百野あけみ
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【Anney通信】「わからない」ことを「わからない」と伝えるのは、関係性づくりへの大きな貢献である

2020/7/ 8配信



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コロナウィルスの第2派がジワジワと忍びよりを見せる中、九州、東海の山間部での大雨被害はもの凄いことになってます。


以下の写真は、私のご支援先の社員さんが送ってくれた今朝の写真。


飛騨川と木曽川の合流地域で、堤防まではもう1メートルちょっとだそう。


一旦、雨雲は去ったけど、これからまだ2、3日は余談を許さない気象状況。


もう日本は、殆ど亜熱帯気候と言ってもよいのではないかという気候に達してしまっているような。。。


既にもう私たちは、いつ、どこで、どんな災害に見舞われるかわからない時代と場所で生きているってことでしょう。


 


説明がありません


 


自然という中において、私たち人類は共に力を合わせ、知恵を出し合い、お互いに助け合うことでこれまでの時代を生き抜いて来たわけですが、コロナウィルスがその私たち人類の最大ともいえる生き抜く力の発動を阻害するものになりました。


人類がこの自然界で君臨することができたのは、言葉というものを手に入れたからだと言われているけれど、私たちが集団の力を発揮するためのコミュニケーションは言葉のみを使用しているものではないよね。


言葉以外の様々な感覚を駆使して、私たちはコミュニケーションをとってます。


 


「わからない」ことを「わからない」と伝えることは、関係づくりへの大きな貢献である


コロナショックをきっかけに、多くの人がコミュニケーションのカタチを直接会って話すことから、オンラインでの画面越しへと移行させたことでしょう。


きっと皆様もオンラインでの会話や、ミーティングを体験されたのであるならば、直接会って、同じ空間を共有しながら会話をするのと、別々の空間にいながら画面越しに会話するのとでは、随分と違った感覚をお持ちになったのでは?


 


先日、私が参加しているとある団体の活動で、オンライン上でグループミーティングが行われました。


リーダーがとある資料について説明します。。。


リーダー「。。。ということでお願いします。皆さま、わかりましたか?」


で、参加している人達の反応は。。。


シーーーーーン。。。


 


リーダー「わからないことがある方は、手を上げてください。」


シーーーーーン。。。


 


リーダー「では、、、よいでしょうか。。。」とリーダーが問います。。。


シーーーーーン。。。


 


私:(あれ~?本当にわかってんのかな?本当にいいのかな?)


って思う私は聞いてみるわけです。


私:「えっと~、じゃ、皆さん、次回までに何をしてくるかよいですね?」


シーーーーーーン。。。


 


私:(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)(;^ω^)


私:「では、Aさん、次回までに何をしてくるか、もう一度皆さんに説明して頂いてもよいでしょうか?」


Aさん:「えっ?!あ、あの。。。ちょっとよくわからないんですけど。。。」


 


私:(やっぱり。。。(-_-;))


 


 


私は、よくこんなシーンに出くわすのですが、皆様はいかがでしょうか?


オンラインに限らず、リアルの場でもこういうシーンには少なからず出くわした気がするのですが、オンラインになってより顕著になったような気がするのは、私だけでしょうか。。。?


オンラインになると、リアルで同じ空間を共有している時と比較して、使える感覚(5感)がかなり制限されると感じます。


同じ空間にいたら、感じることができる表情や態度、場の雰囲気、空気など、諸々の情報をキャッチすることがとても難しい。。。というか、殆どできないなと。


今回のこのオンラインミーティングは、全員、ビデオをオンでやってましたけれど、聞くところによるとビデオはオフがディフォルトで音声だけの真っ暗の中でミーティングするのがノーマルだという組織もあるとのこと。



一部の調査によると、テレワークが進んだことで生産性が上がったとも言われていたりしますが、果たしてこんな状態で本当に生産性が上がったと言えるのかなぁ。。。


せっかく自分の時間を費やして、皆で集まって「会話」をする機会と場を設けているのに、そこに居るだけ(画面のオフにしている場合は、もはや本当にそこにいるのかどうかもわからない(;^ω^))で、何も発言しないっていうのは、


・何かを発言すると、会議の時間が長くなるから


・何か発言すると、自分にスポットがあたるから


・「わからない」なんて言ったら、「あいつはアホだと思われるかもしれない」から


はたまた


・「わからない」なんて言ったら、せっかく説明してくれた人に悪い、って思う


からとか。。。?


 


でも、一方的に誰か1人が喋って、はい、お終い、っていうのなら、別にわざわざみんなが集まらなくてもいいよね、って思うけど。


まして、わかってないことも「わからない」と言わないまま終わるって、いったい何の生産性があるんだか。。。


参加してることで、自分はいったい集まった他の人たちに何の貢献をしてるんだか?ってはなし。


 


。。。と、ここまで書いて思うのは、これってオンライン上だけの話でなのか、ってことです。


リアルの場で、ずっと起こっていたことなんじゃ?


だけど、リアル場だと、誰かがその場の空気や雰囲気を察して、なんとなくフォローして進んでいたんじゃ?


これからの時代は、リアルとオンラインとのハイブリッドで人と人とのコミュニケーションは行われていくことは間違いないでしょう。


そういう中にあって、リアルで使えていた5感を使うことが難しいオンラインにおけるコミュニケーションは、リアル以上にいっそう、自らが情報を発信するってことを意識しないといけないと思うんです。


リアルだろうがオンラインだろうが、グループやチームに一員として話し合いに参加するということは、自らが思っていること、感じていること、考えていることを発信しないということは、その場に対して何一つ貢献していない、っていうことになっちゃいますね。


わからないことはわからない、とはっきり伝えることは、その話し合いの場への大きな貢献ですし、グループやチームの関係性をつくっていく上でも、大事な貢献を果たしていると言えます。


 


 


 




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