元NHK／アナウンサーの牟田祥子（むた・あきこ）です。


このメルマガが、話し方をはじめとする人とのコミュニケーションについて
考えるきっかけになり、皆様の輝きが増したら最高に嬉しいです。

テーマ：人生の主人公は自分。だからこそ「相手」を強く意識する

私の考えでは
伝わる話し方に必要な要素は

・伝えたい内容
・伝えたい気持ち
・滑舌の良さ
・適度な発声
・適当な声量

この5点が揃えば、あなたの話は相手に
とても伝わりやすくなります。

が、ここに抜けている、
相手に伝わる話をするために欠かせない
大切な要素があります。

それは、何でしょう？

このメルマガでも何度か触れていますので
お分かりになる方もいるかもしれません。

この後に答えを書きますが、
もしご自身の頭で考えたい場合は
ここで読み進める手を少しだけ止めて

どんな要素があれば、伝わる話になる？
と考えてみてください。

☆☆☆

さて、思い浮かびましたか？

皆様の話が、相手に伝わりやすくなる要素。

それは、
「相手に意識の矢印を向ける」ことです。

相手は皆様の話を理解しているか？
今言った言葉の意味、分かってくれたかな？
いまどんな気持ちで聞いているかな？

などなど、
相手の気持ち、頭の中、などに注目する
気持ちを持つことです。

この意識を持つと、
相手が分からなさそうにしていたら
「何かご質問ありますか？」と聞けるようになります。

相手が難しそうな顔をしていたら
「ちょっと難しかったですかね？」
「この辺の言葉が耳馴染みなかったかもしれませんね」
などと声掛けできるようになります。

私みたいなタイプは
分からないことがあれば
割と直ぐに手を挙げて質問しますが、
気を使ったり、恥ずかしかったりで
なかなか質問しない方も少なくないです。

人は、疑問点があると、そこで思考が止まって
そこから先、話が頭に入ってきません。

だから、疑問を解消しなければなりません。

話し手のほうが
相手に意識を向けて
「分からないことありますか？」と聞く。

この意識は、伝わる話をするために
必要不可欠な要素です。

この話を伝えたい！という気持ちが
強ければ強いほど、
独りよがりになりがちにもなります。

人生の主人公は自分。
自分に意識が集中するのは
当たり前です。
だからこそ、相手に意識を向けることを
意識的に行わないと、忘れちゃうんですよね。

ぜひ！
「相手に意識の矢印を向ける」ことを
頭のどこかに持っていてください。


最後までお読みいただき、ありがとうございます！
皆様にとって、今日も最高に良い一日となりますように☆

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