HITキャラクトロジー心理学協会　(えいちあいてぃーきゃらくとろじーしんりがくきょうかい)Village会員（村民放送＆村民新聞）

Village会員限定通信◆村民新聞11月号◆対価を支払う

2022/11/ 1配信

皆様

こんにちは！

2〜3ヶ月に一度定期的に通っている歯医者さんで、次回の予約がもう来年1月の予約になり

受付のお姉さんと

「ちょっと早いけど、今年もありがとうございました、良いお年を・・！　の季節になりましたね」

とか言いながら今年初めての「良いお年を」の挨拶をしました。

いつも思いますが、言葉を口に出した瞬間に物事は動き出すから、今年もきっとあっという間に本チャンの「良いお年を」のシーズンになるのだと思います。

さて今月も、Village会員さま限定の山本美穂子ロングコラム〈村長講話〉からお届けいたします！

特に今月は長いので、温かい飲み物でも用意して、ゆっくり読んでみてくださいね。

村長講話

「こうなりたい」「こうしたい」「ああしたい」という願いを誰しもみんな持っていて、それを成就するためには何らかの対価が要りますが、これは人との関係にも当てはまり、対人関係で「自分ばかりが○○している」「相手ばかりが○○している」という関係性には、遅かれ早かれ必ず綻びが生まれます。

どんなに優しい気持ちからであったとしても、片方が一方的に尽くすだけでもう片方がもらうばかりだと、もらってばかりの方は、いずれ対価を払わなければいけなくなるのです。

その対価が、生きているうちにお金やモノで支払うというのはまだ軽い方で、死ぬまでその対価を払おうとしない人には、死んだ後にそのツケが回ってきます。

たとえば来世でそれを償うための人生を設定して生まれてくる---つまり、人生を通してもらうばかりのごうつくばりだった人は、次の人生ではその対価として他者に与え続けるとか、あるいはまったくもらえないとか、そのようにしてバランスを取らなければいけないわけです。（きゃー）

なぜこんな風に思うようになったのかといえば、ことの発端は、拡張と収縮のバランス。

私たちは誰しも、拡張、停止、収縮のリズムの中で生きていて、拡張が大きければ大きいほど収縮の幅も大きくなります。同じように、与えるものが大きいほど、受け取るものも大きくなるのは自然の理で、そのバランスが崩れているものには綻びが生じます。

皆様の心に触れたその場所で、誰かにしてもらうばかりでなく自分からしてあげた、与えたというものがあればあるほど、入ってくるものもまた大きくなるのです。

そのバランスをどのくらいのスパンの単位でとっていっているのか。人生を通してかもしれないし、あるいは幾つもの転生を通してかもしれません。または数年、1年、数ヶ月、それはさまざまであると思います。

若い頃、オーストラリアのシドニーに住んでいたことがあって、海外に住んでいたことのある人ならわかると思いますが、日本人のコミュニティも狭いながらにあって、みんな顔見知りになっていきます。

そんな顔見知りの子の1人が日本に帰国することとなり、私はその男の子を空港まで送ってあげました。

その彼が、空港で荷物を預けるのに余分にお金が必要だということが判明して・・でも彼は、もう日本に帰るのでオーストラリアのお金を全く持っていなかったの。だから私がその分を立て替えてあげたのです。

当時はもちろんインターネットなんてない時代ですし、気軽に連絡を取れる時代ではなかったので、私は、

「もうこのお金は返してくれなくていいから、その代わりに、誰か困った人を見たら、今日のことを思い出してその人に何かしてあげてね」

と伝え、彼は帰国しました。

でもね、結局彼は、なんとか私の連絡先を突き止め、お金を返してくれたのです。

その時の嬉しかったことと言ったら・・「美穂子さんに助けてもらったことが心に響いて、その後僕は困った人がいたら助けるようにしてるんです」って。

これ、私が素晴らしい人格者だと言いたいわけでは決してありません。

若い頃の私は、いつも癇癪を起こして怒っていて、子どものロウアーセルフのまま生きていたひどい人でした。

ただ、自分が本当にひどい人だということは自覚していて、これじゃいかんよね〜と反省はするものの、それでもそこにいてくれる周りの人たちにどう返していいかわからなかったので、せめてお金で返そうと思ってやったことに過ぎません。（余談ですが、バウンダリーの優先順位でお金の順位は低いですが、こういうことです）

