「あそびごころでチャレンジするから夢が叶う!!」【夢が実現するメルマガ】第203号
「あそびごころでチャレンジするから夢が叶う!!」【夢が実現するメルマガ】第203号
皆様へ
おはようございます!!
夢実現応援家®の藤由達藏です。
第203号 目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■1■「あそびごころでチャレンジしましょう!」(藤由達藏)
■2■「わたしに生まれた、ちいさな変化(02)
〜人と同じ空間で仕事をするということ〜」(八川まどか)
■3■連載『我と汝・対話』を読む・第57回
「限界づけられたわたしの認識は、限界なく認識される存在の中に浮かび上る 」(藤由達藏)
■4■お試しできます! 夢実現応援の対話(藤由達藏)
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【告知】・・・・・・・・・・・・・・
今週のClubhouseは、本日月曜日の昼と夜、あわせて2つのルームを開きます。
1)5/17(月)12時~
「夢実現応援の部屋 月曜気分を吹っ飛ばせ!」
いつも通りお昼12時からオープンします。どうぞよろしくお願いいたします。
https://www.joinclubhouse.com/event/PbLlqJv5
2)5/17(月)21時~
「夢実現応援の部屋☆【特別編】著者に聴く✨
『人生を変え夢を実現させるための読書術📚』
発想脳を刺激するすごい読み方とは⁉️」
藤由の新刊の内容をさらに深めてみようという企画です!
https://www.joinclubhouse.com/event/xXgKZVKd
昼と夜を合わせて、月曜の憂鬱な気分を吹っ飛ばし、心の栄養ドリンクでパワーチャージ!
皆様も、どうぞ気軽にご参加くださいませ♫
3)本の魅力、読書の威力を余すところなく書き下ろした1冊
藤由達藏最新刊、発売中です!!
http://yusabul.com/book.html#book037
『人生を変え夢を実現させるための読書術』
発想脳を刺激するすごい読み方
著者:藤由達藏
なぜ1冊の本が人の生き方を変えるのか?
ビジネスパースンからアーティストまで、多くの人生の夢を実現させているトップコーチ・藤由達藏氏による読書術。 脳を活性化させ、発想力を強化する読み方がわかります。また、リアル書店の効果的な探索の仕方までアドバイス。 書店をうまく回るだけでも脳が活性化する理由を説明しています。
人生を変え夢を実現させるための具体的な本との向き合い方を教える1冊です。
単行本: 240ページ 定価1540円(税込) 2021年4月22日発売
ISBN:978-4909249371
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無料特典動画セミナーの第1話を期間限定で公開中です。下記URLからご覧下さい。
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【告知おわり】・・・・・・・・・・・・・・
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■1■「あそびごころでチャレンジしましょう!」(藤由達藏)
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「アートは、肯定の連続です」
これは、昨年末に出版した文庫本で『結局、「決める力」がすべてを変える』(青春出版社)
の中で紹介した、スクィーズ・アートの考案者「栗清さん」こと和田清香さん(株式会社栗清デザイン代表)の言葉です。
◆株式会社栗清デザイン Webページ
https://kurikiyo-design.co.jp/
栗清さんの言葉を聞いて、まさにそのとおりだと感じたのを覚えています。芸術家は、否定のエネルギーではなにものも制作できません。肯定のエネルギーをどんどん積み重ねていくしかないのです。なんと言っても、自分が作らない限り、そして自分が前に進まない限り、作品は出来上がっていかないのです。
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決めるということは、自分の判断を肯定するということです。自分の感覚を信じられることです。つまり、自分の意思決定に「自信」が生まれてくるのです。(『結局、「決める力」がすべてを変える』)
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本文の中にこのように書きましたが、肯定の積み重ねは、イコール「決定」の積み重ねです。そうやって芸術作品も完成していきますが、私たちの人生も肯定の連続であることに気づくと思います。
今日、昼食に何を食べるか、その時間にClubhouseで「月曜気分を吹っ飛ばせ!」を聞いてみるか、今日は帰宅したら何をするか。そういったことを常に決めているのです。
何気なくやったことも、何気なくやらなかったこともすべて、私たちの決定です。この決定の連続が私たちの人生を形作っているのです。
さて、そうだとするならば、
・あの人があんな言い方するから、私はこうするしかないじゃないか・・・。
・コロナだからこうするしかないでしょ・・・。
・本当はやりたいんだけどね、この年じゃ・・・。
・昔から、やりたいことなんて探したこともないからなあ・・・。
というつぶやきは、どう感じますか?
