うっちー

団地ひとり暮らし殺人未遂事件

2021/10/31配信


皆様


 


たくさんの小さな自由を取り戻し、自分の力で人生を創造する。


のほほん暮らし研究所 所長のうっちーです。


 


今日もメルマガを開封いただきありがとうございます。

 

 

 


突然ですが、来月、引っ越しすることになりました。

 

今のマンションに引っ越してからまだ1年ほどですが、このコロナ禍で、近辺の1Kマンション家賃価格が暴落しており、管理会社へ家賃交渉を行なったところ、一から契約しなおしてほしいとのことだったので、それならいっそのこと違うマンションに引っ越そう!ということで決めました。

 

 

今のところは、駅から近く、オートロックで防犯はしっかりしているものの、鉄筋コンクリートを唱っている割には上の階の足音が響き、右隣の部屋のくしゃみが聞こえ、左隣の部屋のPCマウスをクリックする音まで聞こえるという防音性能。

 

 

おまけに向かいには16階建てのマンションがそびえたち、昼間の太陽はそれに遮られ、まるで冬季の北欧にいるかのような気分を味わさせてくれます。

 

それなのに夜中は、窓の正面にある街灯が煌々と部屋の中を照らし続け、まるで新宿歌舞伎町のような明るさです。

 

 

人工的な昼夜逆転現象なのに

 

ここは

昼は真冬のフィンランド(おしゃれだから仕方ない)

夜は新宿歌舞伎町(都会暮らしだから仕方ない)

 

無茶苦茶な言い訳で自分を言い聞かせて我慢してきましたが、家賃も下がらないなら出てってやる!

 

ということで、引越しをするに至ったわけです。

 

 

 

今が最高潮にツイてない暮らしに聞こえますが、ここへ引っ越す前はさらにひどい事件を引き起こしていました。

 

 

団地ひとり暮らし殺人未遂事件です。

 

 

殺す方ではなく、殺されそうになった方です。

 

 

そもそもなんで、一人暮らしなのに団地に住もうと思ったのか?

 

 

部屋が広いわりに家賃も安く、設備も充実しており、緑が多く環境がのんびりしていて、暮らしやすそうに思えたからです。

 

こんないいところに住んでる人は、目立たずつつましくく暮らす、いい人たちに違いない

 

今振り返ると、己のお花畑思考に眩暈を覚えますが、自分は危険な目に合わないと、変な自信があったんですね。

 

 

団地暮らしを始めてしばらくは、同じ棟内に暮らす人とほとんど会うこともなく、誰がどこに住んでいるのか知らなかったので、静かで平穏な毎日でした。

 

 

それを一変させたきっかけが、コロナです。

 

 

昨年春、緊急事態宣言が始まり、在宅勤務が増え、家にいることが多くなりました。

そうすると、会うことのなかった団地内の人の顔を合わすことが多くなり、誰がどこの部屋の住人なのか、お互いにうっすらと分かるようになってきました。

 

 

そんなある夜、お風呂から出た後、真上の階の住人がベランダから何やら叫んでいるのが聞こえます。

 

言ってることはハッキリと分からなかったのですが、私の部屋番号だけはしっかり聞き取れたのです。

 

明らかに私に向けての暴言を、深夜1時、私だけでなく周りにも聞いてもらいたいように叫んでいました。

 

 

突然のことだったので、少し怖くなって警察を呼ぼうかと思いましたが、翌日の仕事を考えると早く寝ることの方が重要に思えて私はそのまま寝てしまったのです。

 

 

のんきなのか、仕事バカなのかわかりませんが、この時、事の重要性を曖昧にしたせいで、さらに事件がエスカレートしていきました。

 

 

それからというもの、故意に床を踏みつけ大きな音を出したり、ベランダをたたいて金属音で威嚇したり、小さな嫌がらせがしばらく続いた後、今度は私が入浴中に事件が起きます。

 

 

風呂場には団地棟内の通路に面して小さな窓があり、外から内の様子はわかりませんが、誰かいることは明かりを通して知ることができます。

 

いつものように夜中12時ころお風呂に入っていると、今度は通路に面した風呂場の窓の外から、例の住人の声が聞こえてきました。

 

あの時と同じように巻き舌の威嚇口調で何を言ってるのかわからなかったのですが、こんな遅い時間に水音がうるさい、というような内容だったと思います。

 

今度は怖くなる以上に腹が立ち、窓を開けて熱湯かけてやろうかと思いましたが、さすがに自分の無防備な姿をさらすわけにはいかず断念しました。

 

