藤崎葉子
藤崎葉子

キャリア研修はオンラインでできる?を考える~『neutralwoman倶楽部』通信49号

2020/7/ 1配信
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  neutralwomanは強くしなやかに成長する
  女性のキャリアと組織作りをサポートします
  『neutralwoman倶楽部』通信 Vol. 49 (2020/7/1)
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                   http://www.neutralwoman.com
              発行者:株式会社サクセスボード藤崎葉子

おはようございます!
サクセスボードの藤崎でございます。

本日より7月となり、コロナ関連の不安が残る中ではありますが、
企業活動も徐々に日常を取り戻しつつあるようです。
皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

我が家では、子どもの学校が再開し、改めて給食に感謝する毎日ですが
主人の勤務する会社は引き続き在宅勤務のため、平日の昼間から、
会話もなく定年後の夫婦のようなランチが続くことは誤算でした。
早く研修が再開し、全国出張ができることを願うばかりです。

それでは、今月も最後までお読みいただけますと幸いです。

◆目次◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】研修の現場から~キャリア研修はオンラインでできるのか?~
【2】今、話題のアンコンシャス・バイアスを知る
   「アンコンシャス・バイアス」オンライン★ワークショップ
【3】今月のお役立ち本ご紹介~みんなの「わがまま」入門~
【4】編集後記:子育て~学校再開に思うこと~
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【1】研修の現場から~キャリア研修はオンラインでできるのか?~
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 6月以降、企業活動が徐々に再開する中、今年度の研修をどのように実施するか
改めてご検討される企業様が増えているようです。

 いろいろな企業様で伺うのが、知識習得の研修についてはオンラインで実施
できるものの、モチベーションアップや社員同士の交流などを目的とした分野は
なかなかオンラインで集合研修と同じ効果を得るのは難しいのではないかという
ご意見です。

 確かに私のほうで多く手掛けるキャリアに関する研修は、微妙な要素が
多い研修ではあります。一口にキャリア開発研修と言いましても、参加する
受講生層や目的によっても大きく効果は左右されるのではないかと思います。

 すべての切り口をマップにするとわかりやすいのですが、ここではいくつか
検討の切り口を出してみたいと思います。

1.受講生の年齢層
2.目的(表・裏)
3.ツールや手法
4.参加方法(公募 or 強制)

 本来、ご自分のキャリア(職業人生)についてじっくり考える作業は
とてもプライベートなものなので、大勢の人と一緒にではなくても
成り立つわけですが、一人ではなかなか内省する(自分を深く省みる)ことが
難しいので、キャリアコンサルタントや他者と意見交換しながら進める効果を
期待し、また気づき、視野を広げる観点からも集合スタイルの魅力があります。

 まず、受講生層については、若年層であればあるほど、オンラインへの
抵抗感も少なく、未来について考えるモチベーションも高いため、
実施はスムーズでしょう。年齢が上がるほど、不安要素も増えます。

 また、目的としてキャリアプランを前向きに作成するというゴールは
ほぼ、共通としてあるものの、「ガス抜き」、「交流」、「講師や人事に
よる受講態度、内容のチェック」という気持ちのケアや暗黙の情報収集と
いった裏番組の部分がオンラインでは、実施し辛くなります。

 ツールや手法は、グループワークはできるものの、カードやゲーム形式等、
ツールや動きの複雑なものは不可能なものが出てきますし、最後の参加方法に
ついては、強制型のキャリア研修にみられる、参加意欲の非常に低い受講生の
対応がオンラインですと難しくなるというデメリットがあります。

 このように論点が複雑で、その研修の狙いをどこに置くかによって
結論も変わってきますので、キャリア研修はオンライン化で大丈夫!と
一言では言いづらいのですが、キャリアの考え方を用いるならば、
「最後に決めるのは、自分」をうまくサポートするのにオンライン
が不可能とは言えないでしょう。

 さあ、皆さんの組織では今後のキャリア研修をどのようにアレンジ
されるでしょうか。弊社では、研修内製化のサポートもございますので
お気軽にご相談ください。
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【2】今、話題のアンコンシャス・バイアスを知る
   「アンコンシャス・バイアス」オンライン★ワークショップ
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 ダイバーシティ推進に、ハラスメント防止対策に、「無意識の偏見」に
ついて学ぶ!アンコンシャスバイアス研修が以前として大人気です!

