あなたは大切な存在
皆様
稲垣 利香です。
あなたは大切な存在
11/27は私にとって命について考える日です。
10年前に妹が自ら命をたちました。
今でも鮮明に覚えている。毎日忙しくしていたのに、その日はなぜかお休みだった。
11/27の午前、母親から電話がかかってきた。
「警察から電話があった、尚美が亡くなった」
わたしは驚かなかった、「やっぱり」と心の中で思った。
でも、体が震えて運転ができず、元旦那さんに運転してもらいながら一宮へ向かった。妹の家に入ったら、綺麗に色々なものがまとめられていた、机の上には通帳と印鑑と遺書が、、、
「お母ちゃん、ごめんなさい、もうおかあちゃんのためには生きれません、もう生き切ったのでわたしをこの世かたら解放してください」5枚に渡り、自分がなぜ命をたつのか、母親への想い、母親への配慮が綴られていた。
私にはたった3行「りかさんごめんなさい、少しの間お母ちゃんのそばにいてあげて」
私と妹は昔から確執があり、妹は「あんたみたいなやんちゃな女には絶対ならない」、私は真面目な妹が嫌いだった。起業して3年目、プロとして活動していた私は妹がうつ病だったことは知っていた、けど、当時の私は妹の気持ちをわかってあげられず「私みたいにひどい人いないでしょ」と言われた時に「みんな辛いのよ、あなただけが苦しいわけじゃない、あんたよりひどい人なんていっぱいいる」と伝えてた。彼女の気持ちに聞く耳すら持たなかった。
実は、死亡推定時刻の2時間前に胸騒ぎがしてメールをしていた、電話をかけようか悩んだけど、喧嘩になると思ってやめた。
あの時、電話をかけていれば、、、「あたなは大切なの、だから逝かないでね」と声をかけていたら、、、
宇宙の法則で、「すべては繋がっている」というけど、本当にそれを実感した日でもある。
2ヶ月間仕事を休んだ。この仕事をやめようかとも考えてた。妹に手を差し伸べれ
ていない私が心の仕事を続けていいのか？すごく葛藤した。
そんな時、上原美優ちゃんが自殺し、その後ファンの子達が後追い自殺が続いているとテレビで放送されていた。
「止めなきゃ」
私が自死した家族の気持ちを伝えていこう、あなたがいなくなったら悲しむ人がいるんだ、だから自ら命はたたないで」
そこから、私は泣きながら命の講演会をやり始めた。あなたは大切な存在だと伝え続けている
彼女が逝って10年
昨日は３つの用事があり、幸せな時間を過ごし最高の日だった。移動中に妹に何回も話しかけた。
「あなたは今そっちの世界で幸せに暮らしてる？楽しんでね、今日も変わらず空は青いよ、おかんは今もあなたがいなくなって寂しそうです」
私はこれからも命を伝えていこう。そして、あなたがどれだけ素晴らしくて、愛されている存在なのか伝えていこう、そして、少し思考を変えるだけで「苦しい」から「楽しい」人生に変わるんだと伝えていこう。
みんなが自分らしくキラキラ輝くお手伝いをしていこう。
2010年11月27日、わたしの最も大切な日です
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