もしも、日々の行動が、私たちの決定であり、それが人生を形作っているのだということに気づいたなら、不本意な決断を繰り返していれば、不本意な人生が作られていくのは当たり前です。
うまくいくかどうかよりも、自分の意思で決めていくことを一つでも増やせば、自分らしい人生が生み出されていくことでしょう。
それは、まさに人生という作品と言えるものかもしれません。
今日、すでに決まっていてやらなければならないこともあるでしょうが、それ以外の時間、何をしますか? 何をしたいと思いますか? 自分の裁量で決められる時間が、どれくらいありますか?
「せいぜい、2時間くらいかな」
「いやあ、30分しかないよ、忙しくて」
「寝る前の5分かな」
大いに結構です。
もしも、自由に使える時間が短ければ短いほど、真剣に考えてみませんか?
自由にできる時間というのは、自分で決めることのできる時間です。自分らしい人生の断片を、この世に出現させることのできる時間です。できれば無駄にしたくはありませんね。
先日、朝目が覚めて、思い立ったことがありました。
ちょうど午前中は、特段のアポイントがなく、自由に使える時間があったのです。
そこで、
「あ、これを作ってみよう!」
と思ったのです。
それは、3月に出した新刊『自分にダメ出ししてしまう人のための本』(アスコム)の中の一節を歌にしてみよう、というものでした。
メロディーはなんとなく決めていたのですが、きちんと録音して、BGMもつけてみようと目覚めの瞬間に思い立ったのです。
それで制作したのが、次の動画です。1分強の動画ですので、是非ご覧下さい。
◆一日の終わりに歌う「あすのわたし」藤由達藏著『自分にダメ出ししてしまう人のための本』201ページ(アスコム)
https://youtu.be/yELlMcgK-bk
いかがでしょうか。まさに自分の想いを肯定して制作してみたのです。
「アート」と言えるかどうかはわかりませんが、歌のワンフレーズにすることはできました。
「ずいぶん馬鹿馬鹿しいことをやっているね」
とお思いになるかもしれません。所詮、誰もがやってみたいことは、他人から見たら馬鹿馬鹿しいことであることが多々あるものなのです。一見、下らないことや、馬鹿馬鹿しいことであっても、
「やってみたい」
と思ったらやってみる、つまり、意思決定をすることがとても大事です。
やってみたら、世界が動き始めます。
この動画は、『自分にダメ出ししてしまう人のための本』の中で、
「あすのわたし」という言葉を折句にした、
「あすのわたしは、ありがたく素晴らしく、のびやかに、和して、楽しみ、仕合わせです」
というアファメーション(宣言文)を、一日の終わりに唱えてみましょう、という一節があり、それを歌にしたものです。
この歌を覚えても覚えなくてもいいのですが、覚えてしまえば、いつでも思い出すことができるでしょう。これを一日の終わりに歯磨きでもしたあとに歌って眠りに就けば、楽しく眠りに就くことができるでしょう。
そして、その言葉が深層意識に深く入っていけば、翌日はまた、希望に満ちた朝を迎えることができます。
こういったことも試してみると人生は面白くなります。
私も、日々決定し、こんな一見くだらないことも真剣に取り組んで楽しんでいます。
是非、皆様も「やってみたい」とか「やってみようかな」と思ったことがあれば、あそびごころでチャレンジしてみて下さい。
その決定の連続が、皆様の人生を形作るのですから。あそびごころを大切に、チャレンジしてみて下さい。
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■2■「わたしに生まれた、ちいさな変化(02)
〜人と同じ空間で仕事をするということ〜」(八川まどか)
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皆様、おはようございます!
