渡辺まどか

相手が自分で考えて行動してくれるようになるには

2020/7/ 1配信


皆様


こんにちは、渡辺まどかです。



 





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あなたは部下や後輩、同僚との関係で、
相手が主体的に動いてくれずにイライラしてしまうことはありませんか?



私は2人の子どもの子育てをしていますが、
同じようにイライラしてしまうことがあります。


「大人の問題と子どもの問題は別もの」


そう思う方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、
実は根本にあるのは同じ問題なんです。




今回は、

「相手が自分で考えて行動してくれるようになる方法」

についてお話したいと思います。


 





子育てをしていると、
とにかく大人の思うようにいかなくて
イライラすることがあります。




しかし、大声や怒りで子どもを動かすと、
子どもの考える力、自発的に行動する力を奪うことになりかねません。


 


子どもに、自分で考えて
自分で行動する力を身に着けてもらうためには、
【自分のかかわり方】がキーになります。


 


この記事を読んでくださっている方は、
多くの場合「仕事にロジカルシンキングを生かしたい」
思って読んでくださっているはず。



そこに、子育てがどう関係するの?と思われるかもしれません。


 




でも実は、


親子関係は、最もプリミティブな形の「人間関係」であり、
そこでの学びは大人同士の関係にも応用ができます。



大人同士だと、忖度したり、
見栄や我慢で表面上のコミュニケーションと
本音の間にねじれが生じますが、
子どもの場合はそれがない。




だからこそ、
「人間としての心の働きと、コミュニケーション」
について考えるときに、
シンプルでわかりやすい、モデルケースになるんです。



  • 部下や後輩、同僚との関係でイライラしてしまう

  • 上司や顧客とうまくいかない…


そういった職場でのコミュニケーションに悩む方は、
だまされたと思って少し我慢して読み進めてみてください。





 


私はこれまで7年間、親として生きてきました。



その中で、感じたのは、


親と子の関係は、
最も素朴な、独立した人間関係である


ということです。


 


親も子も、独立した人間であり、
互いに異なる個性を持っています。


 


それぞれに、
その人だけの感じ方・考え方、
ものの見方・とらえ方をし、
それをベースに考え、行動をします。





ただ一つ、親と子が違うのは、知識と経験の差でしょう。


 


しかし、親の方が知識と経験が勝っているとはいえ、
必ずしも親の知識と経験が正しいとは限りません。



親の知識と経験を押し付けることによって、
子どもが学ぶ機会を失ってしまうことが起きるのです。






 


息子が2歳くらいのときだったでしょうか。


 


外で息子とシャボン玉遊びをしていました。


小さな容器にシャボン玉液を入れて、
そこにストローのようなものをつけては吹く、アレです。


 


しばらく遊んだところで、
息子が手に持っていたシャボン玉液の容器を、
さかさまにしてしまいました。



大人からすると、「あー、もったいない!!」と、
つい声を上げたくなる場面ですよね。



「なんでそんなことするの、もう遊べなくなっちゃうじゃない!」
と怒りたい気持ちも沸くかもしれません。


 


 


ただそのとき、たまたま、私は息子の表情を見ていたのです。


息子の表情は、好奇心に満ちていて、
後悔や悲しみといったきもちは読み取れませんでした。


 


 


息子にとって、容器をさかさまにするという行為は、


「何が起こるのかな?」


という好奇心をくすぐる行為であったり、


「あとどれくらい容器にシャボン玉液が残っているのかな?」


と確認する行為であったのではないかと推測します。






息子に足りなかったのは、



・容器をさかさまにすると全部零れ落ちてしまう


 


という知識・経験であったり、



・大事に使わなければ長く遊ぶことができない



という近い未来を予測して自分の行動を制御する力でした。




ちなみに、子どもの認知機能の発達の研究から、
近い未来を予測して
自分の行動を制御することができるようになるのは、
4~5歳と言われています。




だから、2歳の息子がそれができないのは当たり前なんです。


 


だから親が

「もったいない、もう遊べなくなっちゃうからそんなことしちゃだめよ」

と言ったとしても、理解することはできません。



もちろん、何度もきつく叱れば、
同じ行動はしなくなるかもしれません。


 



しかしそれは、


 


「自分の頭で考え、理解した上で逆さまにしなくなる」


 


のではなく、


 


「よくわからないけれど、逆さまにしちゃだめなんだ...」


 


と学習して逆さまにしなくなるだけなのです。


 





そもそもよくよく考えてみると、


「もったいない」とか「もう遊べなくなっちゃう」というのは、
「親の私の財布が痛む」という私の価値観であったり、


「シャボン玉でもっと長く遊びたいんでしょう?」と
息子の考えを勝手に忖度した結果にすぎません。


 




しかし、ほんの数mlのシャボン玉液をこぼすことが、
どれだけ私の財布に損害を与えるでしょうか。
(100円ショップで5本入り100円で売っているのに?)



息子はシャボン玉遊びにもう飽きていて、
次の遊びに移りたいのかもしれません。
(シャボン玉でしか遊んではいけないという理由は特にありません)


 


親の知識や経験、価値観からすると
「もったいない」「なんでそんなことをするの?!」
という行為であったとしても、
子どもはトライ・アンド・エラーの中から学びを得ていきます。



自分で逆さまにしたら全部こぼれちゃった。
もっと遊びたかったのに…


 


という悔しい気持ちの中から、


「もっと遊びたかったら逆さまにしてはいけない」

という原理を学びます。


 



もし、「逆さまにしちゃだめよ」という
親の言うことを聞かせることを優先したら、

「自分で考えて試すのはよくない、
 親の言うことを聞かなければならない」

ということを学ぶことになります。


 


そういった体験を何度も経験して、
学びが蓄積したらどうなるでしょうか?



「自分の頭で考えて行動する」のではなく、

「親や先生の言うことを疑わずに行動する」
子どもとして成長するでしょう。





子どもに対して伝えるときにも、
部下や後輩・同僚、
あるいは上司や顧客に対して伝えるときも、原則は同じです。




自分が取り組むべき課題と、
相手の課題を切り離して考える。




相手に自分の価値観を押し付けたり、
先回りして正しい方法を教えてしまうと、
相手の課題に踏み込んでしまうことになります。


それは、相手が学び、
自分で考え行動する力を奪うことにつながります。





一方で、関わりを持たないこともまた、
相手に学びの機会を提供しない、無責任な行為です。



相手の課題に踏み込まず、
「見守る」あるいは「自分の気持ちとお願いを伝える」


その積み重ねが、相手の考える力、自ら行動する力をはぐくむのです。





相手が子どもでも、大人でも同じ。



  




 自律して、自分の生き方・行動に対する
 自己決定ができるようになる




ということは、
変化が激しく、先の読めないこれからの時代に必須の力だと言えます。




とはいえ、

自分が取り組むべき課題と相手の課題を切り離すのは、
簡単にはできないよ、という方もいるかもしれません。


 


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それでは、またお会いしましょう^^





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