浴本涼子
浴本涼子

お口の健康ってやっぱり大事!

2020/6/22配信


皆様


こんばんは、浴本です。



今日もご開封いただきありがとうございます。


 


早速ですが本題に入りますね。


 


お口の健康はやっぱり大事


何度かお口の健康って大事だね、


というお話をしてきましたが、


やっぱり大事だよね、って


思うことがあったので今日はそのお話を…


 


15歳、16歳のご長寿犬・ご長寿猫で


お口が原因の不調が発生することがあります。


お口が原因の不調には、次のようなものがあります。


・口が痛くて食べたくても食べられない(猫ちゃんに多い)


・目の下が腫れる、そこから膿が出てくる


・鼻から食べカスがでてくる   など…


 


根本的な治療には、麻酔をかけて悪い歯を抜く、


または綺麗にすることなのですが、


人間でいうと80歳近い高齢のため、


麻酔をかけることができなかったり、


麻酔のリスクの方が高いことが多々あります。


そうすると、対処療法しかできなくなり、


またいつ再発してもおかしくない状況が


ずっと続きます。


 


目の下が腫れる原因の一つに歯槽膿漏があります。


歯の根っこの方まで細菌感染を起こし、


膿んでしまった状態です。


根本的な治療ができないと、


腫れたら抗生物質を飲む→腫れ・膿がひく


→また膿む→抗生物質を飲む


というサイクルがずっと続くことになります。


 


 


もともと、口の中には細菌がたくさんいます。


正常な歯肉ならば、菌の侵入を防いでくれますが、


歯周病などで歯肉が出血しやすい状態だと、


そこから体の中に菌がどんどん入っていきます。


そのため、歯周病は心臓疾患や腎臓疾患の原因とも


言われています。


  


歯周病は様子を見ていても治るものではありません。


様子を見ている間も体中に菌がばら撒かれ、


あちこちの臓器にダメージを与えています。


いよいよひどくなってきた、という状態まで様子を見ずに


麻酔をかけることができるうちに、


一度綺麗にしておくことをおすすめします。


 


歯茎の状態をおうちでチェックするのが難しい場合もありますが、


お口の臭いはチェックできますよね。


お口の臭いが気になる場合には、


病院でお口の状態をチェックしてもらいましょう。


 


また、歯石は歯磨きでは取れませんし、


歯周病になってしまったら、歯磨きだけでは治りません。


くれぐれも、


出血しやすい状態で無理矢理歯磨きをし続けることだけは


しないでくださいね。


(↑これ、私は拷問だと思っています)


 


すでに歯茎が腫れたり、出血している場合は、


治療をして痛みを取ってから


歯磨きをする様にしてください。


 


 


*今日のまとめ*

歯周病は、歯茎の出血しやすいところから、
菌が身体に入ってきて、
全身に菌がばら撒かれる状態
腎臓疾患、心臓疾患の原因とも言われています。

お口に関する不調が出てきてからだと、
麻酔をかけての治療ができない場合あり!
早めにケアすることをおすすめします。

 


 


 



  

 


 


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


 


 



 


 


 


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