝えいただくことを条件に特別価格でお渡しすることにいたしました。


両親にも聞いてもらいました。
87歳になる父は、そういえば、子どもの頃に、胸元まで水につかる大洪水を経験したことがあったと、語り始めました。
この絵本は、絵本セラピーには向かないかも、と思っていたのですが、こんなふうに、この一冊をきっかけに、過去の経験がよみがえるなど、語らいが生まれていくのだと、認識も新たになりました。
昨日みえた若いご夫妻。ご主人の言葉が心に残りました。
「災害の絵本というので、もっと重い感じかとおもったら、絵も優しくて、心が温かくなる展示会ですね。たくさんの人に見てもらいたいと思いました。」
たしかに、
災害がテーマだというと、苦しい気持ちになってしまいがちだけれど、この絵本を読み終わったときには、とても心地よい風を感じます。それはやはり、広域の人たちが繋がりながらその想いが繋がり、さらにかたちとなって現れているからなのでしょう。


防災にも文化・教育にも力を入れている伊豆市。
27日のトークイベント(会場は絵本倶楽部コトリイロに変更)には、危機管理課、子ども課の職員の方も参加してくださることになりました。市長さんは29日に古山さんと対談予定です。
全国を営業活動で飛び回る池水さんや、山本潤子さん(絵本セラピスト・くるみちゃん)のご尽力で、第一線で活躍されている著名な方々もZOOM参加してくださるそうです。
伊豆修善寺の、本当に小さな小さなCotoriが、ハートフルな方々とのご縁によって、とても大きな繋がりの中を飛んでいけることに心から感謝しています。
いつもCotoriを応援してくださるレオニダス海浜幕張店の遠藤美映さん(今回は修善寺で現地参加)
情報をシェアしてくださっているパイインターナショナルの三芳寛要さん(ZOOMでリアルタイム参加)
予定があるにもかかわらず共催してくれている大川政代さん
いつもありがとうございます。
この展示会で感じたこと、学んだこと、繋がっていく方々…。
これからも「元気に明るく一生懸命」生きていくための、大切な宝物になりそうです。
修善寺で、またはオンラインで、多くの方とお目にかかれますように。長文お読みいただき、ありがとうございました。
すべてのご縁に感謝をこめて。

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