Gonmatus所属夢実現応援グラレコーチ®︎の八川まどかです。
(写真1:今週も新しい1週間が始まります! 今週も、夢実現応援グラレコーチ®︎と、お話しませんか?)
さて、達藏師匠に弟子入りして3年目。夢実現応援グラレコーチ®︎として活動して2年目の春。
ふと立ち止まって考えてみました。
大きくなくとも、日々小さな変化はたくさんあって。その“小さな変化に気付けるようになっていったことそのもの“が、逆に大きな変化へとつながっていっているのではないか?
そんな風に感じてきました。
(これはしっかり言語化して書き留めておいた方が良さそうだ…)
ということで『わたしに生まれた、ちいさな変化』と題し、“夢実現応援の対話(コーチング)を学んだことによって生まれた変化“について、過去を振り返りながら、気づいたこと、感じたことなどを綴っていきたいと思います。
***
今回は「人と同じ空間で仕事をするということ」。
ここ数年で起きた仕事環境の変化を振り返ってみたいと思います。
会社を退職してからもうすぐ3年が経ちます。コロナ以前から、グラレコーチ®︎として独立していたこともあって、仕事は自宅かカフェで行っていました。
今年の4月。仕事で関わっている(株)B-nO Consultingが新しいレンタルオフィスへお引越し。打合せをする機会も増えてきたことから、オフィスの一部を利用させて頂いております。
自宅と違った環境で仕事ができることは、ちょっとした緊張感もあり、以前よりも集中して仕事に臨むことができていると感じています。
レンタルオフィスで仕事を始めてから、ふとした瞬間に気づいたことがありました。
それは「人と同じ空間で仕事が普通にできている自分」についてです。
(え?なに言っているの?そんな当たり前の話)
そう思われるかもしれません(笑)
けれども、そこには「当たり前」に感じることができなくなっていた深い訳がありました。
(写真2:B-nO Consultingで用意してくれたレンタルオフィスのカードキーを入れるためのカードフォルダ。かなりオシャレで気分が上がります♫)
ケーブルテレビの仕事始めたのは今からおよそ15年前の2006年。
都内の勤務地で8年間テレビ制作の仕事をした後、会社の吸収合併に伴い初めての異動を経験しました。
それから会社を退職した2018年までの4年の間で、異動が4回、勤務地は7回も変わりました。
(吸収された側の社員には、よく起こり得る話なのかもしれませんが)
早いところで半年。長くても1年半。たとえ仕事の内容が同じでも、勤務地が変わるということは、人と環境が変化します。
つまり、その都度、異動先の人と環境にいち早く慣れなくてはいけません。
コピー機の使い方、トイレ、休憩場所にはじまり…頭を下げて気を使う日々。もちろん仕事の量も求められる質も何も変わりません。
ようやく慣れてきた頃に、また異動…その繰り返し。
思い返すと吸収合併後の4年間は、いつも肩身の狭い思いをしていたように感じます。
退職前。最後に異動宣告があった2週間後のある日、心身ともに疲れ果てていた私は会社へ行くのが辛くなってしまいました。
軽度の適応障害と診断され、1週間のお休みをもらい、そのまま大型連休へ突入。
「もう戻らなくてもいいや」
自分の心の声によく耳を傾けて、2018年の6月末に退職を決意することにしました。
***
あれから、およそ3年が経ちます。
グラフィックレコーディング、ファシリテーション、コーチング、ワークショップデザイナー、キャリアコンサルタント。
「人や組織に関わる仕事がしたい」という一心で様々な出会いと学びと試行錯誤を繰り返しながら、現在に至ります。
Gonmatusでの夢実現応援グラレコーチ®︎の活動の延長線上で、縁あって(株)B-nO Consultingでの仕事もはじまりました。
(写真3:メンバーの誕生祝いにて)
以前と比べたら何が変わったのだろう?!
