大場保男
大場保男

あなたが働きたいと思うのは何歳まで?

2022/7/16配信


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皆様


 


こんにちは


50代・60代の起業を応援している大場保男です。


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7月17日から22日頃は


七十二候の「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」


 


 


生まれて1ヶ月ほど経ったこの頃は


鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える時期です。


 


 


鉄砲がなかった時代は


鷹を使ってウサギなどの狩りをしていました。


 


 


鷹狩りは高貴な人たちに好まれており


宮内庁には「鷹匠」という人たちがいたそうです。


 


 


武士たちの間でも鷹狩りが盛んに行われており、


徳川家康の鷹狩りの銅像が駿府城に建っていますね。



 


 


さて、今回のテーマは


「あなたが働きたいと思うのは何歳まで?」です。


 


 


何歳まで働きたいか?


 


 


ある新聞に


シニアの仕事に対する意識についての


アンケート調査の結果が掲載されていました。


 


 


これは、現在働いている60歳以上の男女500人


40~59歳の男女500人を対象に実施した調査です。


 


 


何歳まで働きたいかという質問では


 


 


「66~70歳」が34.9%で最も多く、


次いで「71~74歳」が22.6%


3位は「61~65歳」が21.8%という結果でした。


 


 


60歳からの理想の雇用形態は何かという質問では


 


 


トップになったのは「正社員」で39.2%


2位は「自営業・個人事業主・フリーランス」


で33.6%と3割を超える人が起業したいと回答しています。


 


 


高齢での起業には不安が多い?


 


 


でも、高齢での起業には


不安を抱いている人も多いと思います。


本当に大丈夫でしょうか?


 


 


「最近、人の名前が覚えられなくて…、もう歳だからかな~」


という声が私の周辺からよく聞こえてきますし、私自身も感じています。


 


 


心理学者のジーン・コーエンは、長年の加齢研究の結果


年長者の脳には、若年者と同等の学習能力はない


年齢とともに創造性は衰えるというような


常識はすべて間違いであると言っています。


 


 


ジーン・コーエンは次のように述べています。


 


 


○経験や学習に応じて、脳は自ら変化する。


○感情を司る脳回路は、年齢とともに成熟しバランスが良くなる。


○年長者の脳は、若年者よりも脳の多くの場所を同時に使う。


 


 


つまり、刺激や学習によって


脳自体が活発に結合を繰り返し、年齢とともに


成長し続けていくことが脳科学の最先端分野で明らかになったということです。


 


 


ジーン・コーエンは


人生の後半生を、4つの発達段階に分けています。


 


 


 第1段階 再評価段階    40代前半~50代後半


 第2段階 解放段階     50代後半~70代前半


 第3段階 まとめ段階    60代後半~80代


 第4段階 アンコール段階  70代後半~人生の最期


 


 


第1段階の再評価段階は


 ○いつかは「死ぬ」という事実に初めて向き合う。


 ○探求心や危機感に駆り立てられて計画を立てたり、行動を起こしたりする。


 ○この段階で起こる脳の変化が発達性知能を刺激し、これが知恵の基盤となる。


 


 


第2段階の解放段階


 ○「いましかない」という意識を持つことが多くなる。


  これが新たな「内なる解放感」を呼び起こす。


 ○自分の要求に従い、自分の思いや行動について発言していいのだ


  という個人の自由意志から計画を立てたり、行動を起こしたりする。


 


 


こうしてみると、再評価段階や解放段階は


知的な能力が発達しており


自分の思いを行動に移す起業の適齢期と言うことができます。


 


 


特に、自分の好きなことや本当にやりたいことを


仕事にするライフワーク起業には


最も良い年代だと言えますね。


 


 


定年前と定年後では起業への意識が違う?


 


 


実際のシニアの起業をみると


定年前と定年後では、起業の意識が違います。


 


 


定年前の人は、こんなきっかけで起業します。


 


 


○自分の先行きが見えてきた


○退職後、収入がなくなることへの不安


○自分のやりたいことと、今の仕事のミスマッチ


○再就職が難しい


 


 


一方、定年後の人たちは、こんなきっかけで起業します。


 


 


○定年後、社会とのつながりが欲しい。


○長年温めてきたアイデアを具現化したい


○共通の仲間が欲しい、居場所が欲しい


 


 


定年後の人は、


あまりアクセクせずに、自分のペースで仕事をするという


いわゆる「ゆる起業」型が多いようです。


 


 


これに対して、定年前の人は、


もっと、自分の活かしたい、やりがいのある仕事をしたい


収入もしっかり確保したいという


「やりがいも、収入も」型が多いようです。


 


 


しかし、ジーン・コーエンの脳の加齢研究の成果からみると、


定年前、定年後にかかわらず


人生の後半生こそ、自分の内からの要求に従って


本当に自分のやりたいことを仕事にして起業するのが


最も脳に働きに合っているように思います。


 


 


しかし、年齢とともに脳は発達していくにしても


体力の方は衰えていきますので


この点を留意して起業を考えるべきでしょう。


 


 


最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から


 


“本気は、細部に現れる”


 


 


今回もお読みいただきましてありがとうございます。


 



  

 


 



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