こんな遅い時間になりすみません。
原稿書いていて遅くなりました。
それではさっそく
その道のプロが動くわけではないです。
防災の世界には
栄養関係の資格者も
非常時の食事をあつかう学会もあります。
しかしまったく下記の事件では動かなかったです。
まったくです。
私たちは、
そういう人を当てにできない
自分たちでしっかりしていく必要があるのです。
私たちは忘れない!
アルファ化米で高校生の集団食中毒が出たことを!
防災訓練等で期限が近いアルファ化米を
市民に提供する可能性は多くなると思います。
2017年の5月、6月に
都立高校で避難訓練中
アルファ化米を食べ
高校生たちが集団食中毒になりました。
アルファ化米の食中毒事件について
昨年書いた記事です。
お読みください。
https://ameblo.jp/keinaonao/entry-12305814941.html
https://ameblo.jp/keinaonao/entry-12313403841.html
この事件を教訓にして
避難訓練の前に、
菌数検査を行うことが
最低限必要であると思います。
2017年5月、都立の小岩高校でアルファ化米での
集団食中毒が発生していましたが、
1年経った今も
原因解明があいまいでして、
私を含め国民は不安を持っています。
私はいち早く災害時の食を考える日本災害食学会が
この問題を取り上げていただきたかったです。
日本災害食学会のHPを何度も確認しましたが、
何も掲載されていませんでした。
また地方の栄養士会の方から
日本災害食学会の理事さんに質問をしたそうですが
回答は、私のところには残念ですが届かなかったです。
学会としても、
国も動いてほしい問題です。
災害時に食べる食で食中毒が起きた以上
原因追及と防止策を
きちんと提示するべきだと思います。
今まで行政が調査した中で、
もしアルファ化米を保存する上で、
ウエルシュ菌の増殖が無いのであれば、
都立高校で備蓄しているアルファ化米は、
よほどウエルシュ菌にまみれていたことになります。
そんなもの備蓄していて大丈夫ですか?
この食中毒については、小岩高校がある
江戸川区の保健所から他の行政への報告はないと聞いていますが、
なぜ報告がないのか私は疑問に思います。
どうも乾物(わかめや昆布、のり)への菌数については
保健所の指導が無いようでそこが心配なのです。
普通に売っているわかめの賞味期限は
1年
です。
それでは、
5年保存できるアルファ化米に入っている
わかめの賞味期限は
何年なのでしょうか・・・?
通常の食品の流通(賞味期限が1年)では、
起こりにくい食中毒であるためかもしれませんが、
長期保存するアルファ化米に入れたら
わかめはどうなのでしょうか?
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話は変わるようですが、
昨日、
災害時の食を考える国立の研究室が
出来たと聞きました。
代表の方が、
“エビデンス to アクション”を目指します!
と意気込みを書いておられました。
私は理想論を述べるだけでなく、
ぜひ動いてほしいと考えメールをしました。
返事は、
災害時の食・栄養問題を
減らす取り組みに
是非とも先生のお力添えを
頂戴できれば嬉しいです。
ときました。
ですので、
やはり長期保存が当たり前の、
長期保存の災害食は、
衛生基準について
考える必要があると考えます。
アルファ化米の衛生基準と
品質検査についての
公表を提案します。
災害食学会や栄養士会でも
専門家のみなさんで協議していただきたいです。
と・・・訴えました。
まったく食品衛生について、素人の私ですが、
とても問題だと思ったので、他にも行動しました。
行政に問い合わせもしました。
しかし他人事の対応でした。
江戸川区の区議会議員にも
直接話しました。
しかし、「そんなに大した症状ではなかったですから・・・」
と取り上げている私に大げさだと言わんばかりでした。
そんな態度に、怒りがわいてきて
もう私は防災なんて取り組むのやめるとまで
思ったほどです。
なぜなら
防災に携わる人間として
徹底的に調べるべき事件だと思ったからです。
災害時の備蓄食で
絶対に
あってはならないこと
だからです。
国民の命を守りたい
その思いは、防災に携わる者は
みな同じだと思いますが、
行政も
新しくできたその研究室代表者にも
届きませんでした。
実際に起きた
この事例を、
専門家としても
国民の命を守る行政としても
問題にしっかりと取り組んでいただきたいのです。
うやむやにしないで、
原因を調べ
徹底解明をしていただきたいです。
しかし・・・
返事はなかったのです。
残念なことです。
都立高校の保護者のみなさん
PTAさんからも抗議の声が上がったという報告は
私には届いてこなかったことにも
無力感感じましたs。
しかしです。
このブログの読者のみなさんはわかっています。
メッセージをいただきましたので
ご紹介します。
Kさん
全く同感です。
もし、世の中に「正しい怒り」というものが
あるとすれば、岡部さんの怒りは、
魂の底から正しい怒りだと思います。
これをお役所仕事にしてしまっている関係者に
私も怒りを禁じ得ません。
Kさん
岡部さん。
講師をお務め頂いた後、
三鷹市での備蓄アルファ化米に関して調査して頂きました。
当該メーカーの物とは違い一安心した次第です。
今後ともこうした視点を持ち続けたいと考えております。
とのことです。
自分と大切な人の命は自分で守る
人に委ねないことですね。
私はアルファ化米を買う時、
食品審査基準の厳しいメーカーさんを
選んでいます。
食品安全マネジメントの国際規格である
FSSC22000 の認証も取得されていまして、
そのリスク管理システムの
有効性が検証されています。
自分の住む行政の備蓄食や
お子さんが通っている学校の備蓄食の
安全性について、
問い合わせてみること
してもいいのではないでしょうか?
一年後にこの問題について私が確認したこと
https://ameblo.jp/keinaonao/entry-12375092428.html
防災アドバイザー 岡部梨恵子