思いつく限りのことを書き出してみました。
・まず自分で選んだグラレコーチ®︎の仕事ができていること。
・この仕事の可能性を認め、力を合わせて新しいことを成し遂げようとする仲間に出会えたこと。
・一人ひとりが自立して、お互いを尊重できていること。
・わからないことをすぐに聴ける、相談しあえること。
・お互いの「強み」を活かしあいながら仕事ができていること。
・「弱み」を見せることができることそのものが、逆に「強み」であることを認識できたこと。
会社員時代の最後を振り返ってみると、人と同じ空間で仕事をするのが少し怖くなってさえいた自分がいました。
だからこそ今、“レンタルオフィスで「人と同じ空間で仕事が普通にできている自分」“を認識してホッとしました。
「良かった〜」
それは、小さな変化の積み重ねが、またひとつ大きな変化へと変わっていった瞬間でもありました。
そして、誰かと一緒に同じ空間で仕事もできるし、1人でも自宅でもできる。この変化は、新たな自信へつながりそうです。
ちなみに、レンタルオフィスで仕事をしている状態は「編集室」で、テレビ番組制作の仕事を行っていた時と同じ感覚を覚えます。
それは2006年からの8年間。とても大変だったけれど、のびのびイキイキと充実した時間を過ごしていたあの頃と同じ感覚です。
(写真4:ケーブルテレビ時代。編集室でピースw)
“番組づくりから人づくりへ“
これからこの空間で、どんなものを生み出せるのか?
ワクワクしながら挑戦できる毎日に感謝しつつ、大切な家族、師匠、仲間と応援しあいながら、全力で試行錯誤を続けていきたいと思います。
***
今回は『わたしに生まれた、ちいさな変化02〜人と同じ空間で仕事をするということ〜』
と題し、ここ数年で起きた仕事環境の変化を振りかえりながら、気づいたこと・感じたことを綴ってみました。
もし、皆様にも日常の中で『ちいさな変化』が生まれたときは、gonmatus@gmail.comまでシェアしてくださいませ!ご意見・ご感想などもお待ちしております。
【グラレコーチ®︎八川まどか・セミナー情報】・・・・・・・・
5/20(木)20時より開催『知って考える業界研究 第1回「IT業界(インプット編)」IT業界のキャリアパス~雑居ビルからキラキラ渋谷系まで~(学生応援キャンペーンあり)』
https://peatix.com/event/1905098
(写真5:いよいよ今週木曜開催です! IT業界について楽しく学びませんか?)
本文でもご紹介した(株)B-nO Consultingのセミナー『業界研究シリーズ』第1回目のお知らせです。
講師は、幼少期からコンピューターやゲームを親にねだるほど大好きだったITコンサルタントの遠藤 靖さん。(https://www.b-no.co.jp/consultant/)
様々なIT業界を歩んできた、遠藤さんならではの視点で、仕事に役立つ業界の成り立ちと歴史から、就職・転職のポイントまで、楽しく丁寧にお届けします。
わたしも事前の打ち合わせで、お話を聴かせてもらいながら「IT業界って…そういう歴史があったのか! だからこその今なのかぁ〜」と驚きの連続でした。
ゴールは、”知って考える”ことから”知って語れる” こと。特にオススメなのは、学生さんとキャリアコンサルタント!