お金もエネルギーなので対価の代わりにはなるから。（だからといって全ての対価にはなり得ないですが）

そんなひどい人だった時の私は、周りに対して「よこせ」と「ちょうだいちょうだい」しかしていなくて、感情的にも精神的にもエネルギー的にも、いろんなものを人から奪っていました。

なので、つまり、この頃から、それを世の中に返す・還元していくことをし始めたのです。

今、私のやっていること全てが、この「還元」です。

馬車馬のように働いて働いて、みんなに返す。でも、これをしているから安定しているのだと思います。

与えた相手に裏切られても、「それでもあなたはその人たちに与えますか？」と、いつも自分に問い続けています。

なぜなら、「与えたい」という私のエッセンスと、それをし続けることにとうの昔にサレンダーしているから。

だって、それが私のエッセンスだから。

「与えない」を選んだ時、つまり自分自身のエッセンスに自分が反発すると、当然のことながらうまくいかなくなります。

それも経験してわかっているからこそ、全てを決めるのは、外にある人やモノではなく自分自身であるということを自分に諦めているのです。

学ぶって、経験です。

「経験」という滋養をどれだけ自分に与えるか、どれだけ質の高い滋養を自分に与えることを選べるのか。

質の悪い滋養は、人を成長させるのに時間がかかりますが、質の高い滋養は、急速に人を成長させます。

それに対してお金という「対価」を払うことで、その人は、本来なら人生の中で到達し得なかった場所に瞬時に引き上げられることが叶うのです。

私は、高濃度の滋養の高い学びを創造し続け、与え続けようとそれだけをしています。

なぜなら私は、たくさんのものをもらってきたから。

そして今、皆様も感じられているかと思いますが、急速に世界が形を変えていこうとしています。

これからの時代、滋養の高い経験をしなければ、アセンションの時に古い地球に戻ります。

成長しきれなかった個体は、もっと魂を成長させなければと古い地球を選ぶからです---これは、私たちが今人間として生きているエゴレベルでの考えとは全く違う霊的なレベルで自身が決定することなので、「いや、私は戻らない」と今エゴレベルで思ったところでその通りにはなりません。

だから、自分に嘘をつかない人生を生きなければいけないし、自分の真実に沿った生き方をしなければいけないと思うのです。

「これでいい」とか、「これで生きていけるんだからいいや」とか、「お金がないからこれでいいや」という考えをベースに動く人たちは、間違いなくアセンションできずに古い地球に転生するでしょう。

私はみんなを愛しているし、みんなを連れていきたいと思ったからこそこうして滋養の高い学びを与え続けているけれども、みんながみんな、私と一緒に新しい地球に行きたいわけではないということもわかっています。

だからこそ、今この人生で触れ合っている人たちとは、優しく触れ合っていきたいとそう思っています。

だって、古い地球と新しい地球に分かれたら、もう2度と私の魂とその人の魂は出会えないから。その可能性も感じているから。

だから、優しさという私のエッセンス、与えたいという私のエッセンスを使って、今会えているうちにできる限りのことをしたい。

特に大事な人には、愛と優しさという美しい思い出を魂同士で持ち帰りたい。

「対価を支払う」というところから始めた今回の村長講話ですが、対価を支払うとは、言い方を変えると「等価交換をする」ということです。

交換をするものは、エネルギーでも、時間でも、気づきでも、喜びや愛といったものでも、等価であれば何でもいいのです。

交換するものがなんであれ、お互いがお互いにとって「よし♪」と思える、ちょうどいいバランスを作っていくことで、人間関係も、人生の流れも、そして転生を含めた魂の旅も、スムーズに流れていきます。

そしてそれをし続けることが、ハイヤーセルフを選び続けることでもあるのです。

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