倉澤穂乃美
倉澤穂乃美

「子どもに悲しい思いをさせてもいいのか?」子育てで誤解しがちなこと

2021/5/12配信


皆様


 


 


こんばんは


 


悩みを終わらせ
心に笑顔を取り戻すカウンセラー
穂乃美です



 


 


今日は子育てのお話しですが


 


 


子育てだけでなく


人間関係全般においても


同じなので


 


 


子どものいない人は


相手を自分にとって大切な人に置き換えて


読んでみてね


 


 


 


 


「子どもに悲しい思いをさせたくない」


そんな思いは誰もが持っていると思う


 


 


大切な人を悲しませたくない


悲しい思いをさせたくない


 


これはすごく自然な気持ち


 


 


でも


それに縛られると


「悲しい思いをさせるべきじゃない」という


ルールになってしまって


 


 


それが自分を苦しめることがある


 


 


 


■子どもに悲しい思いをさせてもいいのか


 


「子どもを悲しませてもいいんだよ」


 



そんな言葉を言ったとき


あるママさんを怒らせてしまったことがあった


 



「いいわけがない」


「理解できない」


「そんな親にはなりたくない」


 



そんな反応だった


 



まー、確かに


自然な反応です(笑)


 


 


 



「子どもに悲しい思いをさせてもいいのか」


 



これは


良いとか悪いという問題ではないんだよね


 


 


子どもに悲しい思いをさせることは悪い


子どもに悲しい思いをさせないことが良い


 



という


善悪の話なのではなく


 


 


親と子


その両者の間にあるのは


 



「悲しい思いをさせたくない」


という愛情


 


 



子どもが悲しんでいる姿を見ると


親も悲しいからね


 


 


できれば子どもには悲しい思いをしてほしくない


それが本心


 


 


 


それは


聞こえが悪いかもしれないけれど


 



親は自分が


"悲しみ"という感情を感じたくないから


子どもの悲しんでいる姿を見たくない


とういうこと


 


 


これも自然なこと


 


 


ただ


この部分をとても勘違いしやすい


 


 


 


本来は


大切な存在に悲しい思いをしてほしくない


自分も悲しい思いをしたくない


お互いに幸せな気持ちで生きていたい


 



そんなシンプルな愛情なのに


 


 


「悲しい思いをさせることは悪いこと」


そう捉えてしまうと


問題が生まれる


 


 


 


 


■善悪のモノサシが問題と悩みを生む


 


「悲しませたくない」という


シンプルな愛情を


「善悪」で捉えてしまうと


 


 


子どものおもちゃを取り上げた


うちの子を泣かせたあのお友だちは


「悪い子」


 



子どもに寂しい思いをさせている


あのママさんは


「悪いママ」


 


 


いつもニコニコ優しいあの子は


「良い子」



子どもに寂しい思いをさせていない私は


「立派な良いママ」


 


 


そんな〇×のジャッジが働いて



良い子/悪い子


良い親/悪い親



なんていう判断基準ができる


 


 


そうなると


「悩み」になる


 


 


誰でも


×はつけられたくないし


悪者にはなりたくないもんね


 


 



善悪という判断基準を持っていると


その基準で自分に〇×をつけたり


子どもや他人に〇×をつけたり


自分や他人をそのモノサシで測ることになる


 


自分責めの元になる


 


 


善悪のモノサシでジャッジをすることで


「問題」が生まれるのだ


 


 


 



自分の子が誰かを泣かせたとき


自分の子は悪い子になってしまい


そこに問題が生まれ



親として自分はどうなのか


という悩みになる


 


 


 


仕事が忙しくて


子どもに寂しい思いをさせたり


イライラして子どもについ当たってしまって


子どもを悲しませたとき


 


自分は「悪いママ」になり


問題が生まれ


悩みになる


 


 



本当は


誰も悪くないし


何も悪くない


 



そこにある「現実」は


 



子どもが悲しんだ


子どもが寂しがっている



それを見て


自分も悲しい気持ちになった



という事実のみ


 


 


親と子


両者の中に


悲しみの感情が湧いただけなのだ


 


 


 


 


■大事なのはジャッジすることではなく、悲しみの感情を受け止めて感じること


 


長男が小さい頃


児童館などで他の子と遊んでいると


長男が他の子に泣かされたり


長男が他の子を泣かせてしまったり


 


そんなことは日常茶飯事だった


 


 


そんなとき


こういう時はどうしたものかと


対応に迷うことがあった


 


 



長男を泣かせた子どもやその親を


責める気にもなれない


 


 


子どもの喧嘩は自然なことだもんね


 


 


自分の子が相手を泣かせたときは


なんだか怒らなきゃいけない気がする


 


大人の建前で子どもを叱るのかーと・・・笑


 


 


それもなんだか嫌だったんだよね


仕方なく注意して


こういう時はこうしたらいいんだよって


教えたりしたけど


まー、


小さな子どもは言うことを聞かないわけで(笑)


 


 


泣かせてしまったことは


なんだか申し訳ないけれど


長男が悪いことをしたとは


思えなかったから


(これを言うと怒る人もいるかも笑)


 


 


お友だちと


楽しく遊ぶにはどうたらいいのか


その方法を教えたら良くて


 


 


順番を待つことを教えるとか


謝ることを教えるとか


ありがとうって言うことを教えるとか


 


それが子どもが社会で生きていく方法を


教えることかなって


 


 


 


ただ


相手がある建て前


ちょっと怒ってみたりしてみたこともあって


あまり気分の良いものではなかったなぁ


 



(こういう他のママさんとの関わりが面倒で児童館とか苦手だった笑)


