安藤 由美子
安藤 由美子

【ともに未来を楽しく耕す】004.原木キノコの菌打ちしました!3/14もやります!

2021/3/ 9配信



皆様 


いつも応援いただき、ありがとうございます!


【SATOYAMA Farm School 山里楽耕】の安藤 由美子です。



さて、日曜日は「原木キノコの菌打ち」でした。 

6組16名で、小さな赤ちゃんから大人まで、みんなで楽しく作業できましたよ!

今日の山里の「くらしごと」は「原木キノコ栽培」のお話です。


 


 


原木シイタケはすごく美味しい。でも生えるまでに時間がかかる。


皆様 はキノコお好きですか?


実は、私は子どものころからキノコは苦手な食べ物だったんですよ。


子どものころは「好き嫌いは良くない」と思っていたので、頑張って食べていましたが、「できればたべたくないな」と思う食べ物でした。


ところが、そんな私でも美味しいと思っていたキノコがあるんです。


それが、祖父が育てていた「原木シイタケ」でした。


 


普通、スーパーなどで売っているキノコ類は「菌床」といってオガクズにキノコ菌を培養して育てたキノコです。


それに対して、山里では秋にキンモクセイが咲くころになると、山へキノコ狩りに行く人たちがいます。それは「天然キノコ」です。


そして、天然ではないけれど、山と同じように木を伐ってきて、木に直接キノコ菌を入れて培養して育てるのが「原木キノコ」です。


 



 


まず秋に山でコナラやアベマキ、サクラなど、広葉樹の木を伐って、1mほどの長さに伐っておきます。


そして、春にその「ほだ木」にドリルで穴をあけ、菌を詰めて、日のあたらない湿った場所で寝かせること1年半から2年。


ようやく木全体に菌がまわって生えてくるのが「原木キノコ」。とっても気の長い話です。


 


だけど、手のひらよりも大きく分厚く育ったシイタケをほだ木からもぎって、火であぶって焼いて、生姜醤油つけて食べる時の薫り高くて美味しいこと!


私がはじめて「美味しい」と思って食べられたキノコは、この「原木シイタケ」だったのです。


 


 


みんなで「キノコしごと」やりました!



さて、そんな「原木キノコ栽培」をみんなで楽しみたいと思い、日曜日に「菌打ち体験」を行いました。


 


秋から冬にかけて伐ったほだ木を、山からせっせと運びます。


ちょっとは軽くなっていたかな?


下に人がいないように必ず確認して、みんなで上から下へ少しずつ降ろしました。


転がり落ちる木はとても危ないので、ここは大人の言葉をちゃんと聞いてもらって、じっくりと。


 



集めた「ほだ木」にドリルで穴をあけていきます。


インパクトドライバーは、ホームセンターでも借りられます。


穴あけ用の専用ビットを1,000円前後で購入して取り付けて使います。


シイタケはコナラに、ナメコはサクラに。


他の木でも大丈夫ですが、キノコによって好みの木が違うので、混ざらないように区別して順番に。


 


 


キノコの菌は、オガクズタイプと小さな駒タイプのものがあります。


駒タイプのものが子どもたちと作業するには、トンカチでトントンとできて楽しいです。


オガクズタイプでももちろん大丈夫です。


ドリルであけた穴に駒をつめて、トンカチでトントン打ち込みます。


 


 



小さなトンカチなら、小さな子でも一緒に楽しく作業できますよ!


夢中で頑張ってくれました。


 



みんなのチカラで、1000駒のシイタケ菌を打つことが出来ました。


ここから雨にあたる日陰で、杉の葉などをかぶせてしっかり寝かせていきます。


3日ほど水につけておいてから、日陰に伏せることもあるようです。


梅雨が明けたら、井げたがたに積みなおして、1年後まで生えるのを待ちます。


 


とてもとても気の長い話ですが、こうして春に仕込んでおけば、生え始めると3年以上も毎年春と秋にキノコがどんどこと生えてくれるのです。


そう思うと、待っているのも楽しみですよね!


 


「里山」とともに育つ子どもたち


 


本当に不思議なんですが、子どもたちって結構、山の中が大好きです。


トントン菌打ちも楽しいけれど、山に行くと「登りたい」という本能がウズウズするみたいで。


小さな子もグイグイと、見ている大人がハラハラするほど、登りたがります。


 


 


 


「今日は、何が一番楽しかったかな?」


「山登りできて、楽しかった!」


 


ほぼみんな、こう答えましたからね!(笑)


自分自身の身体を使って、思いっきり動くことができて、心も身体ものびのびするんでしょうね。


 


こうやって生き生きと、里山の自然に触れながら、楽しんで遊びながら、いつのまにか「生きてく知恵と技と、生き抜ける身体」が育っていくんだなぁと。


そんなふうに子育てしていきたいし、そんなふうに色んな親子とともに育っていけたらと願っています。


 


あ!忘れるとこでした!


今度の日曜日も、キノコの菌打ち体験やりたいと思います。


まだお山に原木が残っていますので!


 


興味がある方は、ぜひご一緒に気持ちのいい一日を過ごしましょう!


 


それでは本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


次回も、どうぞお楽しみに!


【SATOYAMA Farm School 山里楽耕】

<本日の担当>
女将・楽耕長:安藤由美子


 



3月の「くらしごと」シェア!


こちらの企画は、メルマガ読者さま限定のご案内です!
 
少人数限定・屋外開催で山里に生きる百姓の季節の「くらしごと(くらし×しごと)」を分かち合っていきます。 

メイン企画の前後は、山での薪割り体験や、里山散策、野遊びを楽しんでいただけます。

前後の宿泊も、ご希望があれば近隣のお宿をご紹介させていただきます。
 
ご興味がありましたら、本メールへの返信にて、詳細等お気軽にお問合せください。


1.「原木シイタケ&ナメコ」の駒菌打ち ~里山整備からの森林資源活用~ 第2回
◆2021年3月14日(日)10:00~14:00 /  定員6組 / 1組3,000円(お土産付き・昼食代1人700円別途)

2.山里楽耕ぼうけんくらす2021説明会(オンライン) ~乳幼児親子の里山教室~
◆2021年3月20日(土)9:30~10:15 / 定員なし / 無料

3.山里楽耕2021説明会(オンライン) ~ともに楽しく未来を耕す~
◆2021年3月20日(土) 10:15~11:00 / 定員なし / 無料

4.畑びらき ~春ジャガイモの定植と「土づくりからの家庭菜園教室2021」説明会~
◆2021年3月27日(日)10:00~14:00 /  定員未定 / 1組3,000円


  


 



 


 



 


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