ラオス、マレーシア、タイの料理を作りました〜世界の料理オンラインレッスン
皆様、こんにちは。
食のサステナビリティ研究家、サカイ優佳子です。
今日もご開封ありがとうございます。
コロナで、海外旅行はもちろん、外食も控えがち。
そんな時だからこそ、家で手軽に海外風の料理を作って楽しんでほしいという想いで始めた、月に1度の世界の料理オンラインレッスン。
今回は、タイ、ラオス、マレーシアの味をお伝えしました。
【目次】
1 タイ東北部&ラオスの、肉入りハーブサラダ「ラープ」
2 マレーシアのクチンのから〜い刺身料理「UMAI」
3 トム・カー・ガイ〜ハーブが香るコココナッツミルクのスープ
4 3品の共通点
- 油を使わない
- 共通の調味法
5 受講してくださった方からのご感想
1 タイ東北部&ラオスの、肉入りハーブサラダ「ラープ」
タイの東北部イサーン地域とラオスには、共通する食文化があります。
この地域の料理で、その美味しさからタイ全土に広まったのが、ラープという肉入りサラダです。
比較的貧しい地域であるイサーンからお手伝いさんとして、女性たちがタイ国内各地に出稼ぎに行ったことで、このラープも広まることになったといます。
日本で多く見かけるのは、ラープ・ムー(豚肉のラープ)とラープ・ガイ(鶏肉のラープ)ですが、2018年にタイの東北部の中心都市ブリラムを訪れたときは、レストランで鴨のラープなども見かけました。
炒り米がたっぷり入るのが、特徴です。
2 マレーシアのクチンの、から〜い刺身料理「UMAI」
マレーシアのクチンという街を訪れたのは、確か2000年代の中頃でした。
この土地の郷土料理だと紹介されて食べたのが、UMAIというお刺身料理。
名前から、日本人が持ち込んだものかと思って質問したのですが、そうではないとのこと。
クチンがあるサラワク州(ボルネオ島の北西部)に住むムラナウ族の伝統料理なのだそうです。
家族全員ですっかり気に入ったので、帰国後に再現できるように頑張りました。
この料理は、2021年6月にNHKでご紹介させていただきました。
NHK「かんたんごはん」
3 トム・カー・ガイ〜ハーブが香るココナッツミルクのスープ
トム=スープ、カー=ガランガル(タイで使われる硬い生姜)、ガイ=鶏肉という名前をもつスープです。
この料理は、1998年か99年、雨季で空いているタイのサムイ島に遊びに行った時に泊まったホテルの厨房で働くおばちゃまたちに作り方を習ったのでした。
それ以来、折に触れて家で作ってきました。
グリーンカレーも好きなのですが、私は実はトム・カー・ガイの方が好きなのです。
タイでは胸肉を使うことが多く、肉は硬い仕上がり(を好むよう)ですが、もも肉を使って柔らかく煮込んで作るのが我が家流です。
ガランガル(カー)
ガランガルは、少し前までユウキ食品さんが乾燥ものを手頃な価格で販売しており、近くの店で手に入れることができていました。
なんと、残念ながら最近製造中止になってしまったので、今回は生のガランガルを取り寄せました。
暑い中、皆さんに無事お届けするためにも、また、せっかく高い送料をかけて取り寄せたので無駄にはすまじと、干すことにしました。
梅雨空の下ですが、扇風機という強い味方を使えば、しっかり乾燥させることができるのです。
乾燥させてから小袋に入れて、冷凍保存しておけば、いつでも使うことができます。
(常温保存も可能ですが、梅雨の間は空中の湿気を吸い込んでしまうので冷凍庫に入れています)
トムカーガイには、上記のガランガル、バイ・マックルー(こぶみかんの葉)、レモングラスを使い風味をつけました。
こうした、ちょっと手に入りにくいハーブやスパイスは、参加者の皆さんに事前にお送りして、すぐに作っていただけるようにしています。
4 3品の共通点
油を使わない
この3品に共通するのは、どの料理にも油を使わないことです。
ラープは肉を油で炒めるのではなく、少量の水を加えて煮るように火を通します。
トムカーガイは、油で肉や野菜を炒めることなく、直接煮ます。
UMAIにも、油は使いません。
そして、どれも野菜がたっぷりです。
共通の調味法
タイ、ラオス、マレーシアなどに共通の調味法として、
- ナムプラー(魚醤)
- マナオ(ライム汁)
を使うというのがあります。
これに、ニンニクが加わったり、ホムデン(小さな紫玉ねぎ)やパクチー(香菜)、ミント、タックライ(レモングラス)、カー(ガランガル)などが加わってバリエーションも生まれます。
