むなかた智子
【出会うだけで磨かれる”絵を見る1分” No.20エル・グレコの輝き】
((full_name))、
国宝伝道師Tomokoです。
”エル・グレコ”
〜覚え方〜
①細長く伸びた顔&身体表現
②黒に鮮やかな黄色・赤・青
そして...
③ちょっと気色悪い感じ...
これが中学2年生の時の私の”エル・グレコのイメージ”であり、覚え方でした。
今日の一枚
エル・グレコ
『受胎告知』岡山/大原美術館蔵
https://www.ohara.or.jp/collection_detail/?product_id=1
当時、私は鎌倉に住んでいて、中学2年時に神奈川県特有の県内統一テストがあった。
高校受験にも影響するテストで、美術や音楽、体育・技術家庭も含む9教科(ちなみに、97年に廃止)。
簡単に模写しながら、画家の特徴を覚えた。
その当時からずっと、エル・グレコの絵は何か好きになれなかった。
多分、黒っぽい色を使った配色が醸し出す雰囲気が、感覚的に不気味な感じがして好きではなかったし、光線のような表現も何か安直な単純な感じがして、この時代の宗教画の厳かな感じにはそぐわないような違和感を感じていた(今は、それこそがエル・グレコの評価と思えるようになったけど)。
このとても有名な画家の絵を、いつか見たいと思うことはなかった。
でも、アートサロンのメンバーのお一人が、実際にこの絵を美術館で観て、Facebookサロンに投稿してくれた。
立ち止まらずにいられない輝きがありました。
そうなんだ。
やっぱりそうなんだ。
エル・グレコは16ー17C前半を生きた画家。
織田信長がどんどん勢力を伸ばし、秀吉〜家康の時代へと代わる目まぐるしい戦国時代。
そんな時代からずっと残る名画は、生で見ると
”さすが”
と納得するのが常だ。
中学の時から忘れられないインパクトがあった、私にとってちょっと不気味なエル・グレコの作品。
サロンメンバーのお陰で、生を観たくなる。
日本にこの絵があることは奇跡と言われている一枚。
私はこうやって、行きたい場所、見たい絵、見たい景色がどんどん増えていく。
人生の楽しみが増えていく。
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どこかでずっとそう思ってたんですけど、1回目でその先入観が取り払われました。
アートを通して、自分と他の人の着眼の違いが一瞬で明らかになるワークも、すごく面白かったです!
2回目もとても楽しみにしています。


「アート」というと身構えてしまう人もいるかと思いますが、常に正解を求められてきた教育の弊害だなと思います。
もっと自由に感じて、どんなことを感じても、それが自分の中の正解なんだと思います。
たくさんのアートに触れることは、たくさんの人の人生を「感じること」
そこから、自分の人生も深まり、多様性を認められ、
それが「より良く生きるため」のヒントになると思います。
そんなことを感じられた2時間でした。
一緒に学んでいる皆さまとも仲良くなれそうで、これからの半年が楽しみです。
ありがとうございます!
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