「夢を叶えたければあるがままの現実と向き合い、夢を描いて行動しよう!!」【夢が実現するメルマガ】第169号
皆様へ
おはようございます!!
夢実現応援家®の藤由達藏です。
第169号 目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■1■「あなたの思いを絵と言葉でグラフィックにコーチングします!!」(藤由達藏)
■2■連載『我と汝・対話』を読む・第27回
「感覚的世界を仮象の世界として放棄する必要はない」(藤由達藏)
■3■お試しできます! 夢実現応援の対話
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■1■「あなたの思いを絵と言葉でグラフィックにコーチングします!!」(藤由達藏)
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わがGonmatus所属の夢実現応援グラレコーチ®の八川まどかさんの「体験セッション」ページができましたので案内いたします。
◆【八川まどか】夢実現応援グラレコーチング® 体験セッション 1時間
https://gonmatus.ocnk.net/product/100
八川まどかさんは、2019年一月より、私のもとに弟子入りして夢実現応援対話技法®を学びました。もともと絵を描くのが好きで、夢実現応援の対話(コーチング)よりも前に、会議や研修の記録を絵と言葉で記録する「グラフィックレコーディング」の技術を持っていました。
対話の技術(コーチング)を学び、100名の人に対話セッションを提供する「コーチング100人チャレンジ」にも挑戦し、多くの人にセッションを提供しているうちに、お客さまの話を傾聴しながらグラフィックレコーディングをするようになりました。これがお客さまに好評で、毎回お話を聴きながら絵と言葉でまとめるようになりました。
やがて、iPadやパソコンのソフトを使って、対話(コーチング)のグラフィックレコーッディングをするという独自のスタイルを確立し、グラレコーチングと名付けて活動するようになりました。グラレコーチングは、まどかさんオリジナルの技術であるため、商標登録もしました。だから今は「グラレコーチング®」と表記しています。
お客さまからは、自分の思考が絵と言葉で見える化するのでわかりやすく、気づきが早く、深い、と言われているようです。
100人チャレンジは、すでに100名を達成しました。すばらしいことです。現在は、グラレコーチングをしたお客さまのトータル人数を数えて、もうすぐ100名になりそうだとのことです。
そのようなタイミングで、八川まどかさんの体験セッションを受け付けるページを用意しました。一回、5,000円で体験することができます。zoomを使ってオンラインで行いますので、全国どちらにお住まいの方でも申し込むことができます。
・人生を変えたい
・自分らしい人生を生きたい
・天職を見つけたい
・もっとパフォーマンスを発揮したい
・成績を上げたい
・もっと人の役に立ちたい
そんな思いがおありでしたら、八川まどかさんの体験セッションを受けて、答えを見つけ出してみてはいかがですか?
◆【八川まどか】夢実現応援グラレコーチング® 体験セッション 1時間
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■2■連載『我と汝・対話』を読む・第27回
「感覚的世界を仮象の世界として放棄する必要はない」(藤由達藏)
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この連載では、オーストリア生まれの宗教哲学者マルティン・ブーバーの『我と汝・対話』(岩波文庫)の中から一節を抜き出して、現代に生きる私たちに役立つ智慧を吟味していきます。
前回は、<われーなんじ>という態度は、最高の出合いにはいる可能性を持つ、ということを見ました。その状態は、老荘思想の「無為自然」やアドラーの「共同体感覚」にも通じるものではないかと申し上げたところです。
それを受けて、ブーバーは次のように書いています。
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このために、感覚的世界を仮象の世界として放棄する必要はない。仮象の世界というようなものは、この世に存在しない。ただ現実の世界だけがある。むろん、世界はわれわれの二つの態度によって二重に見えるにすぎない。(『我と汝・対話』P.96 岩波文庫)
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「感覚的世を仮象の世界として放棄する必要はない」とあります。「感覚的世界」というのは、私たちが日々暮らし、視覚、聴覚、嗅覚などの五感を通じて把握している、この物質的世界と言ってもいいでしょう。
