浜田義之

【078】酒と悟り 第四話 はじめりの目覚め

2020/5/22配信


こんばんは、魂の使命を生きながら、人生そのものを楽しむ、
スピリットナビゲーターのマスターこと浜田義之です。



 


まずはお知らせです。


 


マスターとセラピストの田丸結貴さんが、
「わたしとは誰か」をテーマでオンライン対談講座。


 


23日夜と25日午前の部は満席キャンセル待ち
※25日夜の部は【残席僅か】です。


 


詳細とお申し込みは巻末の「イベントセミナーのご案内」を
ご覧くださいね。


 


 


それでは今夜のお話に入りましょう。


 


 


毎週金曜日の21時にお送りする、
本当の自己・魂の目覚めへと導く物語。


 



今夜は第四話をお送りします。


 



バーのカウンターで不思議な紳士に出会った男は、
紳士の言葉から、自分の中のなにかが目覚め始めたのを感じました。


 



そしてマスターとの会話から、男は頭ではわからない、
だけど自分にとっての「なによりも大切なこと」を
思い出したいという思いを抱きはじめました。


 


 



これまでのお話


 


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【はじめりの目覚め】


 


目に見えない黒いうねりが内に生まれた。


 


不可視なそれは、やがて大きなうねりとなり、
わたしの中で大きく大きく渦巻き始めた。


 


なにかがはじまったのだ。


 


それは恐れるものではない。
恐れは恐れそれ自体を恐れるとき恐れになるのだ。


 


わたしはうねりを見つめ続けた。


 


臆することなく、気負うことなく、
飲み込まれることなく、踊らされることなく共にいた。


 


「わたし」はそれがなにかを知っていたが、
「私」にはまだそれがなにかはわからなかった....。


 


────────────────────────



カラン....。


 



男の手にしていたグラスの氷が音をたてた。


 



「マスターには人生の師はいらっしゃるのですか?」


 



男はウィスキーのロックグラスから顔をあげ、
ふいにそう聞いてみたい思いが浮かび、マスターに問いかけた。


 



「人生の師ですか?」


 



「ええ」


 



マスターは磨いていたグラスを眺めがら、
懐かしそうな表情を浮かべ、そっと笑みを浮かべた。


 



男はマスターの言葉を待った。


 



「わたしには何人もの師がいます」
「ですがお聞きになりたいのは人生の師ですね?」


 



「ええ、そうです」


 



マスターはまた懐かしそうにひとり笑みを浮かべた。


 



男はマスターの言葉をじっと待った。


 



「わたしにとって生涯忘れえない得ない師がひとりいます」


 



「それはどんな方ですか?」


 



「禅の老師です」


 



       !


 



禅という言葉に男はハッとした。
なぜだかわからないがハッとした。


 



「禅って...座禅のこと...ですよね?」


 



「そうです」


 



マスターはにっこりした。


 


 



なんだろう!?
マスターの言葉を耳にした瞬間、
男の興味は一気に「禅」という言葉に引き込まれた。


 



禅という言葉に、男は一瞬で魅了された。


 



男の中に静かで、だけど強い高鳴りが湧きおこりだした。


 



「わたしは禅で人生が変わったんですよ」


 



マスターが言った。


 


 



「禅で人生が変わった....?」


 



なにが起こったのだろう?
男は禅というたった一言の言葉に心奪われた。


 



それは抗えない思いとなって、マスターへの問いかけの言葉を生んだ。


 



「マスターは...どこで禅の修行をされたんですか?」


 



男は聞かずにはおれなかった。


 


 


「〇〇県の人里離れた山奥ですよ」


 



「え?〇〇県!?
そんな田舎の、そんな山奥ですか!?
京都のお寺ではないのですか?」


 


 


マスターは男の言葉にちょっと意味深な笑みを浮かべた。


 


 


男はこれからマスターがとても大切なことを言うのを予感した。


 


 


「本物の修行をしたいなら...それは観光地ではできないと、
わたしに禅のことを教えてくれた人は言っていました」


「わたしも最初はお客様と同じことを聞き返しましたよ(笑)」


「ですが今は彼の言っていたことがよくわかります」


 



男の目がパッと輝いた。


 



なぜだかわからなかったが、
マスターの言葉が、男の中のなにかを目覚めさせた。


 



マスターに禅のことを教えた人がいた...。
そして今度は、自分にマスターが禅のことを伝えてくれた...。


 


 


受け継がれるもの。


 


受け継がれるものが、受け継がれる準備のできた人に、
バトンのように手渡されるんだ。


 


男はそう思った。
なぜかそう思った。


 


 



きっとマスターは、誰にでもはこの話はしないのだろう。


 


 


なぜだかわからないが男はそう思った。
直感が、男の深いところの「なにか」がそう告げていた。


 



そしてマスターは自分に....
こんな自分に、バトンを見せてくれたのだ。


 


 


その時が来た。


 



男はそう思った。


 



そして男は手を伸ばした。


 


マスターが差し出したバトンに手を伸ばした。


 



そして男はバトンを手にした。


 



マスターはそっと手を離した。


 



マスターはまたにっこりとほほ笑んだ。


 



男は遠い昔からのなにかを、遠い昔の自分との約束を、
受け取るときが来たのを、何処かで感じていた。


 



それはわかりやすい高揚感ではなかった。
嬉しいことがあったとき反応から起こるようなワクワクでもなかった。


 



心の奥底の...そう、魂が目覚める感じがした。


 



スイッチが入った。


 


 



 


 



  

 


 



 


 



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