 コロナ対策で、なかなか集合研修が実施できない状況ではございますが、
このアンコンシャスバイアス研修にはeラーニングもございまして、
まず、社員全員にeラーニングで基礎知識を身に着けていただき、
秋以降に特に強化したい受講生層に、集合研修にてアレンジを加えて
実施という流れを企画している企業様が複数いらっしゃいます。

 まだ、アンコンシャスバイアスについて、ワークショップなど未体験の
皆さま、是非一度実際にご体験ください。オンラインセミナーですので全国
どちらからでもお気軽にどうぞ!
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【オンライン開催★無料体験会】
今、話題のアンコンシャス・バイアスを知る「アンコンシャス・バイアス」ワー
クショップ
【この講座に期待できること】
●今話題の「アンコンシャス・バイアス」を知ることができる
●ダイバーシティマネジメントに必要な「無意識の偏見」の正体を学ぶことができる
●本格導入の体験としてもどうぞ!

■開催日時:2020/07/15(水) 10:00 ~ 11:30
■受講費:無料(ZOOMを活用したオンラインセミナー)
■詳細はこちら:https://jinjibu.jp/seminar/detl/72670/
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尚、お申込みはこちらのメールにご返信いただく形でも受付可能です。 
ご興味がございましたら是非お気軽にご参加ください。

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【3】今月のお役立ち本ご紹介~みんなの「わがまま」入門~
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 人事や組織に関わっていると、従業員と会社の間に挟まって、こんな言葉に
敏感になったり、モヤモヤすることはありませんか?
「自己責任」、「権利主張」、「ひがみ・やっかみ」、「迷惑」・・・

 かくいう私も、人事部にいた頃もそうですし、現在の仕事でダイバーシティ
や、ハラスメント問題などに関わっていると、よく聞く言葉です。
果たして、こうした自己主張や周囲との軋轢の間に存在する気持ち、状態は
個人の「わがまま」として扱うべきものなのでしょうか?

 飲み会を断ったらわがまま、早く帰るのはわがまま、働きながら子どもを
持つのはわがまま!?異なる生活環境や、価値観の人がどうやって一緒に働き
成果を上げるのか、に向き合っているのが企業内のダイバーシティの現状と
頭ではわかっていても、なかなかうまく整理ができないものです。

 この問題を理解するための処方箋が今回ご紹介する『みんなの「わがまま」
入門』だと思います。実は、こちらの本、ちょうど緊急事態宣言が出ていた
4~5月にかけて、ずっと日本の人事部サイトの書籍ランキングで1位になって
おり、しばらく手に入らなかったほどです。
人事の皆さん、コロナによる社会変革の最中、「わがまま」に響くものが
あったのかもしれません。

■みんなの「わがまま」入門 富永京子 2019年 左右社

 著者の富永先生は、立命館大学産業社会学部の准教授で「社会運動」を
ご専門とされています。この本は先生が中高一貫校での講演を元に書かれて
いますので、学生にもわかりやすく「わがまま」について解説しています。

 先生曰く、日本人はとにかく「わがまま」を言うのが苦手で、「わがまま」
には、ただ法律や制度を変えるだけではない多様な意味があるとのこと。
ダイバーシティに向き合い過ぎて混乱した時には、何か示唆をくれる一冊と
なると思います。この夏の読書にいかがでしょうか?

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【4】編集後記:子育て~学校再開に思うこと~
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毎度、私の子育てについて語るこのコーナー、
本日は、今週からやっとフルタイムでの登校となったいる娘の様子に
ついてお話したいと思います。

コロナ禍にあって、東京の小学校がフルタイムで再開したのは、なんと今週から。
先週までは、週の半分や時間数も人数も通常の半分など分散登校となっていたため、
なんとなく生活ペースがつかめずにおりました。

クラス全員と一堂に会するのは、今週が初めてで、やっと新学年のお友達と
話ができたと娘はひたすら満足気。
やはり成長期の子供が家族だけで過ごすのはもう飽き飽きなのでしょう。

親として少々不安なのは、のきなみ延期となっている学校行事。
運動会や課外活動など、子どもが楽しみにしている行事がどうなるのか、
今後の見通しについてまったくお知らせが無く、どうなるかわかりません。

そんな中、今年は”集会”の係になった娘は、動画の配信で楽しく集会を
皆さんに伝える内容を考えているようです。
仕事でも学校でも新しい環境への適応力が試される時ですね。

本日もお読みいただきありがとうございました。

藤崎葉子
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 藤崎葉子
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