 


 


 



何かしらの理由で


子どもが泣いたとき


私が一番意識したこと


 


 


それは


「子どもの悲しみに寄り添うこと」だ


 


 


おもちゃを取り上げられた悲しみ


自分の思い通りにならない悲しみ


 


それらを


親である私がわかってあげること


 


 


 


抱っこしてあげて


優しく背中をさする


 



「悲しいね」


「うんうん、そうだよね」


「いっぱい泣いていいよ」


 


 


子どもが悲しみの感情を感じている間


私はそれを優しく見守る


 



泣いている我が子を見ていると


私の中にも悲しみが生まれるから


それは私が感じてあげる


 


 


子どもと一緒に悲しむのだ


 


 


そうすると


子どもは時間とともに泣き止み


何事もなかったかのように


元気に遊び出す


 


私の中の悲しみも癒えていく


 


 


 


小さな子どもの子育ては


毎日がこの繰り返しだった


 


 


 


このやり取りの中で


子どもも私も


「悲しみの感情を感じきる」という


体験をしていたと思う


 



それは私自身も同じで


今、思い返すと


 



ネガティブな感情の扱い方を


「こうやるんだよ」と


私自身が子どもから教わっていたような気がする


 


 


感情の生き物である子どもを通して


親子で感情の扱い方を


学んでいた


 


 


子どもは素直だからね


思い通りにならなければ怒るし


悲しければ泣くし


楽しければ笑う


 


 


大人である私たちも


本当はそれでいいんだなぁって


 


 


嫌う感情も


否定する感情も


1つもないし


 


感情は感じきったら


消えていく


 


 


 


自分の心に余裕がないときは


子どもの悲しみを受け止める余裕がないから


 


子どもが泣いているのに怒ってしまったりして


子どもは余計に悲しんで泣いて


私も悲しくなって一緒に泣く


そんなこともあった


 



お互いに気持ちが落ち着くと


私は子どもに


「怒ってごめんね」と謝り


「うん、いいよ!」という元気な返事が返ってきた


 



「ありがとう」って仲直りした


 


 



子育てをする中で


自分を責めることも多かったけど


 


大事なのは


自分を責めて


さらに心の余裕をなくすことではなく


 


 


出来事による悲しみを


ちゃんと感じきってあげることで


 


心の平穏を保つこと


 


 


自分の心が平穏なら


大変な子育ても


とても楽しいものだし


 


子どもも自分も


何も悪くないからね


 


 


 


 


■悲しい思いをしてもいい


 


ママやパパ


周囲の大人は


 



子どもに


悲しい思いをさせてはいけない


寂しい思いをさせてはいけない


辛い思いをさせてはいけない



そう自分を奮起して


自分にプレッシャーをかけて


子育てをしなくていい


 


 


子どもが


悲しい思いをすることもある


寂しい思いをすることもある


それでもいい


 


そう自分に許可を与えながら


 


 


自分が


悲しさや寂しさを感じる許可も


自分に与えながら


子育てをしたらいい


 


 


生きていく上で


悲しい思いをすること


それは何も悪いことじゃない


誰も悪くない


 


 


子育てをしていく中で


お互いに


「悲しみ」という感情


「寂しさ」という感情を


一緒に味わっていったらいいのだ


 


 


それは


「楽しさ」や「喜び」


それらの感情を共有することと同じ


 


 


 


子どもがネガティブな感情を感じる


出来事があったからと言って


 


 


自分のことも


子どものことも


責める必要は1ミリもない


 


 


喜びや幸せだけでなく


悲しみや寂しさ


それらを感じる機能が


私たちの心には


生まれたときから装備されているのだから


 


ネガティブな感情を嫌わずに


感じて生きていけばいいだけ


 


 


 


そして


悲しみや寂しさ


それらの感情の反対側には


愛情があるからね


 


 


悲しみを感じるのも


寂しさを感じるのも


そこに相手や自分に対する愛情があるから


 


 


悲しい出来事さえも


自分の中にある愛情に


気付くきっかけになったりする


 


 


 


 


■悲しみの感じ方を子どもたちに伝えていく



人間は


喜怒哀楽


様々な感情を感じる機能を持つ生き物


 



感じると苦しい感情は


嫌いがちだけれど


 



それも受け入れて


感じていくことが


人生を豊かなものにしてくれる


 


 


喜び
怒り
哀しみ
楽しさ


 



それらを親子で一緒に体験できるのだから


子育てって


ステキだよね


 


 


子育てにおいてだけでなく


人間関係って


全てがそうなのかもしれない


 


 


自分のことを大切に思ってくれる人


自分が大切に思っている人


 


お互いに


感情をシェアしあう仲間たち


 


心強いよね


 


 



子どもが悲しい思いをすることがあっても


大丈夫



子どもが寂しい思いをすることがあっても


大丈夫


 


 


それは同時に


自分が悲しい思いをすることがあっても


自分が寂しい思いをすることがあっても


大丈夫


 


ということ


 


 


まずは


善悪のジャッジをやめて


自分が悲しい思いをすることに許可をして


自分の中の悲しみを受け止めて


その感じ方をマスターし


 


 


子どもたちにも


悲しみという愛に溢れた感情の感じ方を


伝えていってもらえたらと


思います


 


 


 


子育ては


ただでさえとても大変なもの


 


親である自分が少しでも肩の荷を下ろして


楽しく幸せな子育てをしていってね


 


 


親の笑顔が子どもの笑顔になり


子どもの笑顔が親の笑顔になるよ


 


 


 


 


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今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました



 


 


 



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