 

のんきな仕事バカの私も、これはもう事件だと思い、警察に伝えねば!と思ったものの、例のごとくそのまま床についてしまい、いつも通りの朝を迎えてしまいます。

 

 

朝の出勤前に、駅近くの交番へ昨夜の事件を必死に演技口調でお巡りさんへ伝えたのですが

 

 

事が起こったその時に連絡してくれないと、警察はなにもできない

 

 

ということで、あっさりそのまま会社へ行かせられ、いつも通りに仕事こなして、あの団地へ帰るのでした。

 

 

 

そして翌朝、殺人未遂事件は起こったのです。

 

 

いつも通り会社へ行こうと玄関を出て、階段を降りようとしたその時、

また例の真上の住人が突然私の後ろに現れ、今度は手にナイフを握っている姿が目に入ります。

 

 

「おい」

と声を掛けられ

 

「なんですか?」

と冷静を装って答えた後

 

 

何事もなかったように歩みを先に進め団地を出た後、駅前の交番へ一気に駆け込みます。

 

 

威嚇するのが目的で、刺しはしない、追ってはこないと思ったので、動揺を見せたら負けだと思い、姿が見えなくなるまで普段と変わらない様子を作っていましたが、交番へたどり着くまではうまく呼吸ができませんでした。

 

 

今度はさすがに警察の方も動いてくれて、警察官2人がすぐに真上の階の住人の元へ向かって話をしてくれるとのことになり、ひとまず当事者の私は、そのまま会社へ向かい、少し遅刻していつも通り仕事をこなし

 

その事件のあった団地へと帰ってしまったのです…。

 

 

こんなことがあってもいつも通りの日常を送ろうとする私を、周りは異常(馬鹿)じゃないかというのですが、とりあえず警察が動いてくれたし、これが抑止力になって暫くは向こうも動きがないだろうという算段で、自分の安全性よりも、朝ベランダに干したままの洗濯物とか、流しに放置したままの食器を優先したのです。(馬鹿は間違いありません)

 

 

ですが、帰宅後、これを友人に話したところ怒られてしまい、近くのホテルを予約したから今すぐ団地を出て、今日だけはそこに泊まってくれ、そして暫く実家へ戻ってくれ、と。

 

 

もう夜遅いし正直めんどくさいし、親にこの話するの嫌だなとかいろいろ考えたのですが、素直に従うことにしました。

 

 

真夜中、ホテルに着いて窓のカーテンを開けて、いつもと違う風景を眺めた時、はじめて安心感を覚えました。

 

 

やっと逃げ切れた、と。

 

 

この時はじめて、自分が恐れていたことに、それを我慢していたことに気がついたのです。

 

この時の安堵感は、今でも忘れることができません。

 

 

ひとりで戦っていると孤独になり、誰かに救いを求め助けてもらうという思考が思いつかなかったりします。

 

自分の感情に蓋をして、恐れや悲しさを出して人に頼ることを甘えと捉えてしまいがちになってしまいます。

 

でも、そうやって自分の感情に蓋をして自ら扉を閉ざしたままだとますます孤独に陥って問題がさらに大きくなってしまいます。

 

過ぎ去ってしまえばその感情はなくなってしまうのではなく、吐き出さない限り、いつまでも自分の中に残り続け、自分を苦しめることになるのだと、気が付くことができました。

 

 

もっと自分のこと大事にしていればこんなことにはならなかっただろうなと思いますし、周りへ頼ること、甘えることの重要性も嫌というほど思い知らされました。

 

 

コロナによる在宅勤務中、上の階の住人は団地内のどこかで私を見かけて、私が女性ひとり暮らしだと気づいたのでしょう。

 

 

自分の中にある怒りを、弱い存在にぶつけることで自分の強さを誇示したかったのか、深夜の水音被害を盾に正義を振りかざすことで、日頃のコンプレックスを解消したかったのか、彼の心情考察は尽きることがありませんが、彼もまた私と同じ感情を押し殺し、孤独を味わい続けていたのかもしれません。

 

 

そんなことで、慌てて引越し先を探してたどり着いたところが、

 

昼間は真冬のフィンランド(暗い)

夜は新宿歌舞伎町(明るい)

 

という、今のマンションでした。

 

ようやく、これらからも解消されることになり、新たな暮らしを送れそうです。

 

長い長いお話に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


 


次回もお楽しみに!


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 



  

 


 



 


 


 


 


 




 


 


 


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