松田 幸子
松田 幸子

vol.176 捨てる価値のあるものを持つ

2021/3/24配信


皆様


現代西洋哲学を知り、人を動かす。


meta-コンサルタントの松田 幸子です。


 


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vol.176 捨てる価値のあるものを持つ



グラミー賞とかって見ますか?

うちは旦那が洋楽好きで、その影響で息子も洋楽好き。

その上、娘が最近BTSにどハマり。

というわけで、今年のクラミーは一大イベントでしたw

 

 

さて、グラミー賞の見所は授賞式の合間のパフォーマンスです。

みなさん、気合の入った見事なパフォーマンスを見せてくれます。

今回、とても感動したパフォーマンスがあったのですが、YouTubeに上がってましたのでみなさんにご紹介したいと思います。

 

 

 


ブルーノマーズとアンダーソンパークがコラボで出した新曲のパフォーマンスです。

え〜・・・と、二人とも知りませんという方も多いでしょう。

 

 


ブルーノマーズは日本でも有名で、名前を知らないという方もこの曲は知っていると思います。

Locked Out Of Heaven


 

 


アンダーソンパークは私も知りませんでしたが、アメリカでは超有名なラッパーだそうです。

こんな感じの曲です。

Com Down


 

 


 

二人のソロの曲をちらっとだけ覗いてから、グラミーのパフォーマンスを見てください。

 





 

こちらです。


Leave The Door Open


 

 

 

なんと表現したら良いのでしょう!

ボクサーが突然、華麗にクラシックダンスを踊りだしたような変貌ぶりw

 

しかも、上手すぎる!

なんでこんなに完璧に歌えるんだろう…。

 

 

70年代を完コピした世界観とコーラス。(妙なダンスもステキw)

まるで初めからコーラスグループとしてデビューしたような完璧な仕上がりです。

 

 

私が感動したのは、完全に自己を抹消してコーラスに徹しているところ。

涙が出そうになりました。

 

 

スター歌手ですから、歌が上手いのは当たり前として、ここまでグループサウンドに徹することができるソロ歌手はあまりいないと思います。

普通はどうしても「自分らしさ」で出てしまうものです。

 

最後の二人のハモリも絶妙です。

お互い出過ぎず、音程も声量バランスも完璧です。

 

 

 

こういうパフォーマンスは、日本人の歌手には無理かな〜と思います。

そもそも、日本の音楽は旋律しかないですから、コーラスみたいな音の重なりに対しての感覚が薄いです。

 

 

例えば、歌が超うまい玉置浩二さんとか井上陽水さんとかミスチルの櫻井さんとか髭ダンの藤原さんとか、(当然、桑田さんも)コーラスさせてもすぐバレそうじゃないですか?(多分w)

 

 

 

声に特徴があるのは歌手の強みですけど、その個性をあえて出さないって、実は凄いことなんです。

 

 

 

 

強調して言いたいのは、「個性を出さない」のと「個性がない」のは全く違うということ。

 

 

個性を出さないというのは、自分の強みを理解している人ができる所作であって、まさに「メタ」のなせる技です。

 

 

個性の自覚が持てず、強みがないと感じている段階では、自他の比較が曖昧なので、何をやってもインパクトを感じさせる表現はできません。

 

 

 

これは別に歌に限ったことではありませんね。

 

能ある鷹は爪を隠す

とか

秘すれば花なり

 

は、まさにこういうことだと思います。

 

 

 

 

 

「あるけど今は出さない(あるいはもう無い)」対「もともと無い」という対立は、私の中では大きなテーマでもあります。

 

 

表面上は同じ状態なのですが、人はそこに大きな意味の違いを感じとります。

 

 

 

例えば、「お城の跡地」とか想像してください。

ただの広場であっても、ここに何かがあったと知ると、人は「ここは特別な場所だ」と認識します。

 

 

むしろ、なくなっている方が存在感が大きくなることもよくあります。

ヴィーナスの両腕みたいに。

 

よく言われることですが、ヴィーナス像に両腕があったらこんなに有名にはならなかったはずです。

 

 

 

 

なので、私が思う最強の存在感は「持っていたけど手放した」です。

 

 

 

 

そういう意味では、ZOZOの前澤前社長は最強ですね。

 

 

どんな理由があったかは全く知らないのですが、私的にはとても納得の行く行動でした。

「きっともっとデカくなりたいんだろうな〜」

という感じです。

 

 

大きな結果を出す人は、必ずどこかで大きなものを失っています。

それを犠牲と呼ぶ人もいますけど、多分、彼にはそういう感覚はなかったと思います。

 

 

 

 

さて、私たちのような凡人にとっての最大の問題は、手放す(または隠す)価値があるほどの物を持っているかということでしょう。

 

 

 

普通は、「価値あるものを手に入れて安定したい」と努力しますが、圧倒的な存在になるためには「捨てる価値のあるものを手に入れる」という感覚が必要だと思います。

 

当然、大きなものを手放すほど、存在感はでっかくなります。

 

 

 

手放すことを前提に仕事を考えると、やろうすることのスケールも変わるかもしれませんね。

 

保持とか安定とかを考えていたら、どうしても行動はちっちゃくなってしまいますから〜w

 

 

 

あ〜…歌の話から随分飛躍してしまいました。

 

 

言いたかったことは「抹消する価値のある個性」「捨てる価値のあるもの」を手に入れようということでした。

「安定は神話」にリアリティーが感じられる今なら、こういう発想も受け入れられるかなと思います。

 

ぜひ考えてみてください。

 

 

 

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