浜田義之

魂に届く言葉

2021/2/23配信


皆様


 


いらっしゃいませ、マスターの浜田です。



 


人は魂が震える感動を体験するとき、
わたしは【魂が魂に触れる体験をする】のだと思います。


 


昨日、わたしは、思いがけず魂が震える体験をし、
思わず胸が熱くなり、目頭が熱くなりました。


 


今夜はちょっと趣向を変えて、
そのことについて書くことにしました。


 


よろしかったらお付き合いください。


 


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     魂に届く言葉
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人は心が震える体験をする時、
【魂が悦びに奮えている】のだと思う。


 


先日、友人がある漫画を勧めてくれた。


 


「天才柳沢教授の生活」で知られる漫画家、
山下和美さんの「不思議な少年」という漫画だ。


 



主人公の少年は永遠の命を持っており、
過去、現在、未来の永遠の時間の中で、
様々な人間と出会い「人間とは何か」という本質を垣間見ようとする。


 



友人がとても感銘を受けた作品だと言っていたので、
この友人の一言だけで、わたしはアマゾンで全巻大人買いをした。


 



で、昨日ことだ。


 



第2巻を読み始めたら、
わたしの大好きな、古代ギリシャの哲学者ソクラテスが登場した。


 



わたしはこの話を読んでラスト、胸が熱くなり、
目頭が思わずじわっと熱くなってしまった。


 



ソクラテスは「自分は何も知らない」ということを知った人だった。


 



無知の知を説いた
(というより【在り方】として生きた)人だった。


 



自分は何も知らないということを知っている。


 



ソクラテスのこの言葉を最初に知ったとき、
わたしはなにか心の奥底に響くものがあり、
深く共感するものがあった。


 



わたしはソクラテスという人が好きになった。


 



だが「自分は知らないということを知っている」という、
ソクラテスのこの在り方は、当時の賢者と呼ばれた人たちには、
疎ましい存在だった。


 



なぜならソクラテスと話した人たちはみな、
【自分は実は知っていると思い込んでいただけの存在だった】と知ったからだ。


 



自らを賢者だと思い込んでいた人たちからしたら、
無知が(自爆という形で)暴露され、恥をかかされたと思った。


 



そうしてソクラテスはそのような人たちから凶弾され、
死刑を言い渡されることになる。


 



ソクラテスは死刑の判決を受け入れ、
毒を飲むことを選択する。


 



彼は国外に亡命することもできたが、それをしなかった。


 



それはソクラテスの潔い生き方であり、在り方だった。


 



永遠の命を持った少年はソクラテスのその選択を
滑稽だと言った。


 



少年もソクラテスにそんなことで
死んでほしくないと思ったのだと思う。


 



そんな少年にソクラテスは言う。


 



君は死んだことがあるのかね?


 



「いいえ」と答える少年にソクラテスは言った。


 


「それなら君はわたしを説得することはできない」
「君の命がもし永遠なら、君は永遠に死を知ることができないのだから」


 



永遠の命の中で、数えきれないほど人を見てきた少年は、
自分は人間のことを(誰よりも)知っていると思っていたのだろう。


 



ソクラテスの言葉に少年は愕然とする。


 



少年も「自分は知っている」と思い込んでいた
人たちの1人であり、自分は自分のことを知らなかったと知ったのだ。


 


 


処刑の日、
毒を飲み、死を受け入れたソクラテスは、
複雑な心境と表情を浮かべる少年に近づくとこう言った。


 



「これからもたくさん人に出会うといい」


「君がうらやましいよ」


「君にとって人間は取るに足らんものかもしれないが、
得るものはきっとある」


「君はわしよりも、もっともっとたくさんの人間に出会える」


「通り過ぎずに話しかけてやってくれ」と。


 


 


ソクラテスの愛ある言葉に触れた少年の表情は、
氷が解けるように穏やかになった。


 



そうしてソクラテスは少年に


 



「じゃっ」と言って手をあげた。


 



少年もやさしい笑顔と、素晴らしい人との別れを悲しむ
複雑な表情を浮かべながら、お別れの手をあげた。


 



わたしはこの場面に触れたとき、胸が熱くなり、
そして目頭が熱くなるのを感じた。


 



かつてある友人がこんなことを言っていたことがある。


 



「人は一度でも本当の愛に触れると、
もう以前のような愚かな生き方ができなくなると思う」と。


 


 


わたしたちは人生の中で魂が感動に奮える経験をすることがある。


 



誰かの優しい言葉に触れたとき、


あまりにも美しい音楽や歌に触れたとき、


あまりにも素晴らしい絵画に触れたとき、


すばらしい映画や小説、漫画のワンシーンに触れたとき、


あまりにも雄大な景色、美しい景色に触れたとき、


 



著名な覚者OSHOことバグワン・シュリ・ラジニーシは、
人があまりにも美しい景色に触れ、
「まるで時間が止まったようだ」と感嘆の声をあげるとき、
神に触れているのだと言ったという。


 



わたしも、人が感動に胸震えるとき、
人は魂そのものに触れ、魂が感動に奮え、
魂が目覚めさせられるのだと思う。


 



感動に胸震えるものに触れることは、
自分自身の命を目覚めさせ、活気づけるのだと思う。


 



昨日の漫画のこのワンシーンは、
わたしの魂を震わせ、胸を熱くしてくれた。


 



わたしに命の灯をともしてくれたのだと思う。


 



人が感動に震えるとき、
それは命に最高の栄養を与えているとわたしは思う。


 



あなたの魂を震わせ、
命に栄養と生きる悦びを与えてくれるものはなんでしょう?


 



よかったら触れてください。


 



きっと命が輝くのを感じることでしょう。


 


そうしてよかったら「不思議な少年」の第2巻の
ソクラテスの話に直接読んで触れてほしいと思う。


 


言葉だけではとても伝えられない「なにか」が
あなたの魂に触れると思う。


 


【言葉を使う】ことを生業とするわたしですが、
今回の感動は、言葉だけで表現しきれないもどかしさを感じながら、
今夜の筆を執りました。


 


ぜひダイレクトに魂の感動に触れてほしいと思います。


 



春を控えた2月のある夜に。


 



マスター浜田
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