タイやラオスっぽい味を出したいなと思ったら、ナムプラーとマナオをベースに、あと何を加えるかと味を考えていくと、それっぽくなりますよ。
5 受講してくださった方からのご感想
今回受講してくださった方から、こんなご感想が届きました。
教室内では、料理のことについてなんでもご質問にお答えしており、今回も、自家製アンチョビの作り方や、夏の糠漬けについてなど、いろいろ話題が広がりました。
月に一度の世界の料理オンラインレッスン、過去の旅のことを思い出したり、その料理を初めて食べた時を思い出したり、と、私自身も楽しい教室なのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご感想やご質問、お待ちしています。
この講座は、ビデオ受講できます。
詳細はこちらをご覧ください。
次回は、
2021年8月29日(日)10:00~12:00
ズッキーニのチーズグラタン
スイカ入りガスパチョ(スペイン風冷たい野菜スープ)
レバノン風ひっくり返しご飯
<お送りするスパイス&ハーブ>
オールスパイスパウダー、ターメリックパウダー、シナモンスティック、カルダモン、クローブ、自家製無農薬ベイリーフ
詳細はこちらから
https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/5859
<乾物の教室>
もしもの時に家族を守る!「乾物防災食講座」
4月4日(木)14:00~16:00
4月9日(火)13:30~15:30
4月12日(金)19:00~21:00
4月20日(土)15:30~17:30
詳細、お申し込みは↓から
https://www.reservestock.jp/
乾物防災食講師養成講座
*乾物防災食講座受講済みの方、あるいは受講予定の方のみお申し込みいただけます。
*未受講の方は、2月29日より前に録画受講をしていただければご参加可能です(お問い合わせください)
1日目 : 2月29日(木)13:00~15:00(録画受講可能)終了
2日目: 4月4日(木)
https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/14146
もう野菜を無駄にしない!自家製乾物作り講座
基礎編
日程調整中
詳細、お申し込みは↓から
https://www.reservestock.jp/
野菜を自分で乾物にする方法、保存法、美味しいレシピをご紹介。
下は、講座参加の皆さんが作った乾物の写真です。
目から鱗!と大好評の「乾物マジックマスター講座」
隔週火曜オンライン開催(9:30~11:00)
乾物を使いこなせるようになると、
日々の料理が時短、簡単、美味しくなります!
5ヶ月にわたって学ぶこと
課題として料理を実際に作ってみること
で、しっかり身につきます。
詳細、お申し込みはこちらからお願いします。
お好みの一回だけの受講の他、教えることもできるようになる10回連続講座もお選びいただけます。
ご都合がつかない日は、録画で受講していただけます。
いつからでもスタートできます。
実は
「もしもの時も、もう食に関して不安はないです」
というお声も多数いただいています。
<ビデオ講座>
米粉、自家製乾物作り、乾物料理など、8つの講座があります。
一度ご購入いただくと何度でも繰り返し学んでいただけます。
ビデオ講座についての詳細はこちらをご覧ください。
<BOOKS>
著書についてはこちらをご覧ください。
イベント・セミナーのご案内
乾物マジックマスター オンライン連続講座 by DRYandPEACE
<単発受講> 乾物マジックマスター講座 byDRYandPEACE
先ずは一つ一つやりながら進んで行こうと思います。
2時間の流れも、参加者の役割も手探りでの参加でしたが、心配は杞憂に終わりました。あっという間の充実した2時間でした。
こんなにメモを取るとは思わず、途中で紙を取りに走りました!
今はびっしりととられたメモを見て、達成感をヒシヒシと味わっています。
食の本、といっても様々なジャンル、趣向があるのですね。
本を探す楽しみも増えます。
ぜひまた参加させてください。
配信停止ご希望の方はお手数ではございますが https://resast.jp/page/ss/ から解除をおねがいいたします。
メールアドレスを変更される方はお手数ですが、このメールに返信のうえ、新しいアドレスをお教えください。