写真出典:http://www.1-em.net/sampo/hannya/
仏教の有名な経典「般若心経(はんにゃしんぎょう)」では、お釈迦様の弟子の中で「知恵第一」と賞賛された舎利子に、観自在菩薩は悟りの状態にあって、
「世界をこのように見ている」
ということを話していきます。その中に次のような言葉が出てきます。
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無眼耳鼻舌身意(むげんにびぜっしんい)
無色声香味触法(むしきしょうこうみそくほう)
無眼界乃至無意識界(むげんかいないしむいしきかい)
無無明亦無無明尽(むむみょうやくむむみょうじん)
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最初の1行は「無『眼耳鼻舌身意』」と書いてあります。「眼耳鼻舌身意」というのが五感(眼耳鼻舌身)と意識(意)で、世界を把握するための感覚器官と思考能力です。これらは「無い」のだと否定します。
次に、「無『色声香味触法』」と続きます。「色声香味触法」は、それぞれ、「眼耳鼻舌身意」が把握する対象を並べています。
眼 → 色
耳 → 声
鼻 → 香
舌 → 味
身 → 触
意 → 法
感覚器官である「眼耳鼻舌身意」が「無い」ならば、それらが把握する対象である「色声香味触法」も「無い」。
さらにそれを言い換えて、「眼界(目に見える世界)」も、「意識界(意識が把握できる思考の世界)」も無いと否定し続けます。
さらには「無明」=仏教的な観点から「無知の状態」も「無く」、「無明尽」=「無明」が尽きるという状態も「無い」と否定に次ぐ否定を続けていきます。
「あれもない、ないこれもない」
現実とおぼしきものはすべて「無い」。
「ある」と思っているものはどれもこれもない。
悟りの境地に至ると、この世界はあるように見えて実際には存在しない。そうだとすると、私たちが見ているこの世界というのは、真実の世界ではなく「仮象の世界」であると見ることもできます。
ここで思い出されるのが、次の一節です。
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祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
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写真出典:Wikipedia 琵琶法師
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%B5%E7%90%B6%E6%B3%95%E5%B8%AB
これは仏教的無常観に彩られた『平家物語』の有名な冒頭の一節です。「諸行無常」とは、すべての行為は無常(永遠不滅のものではなく、止まることなく移ろいゆくもの)だ、という意味です。人の世は、ただ「春の世の夢」のようだと言っています。
この世をはかない夢のようなもの、仮の世界、「仮象の世界」とする見方は、古今東西どこにでもあります。我が国では、仏教を吸収し、この世を儚いものとする見方は「無常観」と呼ばれ、なじみがあります。
私たちが普段「ある」と思っているものは、実は「無い」。そもそも「ある」と思っているものは、夢のごとく、仮の姿、仮象の世界なのでしょうか。仏教は、そのような仮象の世界を頼みにするなと教えているように思えます。
そこで、先のブーバーの言葉を見てみましょう。
「このために、感覚的世界を仮象の世界として放棄する必要はない。仮象の世界というようなものは、この世に存在しない。」
「感覚的世界」つまり感覚的に把握された世界は、「般若心経」でいえば「色声香味触法」であり「眼界」です。これらを「仮象」つまり「仮の姿」あるいは「幻のような非現実世界」であるとして、捨て去る必要はない、と言っています。
なぜならば、ブーバーに言わせれば、そもそも「仮象の世界というようなものは、この世に存在しない」からです。
では、何が存在するのか。
「ただ現実の世界だけがある。」
「般若心経」が五感も「無い」とし、五感と意で捉えられる世界も「無い」と否定していましたが、ブーバーは、「いや、現実世界はあるのだ」ときっぱりと断言しています。
それでも、仮の世界があるように思えたり、現実が頼りなく儚いものに思えるのはなぜか。それに対しては、こう付け加えて答えています。
「むろん、世界はわれわれの二つの態度によって二重に見えるにすぎない。」
真実の世界と仮象の世界があるかのように思う人がいたとしても、そうではない。<われーなんじ>の態度で把握される<なんじ>の世界と、<われーそれ>の態度で把握される<それ>の世界とい二つの世界があるように見えるだけだ、と言っています。