・IT業界へ就職を考えている学生の皆さま
(就活中のお子様にもオススメです。学生応援価格990円)
・IT業界の知識を体系的に整理して「業界の環境や現場感を掴んでおきたい」と感じているキャリアコンサルタントの皆さま
当日は、私もグラレコーチング®︎をさせていただきます。ご興味がありましたら、皆様のご参加も、お待ちしておりますね♫
・・・・・・・・【グラレコーチ®︎八川まどか・セミナー情報】
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■3■連載『我と汝・対話』を読む・第57回
「限界づけられたわたしの認識は、限界なく認識される存在の中に浮かび上る 」(藤由達藏)
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この連載では、オーストリア生まれの宗教哲学者マルティン・ブーバーの『我と汝・対話』(岩波文庫)( https://amzn.to/3fkYdCk )の中から一節を抜き出して、現代に生きる私たちに役立つ智慧を吟味していきます。
前回は、「我」と「永遠の<なんじ>」との関係は、「絶対的な排他性と無条件の包括性とが一つとなり、一切がそこに包まれるのである」ということを見ました。
<われ>は「永遠の<なんじ>」と真摯に向かい合うとき、全世界と全人格的に向かい合うのだということを見ました。<わたし>は、脇目も振らず、他に気を散らすことなく、まさに全身全霊を持って向かい合うので「絶対的な排他性」をもち、同時に、向かい合う相手は、全世界に等しく、<わたし>以外のすべて、いや、<わたし>をもその一部として含む全世界の本質である「永遠の<なんじ>」であるからこそ「無条件の包括性」がある、ということでした。
この認識は、私も読んでいて、すごいな、と思いました。今回は、その先の記述を見ていきます。
上記の記述をさらに補足するようにして次の記述が出てきます。
・・・・・・・・・・・・・・
完全な<われーなんじ>の関係にあっては、わたしの<なんじ>は、わたしの<自己>なしで存在するにもかかわらず、わたしの<自己>を包んでいる。限界づけられたわたしの認識は、限界なく認識される存在の中に浮かび上る。(P.125『我と汝・対話』岩波文庫)
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「わたしの<なんじ>」というのは「永遠の<なんじ>」のことです。世界の本質であり、全世界であるとも、「神」と呼んでもいい存在のことです。
つまり「永遠の<なんじ>」は、この私のちっぽけな自我、エゴがなくても、存在します。私というちっぽけな認識主体が存在しなくても、星空は存在します。私が生まれる前から、宇宙が存在しているというのと同じことです。この世界の中に生まれた私たちは、私たちが存在しなくても存在しているからです。
この点で、ブーバーは、この世界は私たちの認識によって存在するのだという立場はとらないということです。仏教の唯識説とか、イギリス経験論だったら、この世界は、私たちの認識によって存在するのだというかもしれませんが、ブーバーはその立場をとりません。
しっかりと、この現実は、私がいなくても存在するのだとします。しかし「にもかかわらず」、その「永遠の<なんじ>」=全世界=世界の本質=「神」は、このちっぽけな私の自我(わたしの<自己>)を含んでいます。私たちが世界の中に生まれ、世界に含まれているからです。
私たちの認識には限界があります。目を開ければ、目の前のものしか見えないのが私たちの限界です。しかし「永遠の<なんじ>」は、その定義から、全世界であり、全世界の本質であり、すべてを自らの内に包括する存在ですので、すべてを限界なく認識するとされます。
だから、「限界づけられたわたしの認識は、限界なく認識される存在の中に浮かび上る」のです。
これも「絶対的な排他性と無条件の包括性とが一つとなり、一切がそこに包まれるのである」の言い換えであることがわかります。
イメージとしては、雄大な自然の中に、ゆったりと深呼吸しながら、周囲を見渡し、その自然に圧倒されながらも、しっかりと意識を保ち、目を閉じず、耳を澄まし、その大自然全てと向かい合っているような光景が目に浮かびます。
ちっぽけな私が、目の前に広がる雄大な大自然の中にあることを全身で感じているような場面です。こういった場合、大自然と一体となった気がする、と表現されることもありますが、ブーバーはそうは言わないでしょう。
これまでに見てきたように、ブーバーはインドの宗教に見られるような神との神秘的合一を斥けます。自分が神と一体となってしまうことで、己の中に他者がいなくなることをよしとしないのです。自分が神の視座に立ち、世界を包括し、己の意識の中にすべてが包まれ、他者が消失することを懸念するのです。
