浜田義之

酒と悟り 第四拾壱話 圏外の山

2021/2/ 5配信


皆様


 


いらっしゃいませ、マスターの浜田です。



わたしがはじめて山に籠って10日間の瞑想行をしたときは
「しまったー!えらい大変なところに来てしもうたー!!!!」とはじめ、
めちゃ後悔しました(笑)。


 


10日間誰とも話さず、眼もあわさず、ひたすら瞑想。


 


これはマジきつかったです(笑)。


 


今夜のお話に出てくる10日間の瞑想行は、
わたしの実体験がベースになっています。


 


では今夜の「酒と悟り」お楽しみください。


 


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  これまでのあらすじ



男はバーのカウンターで不思議な紳士と出会ったことがきっかけで、
本当の自分へと還る目覚めの旅がはじまりました。


座禅修行で人生の師となる老師と出会い、
男は自己の内面に深い神聖な静寂を見つけた。



男は参禅の許可が老師からでなかったときのために、
保険のように申し込んでいた瞑想行があった。



念願の座禅が実現した男にとっては、
もう行かなくてはいいかなと思えるものだった。



だが、あのバーのマスターの相談したところ
「せっかくなので行かれては?」と言われ、
もう一つの修行である瞑想行に行くことを選んだのだった。



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     圏外の山
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辿り着いた瞑想道場は、
あたりに民家らしきものの見当たらない、大変な山の中だった。


 



山々に囲まれ、緑に囲まれ、
近くに小さな小川が流れている以外、
まったくなにもない場所だった。


 


本当に静かな場所だった。


 



この道場の施設、食事などはすべて、
修行者たちの寄付だけでまかなわれていた。


 



建物は大きかったが、質素だった。


 



こんな山奥まで来るものがいるんだろうか?


 



来る前はそう思っていたが、来てみて男は驚いた。


 



釈迦が悟りを開いたときに行っていたと言われる瞑想法を
形を変えることなく伝えてきたというその道場には、
たくさんの修行者たちが訪れていた。


 


たくさんの外国人を含めた老若男女、50人くらいはいるだろうか。


 


いろんな国からたくさんの修行希望者たちが訪れていた。


 


聞くとインドを旅していた時に、この瞑想道場を知った
という人がたくさんいるようだった。


 


この瞑想行は10日間におよぶ。


 



スケジュールをやりくりし、
仕事をまとめて休んで来たという人も複数いたが、
バックパッカーのような自由な暮らしをしている人が多いようだった。


 



男は事前にメールでもらっていた指示に従い、受付をした。


 


はじめての参加者は一人一人面談があり、
10日間に及ぶ瞑想修行(行き帰りの日程を加える12日間!)の
心構えなどを丁寧に伝えられた。


 


10日間の間は誰とも話さず、瞑想修行に集中すること。


 


他の誰とも目を合わさず、自分と向き合い続けること。


 


朝は4時半起床であること。


 


食事は朝と昼の二回だけであること。


 


全員ホールに集まって1時間集中して行う瞑想が、
一日に6回あること。


 



それ以外の時間もトイレ、お風呂、食事の時以外は、
自室で瞑想を続けること。


 



それら心構えを伝えられた。


 



そして携帯電話は修業期間中、
道場側に預けることも伝えられた。


 



世俗から完全に離れて、瞑想に集中することがこれらの目的だ。


 



男は言われるまま、携帯の電源を切ると道場のスタッフに手渡した。


 



電源を切る前に見ると、携帯のアンテナは圏外だった。


 



預ける以前に、そもそも山奥過ぎて電波が入らないのだ。


 



10日間の間、誰とも話さず沈黙し続け、
誰とも目も合わさず、ただ一人修行に集中し続ける。


 



ここに来る前、はじめてこの話を聞いたとき、
大変だなぁと男は思った。


 



だが面白そうだとも思っていた。


 



普段の生活ではけして体験できない、
非日常の空間に身を置いて、瞑想に集中できるのだ。


 


 


非日常に身を置く。


 



男は「大変だなぁ」「しんどそうだなぁ」と思いながらも、
内心、心のどこかでは「面白そう」と思っていた。


 



そして男は、ここに来る前に座禅修行で、
ものすごくいい体験をしていた。


 



深い瞑想を体験し、他の修行者が体験していない境地も体験していた男は、
この道場での瞑想も、何処か楽勝だと思っていた。


 



自分は他の修行者たちとは違うんだ。


 



自分はあの老師に目をかけてもらった存在なのだ。


 



そんな思いが男の中にあった。


 



だが、それはとんでもない思いちがいだった。


 



最初の瞑想がはじまってすぐに、男はそのことを思い知らされるのだった。


 



つづく


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        あとがき



はじめにもかきましたが、
この瞑想行で最初の一時間の瞑想が始まったとき、
わたしは「うわ!ナメてかかってた!」「エライところに来てしまった!」
と来たこと自体を激しく後悔しちゃいました(笑)。



だけどこの瞑想行は、わたしにとって
ものすごく大切なことをたくさん受け取らせてもらう修業になりました。



次回からいよいよどんな体験をしたのかを書いていきます。



受け取るものがいっぱいあると思います。
楽しみにしていてくださいね。


 


さて。


 


先日のメルマガでも書きましたが、
本格的な瞑想を体験したいという方のための
瞑想講座をはじめることにしました。



先月の29日のオンライン瞑想会で、
本格的な瞑想のガイドをはじめてみたのですが、


「こんな経験初めてでした」「こんな深い瞑想初めてでした」


「瞑想前に実は仕事がらみでトラブルがあって
混乱してたんですけど、瞑想したら全部クリアに整理されてました」


という声をいただき「これはいい」と思うに至りました。


 


今月スタートしたいと思っていますので、
少しお待ちくださいね。



マスター浜田
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