梅村みずほ
梅村みずほ

アホ即バレの危機。

2020/7/20配信



皆様、おはようございます。
参議院議員の梅村みずほです。


 

この週末、
久しぶりに友人たちと
オンラインで集まりました。



みんなお母さんで
みんな起業家。


 


 


それぞれの仕事の近況や
悩みやウワサ話。
ちょうどお誕生日の子もいて
おめでとうを言いまくり
「明日もがんばろう!」って
気合い入れて
午前2時半ごろに解散。


 




起業家時代の空気感が
懐かしくて心地よくて、



生徒さんたちに向き合い
楽しく運営していた
私の「話し方教室」が
恋しくなりました。



 


くるたのしいが一番


 




先日読んだ本
「日本型組織の病を考える」で
著者である村木厚子さんが




仕事は苦しくて楽しい
「くるたのしい」が一番



とおっしゃっていたけど



本当にその通りだなと思います。



(上から4冊目〜)


 


 


 



楽しいだけの仕事も
幸せかもしれないけど

難しさを抱えながらも
世の中や人のために向き合い


壁にぶつかりながら
ハードルを超えていく。


そんな中で
開けてくる景色がある。



 





私は「話し方教室」でも
ひとりひとりの
声や個性が違うからこそ

その指導に苦しんだりもしましたが


 


 


その時の
「苦しい」と「楽しい」の割合は


 


3:7


ぐらいだったかな。





今はね。



当たり前だけど
苦しい比率が高いです(笑)




7:3


 


かな。





それは私が
政治の素人だったから。


 


 


ハリボテ内の充填計画。


 


 


「話し方教室」は
私のフリーアナウンサーとしての
長年の経験を生かした仕事だったので
その中身には自信を持っていました。


 


 


 


 


でも、議員という仕事をするにあたって
私にはありとあらゆる知識と経験が
欠けていました。



 




週末、オンラインで
友人たちには


 


「議員になるってわかってたら
 ハーバードで法学でも
 学んどきゃよかったよ!」



とジョークを飛ばして
笑いを取っていた私ですが


 


本当に国会議員は
法学部出身が多いのです!


 


 


 国会議員出身大学・学部ランキング2020
https://say-g.com/topics/909


 






「立法府」たる国会で
本気で政治家をやるなら

最低限の法的知識
議会の仕組み
憲法の内容

目下抱えている
日本社会の問題点について

一通り
網羅すべきなんですよねぇ…。


 


 


 


 


 


それをショートカットしてしまった私は
今、巨大なハリボテの


中身を充填しようと必死。




勉強しても勉強しても
埋まる気がしない。


 


 


でも、埋めるしかないから。


 


 



この一年
私がこだわりぬいたのは


 


 


質疑


 


 


 


でした。


 


 


 


アホ即バレの危機。





 


野党の1年生議員である私にとって
1番の仕事は


委員会での質疑。


 



質問ですね。
(そのまんまかい)


 






大臣や省庁に対して、



この問題どうなってんねん。


今のままでは
コレコレがあかんのちゃう?


こうしたらいいと思うねんけど
どう思う?


 


 



そんな質問スタイルで


 




政府のやりかたや
社会問題に対して



意見したり
問題提起したり
政策提言したりするんですが…


  


 


 



以前にも皆様に
お伝えした通り

私は国会議員って何をするのかも
よぅ知らぬまま

運とご縁と熱意によって
立候補した人間です。




(この時は、まだ何も知らない…)




野党の国会議員の
主な仕事は
「質疑」をすることだと知って


 


焦りました。


 


 



だって、
同席している議員は
政治のプロばかりですよ。


 


同じく同席している
省庁の官僚も
スーパーエリートですよ。





 


たとえ短い時間の質疑であっても




そんなもん…


 


アホが即バレ
してしまうやんかぁ!


 


 


 


 


草野球すら経験したことないのに

いきなり
プロ野球のマウンドで

投球する。






死ぬ気で投げるっきゃない。


 


 



そう思いました。


 



(一国の総理に質問する重みったら!!)




 


 


質疑のレシピ


 


 

でもね。

その後、
私はアメイジングな事実を知ります。





皆様、
質疑って誰がつくると思います?






え?
そりゃ梅村さん、
議員本人が作るんでしょ?



って?

思うでしょ?
思うでしょ?










実はラジオ業界にも


DJが必ずしも選曲するわけではなく
むしろDJは選曲しない方が多い


というトリビアがあるのですが



国会質疑にも


議員が作らずとも
質疑できる方法があるのです。


 





参議院議員の質疑。

私の知る限り、
作り方には⑤パターンあります。


 


 


 


 


①自分で作る。


②参議院調査室に作ってもらう。

③政策秘書に作ってもらう。


④党の政務調査室につくってもらう。


⑤上記のミックス


 


 



とりあえず私は


質疑って自分で作らなくても
人に作ってもらえるの!?