そうではなく、そうした絶対的な存在とつながるのは、一体化するのではなく、向かい合うのだというイメージです。絶対的な存在と真摯に向かい合うとき、自他、つまり自分と全世界とがそこにありながらも、私自身は、全世界に包括され、限界づけられた認識でもって、全世界を受けとめるのです。
だから、雄大な大自然の中にあって、目を閉じ、耳も塞いで大自然と一体化したりはしないのです。目を見開き、耳を澄まし、全世界を感じ取るのです。大自然はしっかりとそこにあり、己もしっかりとそこにある。やがて大自然の語りかける言葉を聞くかも知れません。己の想いを大自然に語りかけるかもしれません。
そうやって、「対話」がはじまるのです。
実際、最大限真摯に世界を受けとめるというのはそのような関係ではないかと思います。これは、人間の限界をつつましく受けとめ、同時に、世界の大きさに対して敬虔な気持ちを抱くということを共存させた認識です。
このような対話のあり方こそ、「夢実現応援の対話(コーチング)」のあり方だと思っています。
目の前のお客さまに真摯に向かい合うのは、「わかるわかる」というような安易な一体化でもなく、己を殺して傾聴するのでもありません。まさに「絶対的な排他性と無条件の包括性とが一つとなり、一切がそこに包まれる」ような関係がそこに生まれるのです。
非常に感覚的ですが、「夢実現応援の対話(コーチング)」をしていると、ブーバーの文章が胸に響いてきます。
(画像:夢実現応援コーチ®のモットー「人には無限の可能性がある」)
今回は、前回の表現を言い換えた部分を確認しました。
次回も、引き続きブーバーの『我と汝・対話』を読み解いて参ります。
お楽しみに!
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■4■ お試しできます! 夢実現応援の対話
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弊社Gonmatusでは「夢実現応援の対話」を提供しています。これは、米国発の「コーチング」という技術をベースに、弊社Gonmatus代表の藤由が「気分と視座の転換」をベースに、日本人の言語感覚に立脚し、独自に編み直した対話技法です。あなたの「心躍る未来像」を実現する「なせばなる道のり」をともに歩んでいきましょう。そのための「最初の一歩」を探るのが「夢実現応援の対話」です。
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八川まどかさんの「夢実現応援グラレコーチング®」の体験セッションもこちらで受け付けています。どうぞご覧ください。
⇒ https://gonmatus.ocnk.net/page/9
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【編集後記】
(写真:2017年1月17日、ミャンマーのヤンゴンで、北角裕樹さんと)
すでにニュース等でお聞き及びかと存じますが、ミャンマーで逮捕拘留されていたフリージャーナリストの北角裕樹さんが釈放され、国外退去を命じられ、結果として日本に帰国されました。動画で見る限り、元気そうで安心しました。拷問や虐待などはされなかったようですが、他の収容者には虐待や拷問もあったようです。彼は、ジャーナリストとして引き続きミャンマーに残って取材と発信をしていきたかったようです。それが断たれたこと(国外退去)を残念そうでした。今後、これまでに取材したことを全世界に発信していくと記者会見で述べていました。ジャーナリストというのはすごいものだと思いました。「ペンは剣よりも強し」とは言うものの、殺されてしまえばペンは断たれます。しかし、権力者は、殺してでもペンを折りたいくらい、ペンを恐れているのも真実です。だから、北角裕樹さん以外のも多数のジャーナリストが、ミャンマー武装組織(いわゆる国軍)によって現在も逮捕拘留されています。私たちは、この不当に政府を僭称する組織を認めてはなりません。国際的に承認を与えないことも、ミャンマー民衆を応援することになります。是非、ミャンマーのことにも関心を持ってみていだだければと存じます。
それはさておき、皆様の今後ますますのご健康とご多幸をお祈りいたします。次回もGonmatusのメルマガを、お楽しみに! (株式会社Gonmatus「夢が実現するメルマガ」編集長 藤由達藏)
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