浜田義之

【088】酒と悟り 第九話 山奥の寺へ

2020/6/26配信


こんばんは、魂の使命を生きながら、人生そのものを楽しむ、
スピリットナビゲーターのマスターこと浜田義之です。


 



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まずはお知らせです。



マスターが一瞥(いちべつ)を経験した
【ゼロ意識共鳴瞑想のオンライン体験瞑想会】を行います



・6月26日【満員御礼】で受付終了しました。


7月1日と21日はお席があります



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では今夜のお話です。


毎週金曜日の21時にお送りする、
本当の自分・魂の本当の目覚めへと導く物語。



この「酒と悟り」の物語は、
物語の行間から深い「気づき」や「閃き」
「インスピレーション」を受け取れるように
意図して創作している【特別なお話】です。



どうぞ行間から気づきや閃きを受け取ってください。


 


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今夜は第九話をお送りします。



バーのカウンターで不思議な紳士に出会った男は、
紳士の言葉から、自分の中のなにかが目覚め始めたのを感じました。



そして男の人生は本当の自分、
魂の望む人生の目覚めへと導かれ始め、
ついに生涯の師となる老僧と対面することになりました。



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     山奥の寺へ
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男は新幹線を下りるとローカル線を乗り継いだ。


 


山間部を抜け、延々と続く海岸線を抜け、
単線のローカルはゆっくりと豊かな自然の中を走り続けた。


 


続くのは何処までものどかな風景だった。


 


カタン・カタタン...。


 


ローカル線はゆっくりと走り続けた。


 



 


そうして辿り着いたのは、小さな小さな田舎の駅だった。


 


改札を抜けても誰も見当たらない。


 


静かな田舎町。


 


男は送られてきた地図に従い、歩きはじめた。


 


駅にはタクシーはおらず、バスも一時間に一度しか来ない。


 


男は延々と歩き続けた。


 


クルマも滅多に通らない道を10分以上歩いたろうか。


 


やがて山道へと入り、きつい坂道を延々と登った。


 



 


どのくらい登り続けたろう。


 


振り向くと、降りた駅がはるか遠くに小さく見えた。


 


男は再び山道を登り始めた。


 


こんな誰も来ないような山の中に、
本当に禅寺などあるのだろうか?


 


思わずそんな考えがよぎるくらい、険しい山を登りつづけた。


 


誰一人すれ違うものはなかった。


 


半時ほども登ったろうか。


 


小さな木造の建物が現れた。


 


「ここか」


 


男はつぶやき、いったん立ち止まった。


 


目を閉じ、一度静かに深呼吸をした。


 


そして入り口にかけられた板木(ばんぎ)
を備え付けの木槌で叩いた。


 


カン・カン・カンと板木の音が山にこだました。


 


しばらくすると若い僧侶が姿を現した。


 


男は深々と頭を下げ、そして目の前で手を合わせた。


 


若い僧侶も無言で手を合わせた。


 


そして「どうぞ」というと、建物の中へと男を招いた。


 


「ここで少しお待ちください」


 


招かれたのは本尊のある部屋だった。


 


男は待つ間、本尊に静かに手を合わせた。


 


今日からここで世話になるのだ。


 


男は静かに、本尊の姿をしばし眺めていた。


 


半眼の仏像は、静かなたたずまいで、
その瞳ははるか彼方を見通している気がした。


 


男の中に神聖で静かなものが広がる気がした。


 


初夏の山には虫たちの鳴き声がにぎやかにしていた。


 


にぎやかなのに、気持ちは静か。


 


それは少し不思議な感覚だったが、
このときの男にはまだ、そのことに気づくだけの
気づきと洞察はなかった。


 


建物の木の香りは、
子供の頃、夏休みになると訪れた、
祖母の田舎の家を思い出させるような、


 


よく遊びに行った、田舎のお寺を思い出させるような
懐かしい香りがした。


 


静かにたたずむ仏像、


 


虫たちの鳴き声、


 


建物の木の香り。


 


男は空間を五感で感じた。


 


数分の間そうしていただろうか....。


 


「お待たせしました」


 


若い僧侶の声に男はハッと我に返った。


 


そして招かれるまま、奥の間へと案内された。


 


奥の間の襖の前まで来ると僧侶は、
「こちらで老師がお待ちです」と言った。


 


そして静かに手を合わせ、礼をすると下がっていった。


 


男は少し緊張していた。


 


男は気持ちを落ち着けるべく、襖の前で深く深呼吸した。


 


そして「失礼します」と声をかけた。


 


「どうぞ」


 


静かな声が聴こえてきた。


 


静かだけど威厳のある声。


 


そのように感じた。


 


男は襖の前に正座すると、襖に手をかけ、
静かにその戸を開いた。


 


襖があくとともに、目の前は明るくなった。


 


奥の間の窓から差し込む日の光だろう。


 


目の前が明るくなった。


 


男は部屋に入る前に静かに頭を垂れ、
一礼すると部屋へと入っていった。


 


老師に招かれるまま、向かいの座布団に正座すると、
男は再び静かに頭を垂れ、老師に一礼をした。


 


顔をあげるとそこには、
静かな、だけど威厳ある老僧の姿があった。


 


その姿はとても静かで落ち着いていたが、
そこには一つの隙も無い静かなすごみが漂っていた。


 


男はこうして生涯の師と出会ったのだった。


 


つづく。


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