竹村享子
竹村享子

4月のお野菜~フキ~

2020/4/ 6配信
皆様

おはようございます。
発酵ばあちゃんの季節の体にいい話
竹村享子です。

3月末までには収束するのでは、と思っていた新型コロナウイルス感染症は、全世界に広がり終わりが見えなくなってきました。

4月に予定をしていました発酵食講座、健美膳料理教室すべて中止することに致しました。

いつもの季節でしたらいろんなお花が次々に咲いて、心躍る日々を過ごすのですが、落ち着かない日々です。


でもあまり恐怖心にかられず、今を楽しく過ごしてなるべくストレスがかからない生活を送りましょう。

私のメルマガを読んでくださっている方は、ご存知の方も多いと思いますが、
自然派医師の本間信二郎さんが、ブログにこの新型ウイルス感染症(COVID-19)について書いておられますので、参考になさって下さい。

小児科学の臨床医で、ウイルス学ワクチン学を専門に研究されていたお医者様です。

https://shizenha-ishi.com/blog/microbe/1269/?fbclid=IwAR1NBrQVfXDGMb9gpZ3Q4D0VOwQ_iveCa44sGgHAwGaZP49u6rFdtSlRfQE

軽症ですむ人と重症化する人の違いは、結局その人が持っている自然免疫系の強さということになります。

ウイルスや細菌などの病原体が身体に侵入した時に、最初に戦ってくれるのが自然免疫系で、その後、特定の相手だけを排除するのがより強力な獲得免疫系といいます。

結局、自然免疫系を高めておくことが重要になります。

それには発酵食を含む伝統的な和食を摂る、運動、休養、ストレスがない状態ということを本間医師もおっしゃっています。



■□■∞∞──フキ──∞∞■□■

最近はほとんどの野菜が季節を問わず店頭に並んでいますが、春の野菜に関しては、この季節限定というものが多いですね。

早春のフキノトウに始まり、タラの芽、筍、わらび、うどなど春を告げる山菜が出始めると、寒さで縮こまっていた身体もそろそろ春のものを食べて、新陳代謝を計ろうという気になってきます。


寒さの中でフキノトウが顔を出してから一月ほどすると、ごく薄い黄色の花が咲き始めます。

冬に黄色の花が咲くということから、冬黄(ふゆき)がつまってふきという名がついたとか。

でもフキノトウやフキを知っていてもフキの花を知る人は少なく、我が家のフキの花を見て驚く方が多いです。

フキノトウはフキの花の蕾で可愛いのですが、蕾が花になるとあまり冴えません。

本格的な春がやってくると花が枯れだして、その横からフキの茎がどんどん伸びてきます。

ツクシとスギナの関係のように、花と茎は根でつながっているのです。

夏にかけてフキの茎は伸び、葉もどんどん大きくなりますが、柔らかくおいしいのは、4月から5月にかけてです。

独特の風味や歯触りを楽しむというのは、日本人ならではでないでしょうか。

フキ独特の苦味は、クロロゲン酸というポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり老化や癌を予防すると言った働きがあります。

 

□■□∞∞──レ シ ピ──∞∞□■□

【ふきと厚揚げのピリ辛煮】(4人分)

<作り方>
① 厚揚げ2個はさいの目切り、フキ300gは筋を取り3㎝長さに、5㎝角の昆布は1㎝角に切る。唐辛子1本は種を除いて、小口切りにする。
② 鍋に油小さじ1を熱して、フキを炒める。
③ ②に昆布、厚揚げ、鰹節一握り、唐辛子を加えて、水1Cを注ぎ、5分通り煮る。
④ 醤油、みりんを1各大さじ1,5を加え、水分がなくなるまで煮含める。

*フキは、アクを取るために先に水煮してから筋を取り、調理する場合が多いですが、今のフキはほとんどアクはありませんし、そのアクこそ体に必要なフィトケミカルです。なのでアクは取らずにすぐに筋を取って調理します。一度お試しください。 

*フキの葉の佃煮は苦みがありますが、その苦みが美味しく感じられます。






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竹村享子プロフィール
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田舎の農家に生まれ、畑の野菜の煮物や和え物といった毎日の食生活に不満を持っていた私。

結婚して大阪でのマンション暮らしを始めた時、憧れを持っていた、パンとスクランブルエッグ、果物、コーヒーというような朝食を毎日摂るようになりました。

子どもが3人生まれましたが、三女が喘息とアトピー性皮膚炎を併発したことにより、梅崎和子さんに出会って、陰陽調和料理を学びました。



戦後、肉、卵、乳製品が多い欧米食を取り入れたことにより、アトピー性皮膚炎やアレルギー疾患の子どもが増加、日本人には日本人に合った食べ方がある、ということを教わりました。

薬学部で学んだ私は、子どもの手が離れたら薬剤師として仕事をするつもりでしたが、「病気になってからの薬よりも、病気にならないように予防する食事が大事」という考えに至りました。

そして、梅崎さんと一緒に㈲いんやん倶楽部という料理教室の会社を立ち上げ、教室運営に10年間携わりました。



子どもたちが成長して田舎に帰ったことにより、自分が子どものときに嫌っていた野菜の多い食事が健康長寿にいいということを実感しました。

祖父母は97歳と96歳で亡くなりましたが、亡くなる直前まで心身ともに元気に過ごしていました。
ご飯、味噌汁、漬け物という朝食がよかったのではと思います。
また漬物は朝だけではなく、三度の食事で食べていました。

母が祖母から教わった麹から作るお味噌や漬け物を、今度は私が母から学びました。

気が付くと、農村であってもお味噌や漬物を自分で作る人が少なくなっています。
地元の小学校の総合の時間に、種まきから味噌作りまでする「大豆プロジェクト」を取り入れてもらったことにより、近所の子どもを持つお母さんたちにお味噌作りの輪が広がってきています。

お味噌だけではなく漬物などの発酵食を作りたいという人が、周りで増えてきています。
けれどももっとたくさんの方たちに伝統的な発酵食を伝えて、日本人の健康寿命を延ばしたいというのが私の願いです。


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