ブーバーは、なぜ「感覚的世界を仮象の世界として放棄する必要はない」と言ったのでしょうか。それは、「般若心経」における一見すると「現実否定」のような考え方や、神秘主義の世界において、現実世界を超越した神の世界こそが真実であるという考え方を念頭に置いているのだと思います。
現実から遊離したところに真実の世界があるとする見方は、現実世界の苦しさに注目し、それを乗り越えたい人々にとっては救いとなるかも知れません。真実の世界は、今ここにはなく、ここではないどこかに存在する並行世界のように思い浮かべることもあるでしょう。あるいは、遠い将来に救世主(イエス・キリストや弥勒菩薩)の復活または到来によって実現される世界であるかも知れません。
この現実世界ではないどこかに「真実の世界」があるとする見方をブーバーは不要だとしているのです。
ただ目の前に現実世界があるだけだ、と。
複数の世界があるかに見えるのは、私たちの「世界に対する態度」が異なるからです。<われーなんじ>の態度をとるか、<われーそれ>の態度をとるかで、世界は異なって見えるのです。
現実から目をそらす必要は無く、むしろ現実と向き合い、その現実に対して<われーなんじ>の態度で接し、交流し、影響し合うことができるならば、それこそ真実の世界と出会えるのです。
さらに踏み込んで言うならば、ブーバーは「そのような態度で世界と対するとき、この世界は神の世界であることに気づくはずだ」と言いたいのではないかと思います。
ブーバーはその意味では、非常に現実を重視した思想家であり宗教哲学者だと言えるでしょう。
今回、「般若心経」を引き合いに出しましたが、ブーバーと「般若心経」では、世界を把握する切り口が違います。そのため、互いにかみ合わないように思えるかもしれません。
しかし、今の私の予想では、「般若心経」の示している「空」の状態と、ブーバーの<われーなんじ>の態度には大きく重なるところがあると思っています。ただし、まだまだ言語化できる状態ではないので、これに対する解説は、この連載の先の方でやってみたいと思います。
さて、いかがでしたか。
今回は、ブーバーが、ここではないどこかに神の国があるとか、真実の世界があるとかという考えを否定している様を見てきました。人によって世界の見え方が違うのも、それは世界と向き合う態度によるのだという話でした。
また次回も、ブーバーの『我と汝・対話』を一緒に読んでいきましょう。
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■3■ お試しできます! 夢実現応援の対話
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弊社Gonmatusでは「夢実現応援の対話」を提供しています。これは、米国発の「コーチング」という技術をベースに、弊社Gonmatus代表の藤由が「気分と視座の転換」をベースに、日本人の言語感覚に立脚し、独自に編み直した対話技法です。あなたの「心躍る未来像」を実現する「なせばなる道のり」をともに歩んでいきましょう。そのための「最初の一歩」を探るのが「夢実現応援の対話」です。
Gonmatus所属コーチそれぞれが体験セッションを受け付けておりますので、よろしければ、こちらをご覧ください。
⇒ https://gonmatus.ocnk.net/page/9
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【編集後記】私のコーチングのスタートは「作家支援」でした。本を書きたい人や出版したい人をお客さまとして、コーチングの技術を使ってその夢を実現させるというもの。一番最初のお客さまは、小説を書きたいということで対話を重ねていったら三ヶ月で、出版のオファーをゲットし、さっさと著者デビューしてしまいました。その後、経営者やシンガー、ビジネスパーソン、高校生、大学生など幅広く対話のお客さまを応援していき、2015年から「魂が悦ぶ出版講座」を、橋本弥司子さんと一緒にスタートさせました。時を同じくして、私自身も自己啓発書作家として活動を始めました。以来、コーチングという枠を超えて出版の応援をしています。最近、松岡正剛さんの編集工学研究所の本を読み、編集ということに興味が湧き、編集者の本を読み始めました。ベテラン編集者の言葉は、著者としても必要な資質についてたくさん語っていてためになりました。出版や編集ということについても、さらに深く理解していきたいと思いました。さて、今日は「夢実現応援コーチ®養成講座」です。今日はどんな展開になるのか、受講生と私はさらにどう成長するのか。 楽しみでしかたありません。連休中ではありますが、素晴らしい一週間をお過ごしください。では、来週のメルマガも、お楽しみに!
(株式会社Gonmatus「夢が実現するメルマガ」編集長 藤由達藏)
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