と知って
かなり驚いたのですが。




こりゃタレントでも
国会議員ができるはずだわ…
と妙に納得したのでした。





誤解のないように付け加えますが、

自分以外の人に作ってもらうのが
必ずしも悪いわけではありません。





国会議員は
人によっては
すさまじく忙しいので

1日に2本の質疑を
こなしつつ
その他の政務・公務・党務を
抱えている
なんてこともあります。



物理的に
すべての質疑を自分で作るのが
難しかったり

急に誰かの代理で
質疑に立つことになったり…

さまざまな事情があるんですね。





一方で、



丸ゲーナー
しようと思えば
できちまう
(いきなり川柳)



ということ。






 


 


しかし。




やっぱり、
他人の作った質疑って
聞いていてわかります。


 






人の作った文章と
自分が紡ぎ出した文章とでは

熱の入り方から
間の取り方にいたるまで

全然違ってくるんですから。





私も国会議員になって
いろんな方の質疑を聞きます。



やはり胸を打つ質疑は
その人の言葉で
紡がれるもの。







だから

自分の質疑は
自分で作る。




じっちゃんの名にかけて!!!


※じっちゃんはまったくもって話のプロではないけど


 






私は望んでここへきたんだから
最初はレベルの低さに
恥をしのんだとしても



本物の質疑ができるようになるために
「自家栽培」にこだわり

その時その時

本当に
自分が聞きたい質疑をするんだ!!


 


 


そう念じて

質疑前夜はいつも徹夜してました。

質疑の前数日は
夢の中でも質疑していたというぐらい

真剣に向き合ってきました。


 


本物の議員になりたい。
本物の仕事をしたい。



梅村みずほ、
階段1段目です。



まだまだですが、
がんばります。


 


白髪もシワも勲章。


 


そんなこんなでして



当日は
映像も記録に残るというのに


わたしゃだいたい

目の下クマだらけで
お肌のコンディションは最低…


ひどい状態でマイク前に
立っております。



(ホウラ、御覧くださいな)




その質疑の数、
1年間で




20本。


 



これは新人議員にしては
かなり多いほうです。





おかげで


あまり縁がなと思っていた
白髪が急増。

シワも驚くほど増えましたが

私にとっては勲章です。




 


そしてね、皆様。

毎回の質疑を1年生なりに
全身全霊で取り組んでいたら


いいことって
あるものですね。





先輩議員や
政策秘書、
他党の議員さんや
党の職員さんたちから


たくさん
嬉しい言葉を
いただきました。





次回のメルマガでは
ある日の質疑後、


先輩議員に言われて
思わずほろりした言葉を




 


お伝えしますね。





いつも変な時間にお送りするのに
読んでくださって
ありがとうございます。


皆様、

今週は波乱のGO TOトラベルが
スタートしますが、

旅行に行く計画が
あろうとなかろうと

1週間、
また元気にいきましょうね。


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【おたより紹介】
1メルマガに1通づつ、読者のみなさまから頂いたメッセージを紹介させていただいています♪すべてのメッセージにお返事ができず申し訳ございませんが、いつもみなさまのお返事に元気をもらっています^^大感謝!



 

 




梅村先生
 

お疲れ様です。お便りを拝読させて頂きました。

こちらに返信させて頂いても良いのかも分らずのまま、

失礼を申し上げます。

 

美味しそうなケーキ、本当に心底嬉しい気持ちで一杯と思います。

 

Twitterを止められたいとの事、そのお気持ち分る気が致します。

確かに情報送受の優秀なツールだとは思いますが、既にFBも

お使いでいらっしゃますので、あくまで私個人の考え方ですが、

それも選択の一つとお考え頂いても良いように思いました。

 

ツールはツール以外に何の価値も無いと思っております。

良くも悪くも、使う側の人柄次第で価値を持たせられるだけで、

それを使うのか使わないのかも、個々の判断だけで良いように

思います。

 

少なくとも梅村先生には、もっと重要で優先すべき判断を要する

お仕事を多くお持ちの筈で、そんな道具の要・不要の為にまで

貴重なお時間を費やさずにお過ごし頂きたいです。もっと他に

ご家族との触れ合いを通じて、大切な未来の宝である子供の事、

良い子育てに必要な社会や環境の事などに、向けて頂きたいと

思いました。

 

使うべき時に使うだけ。ではいかがでしょうか。


 

誠に申し訳有りません。既に充分過ぎるほど戦っていらっしゃる

先生に向かって、大層偉そうな事を申し上げてしまいました。

お許しください。

〜YTさんより   7/10「Twitterやめたい」〜


ありがとうございます!貴重な男性読者さんであるYTさんからあたたかいメッセージをいただき、ニマニマと首を縦に振りながら拝読しました。そうですよね。限られた自分の時間・エネルギーをどこに投ずるべきか、この行動によって何が得られるのかを突き詰めれば、諸刃の剣であるTwitterとの付き合い方は割り切ったほうがbetter。質疑など、重要度の高い仕事を妨げないように付き合って参りますね^^今後ともよろしくお願いいたします♪









 


 


 



 



 



 


 


 


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