豆を発芽させてから食べると、5分で火が通るんです
皆様、こんにちは。
食のサステナビリティ研究家
DRYなFOOD乾物で、世界をもっとPEACEに!
一般社団法人DRYandPEACE代表理事のサカイ優佳子です。
料理教室の先生対象運営サポートもしています。
(公式ホームページはこちら)
関東は外出自粛の週末、皆様はいかがお過ごしですか?
昨日は、多少仕事をし、昼ごはんを食べたあとはAmazonプライムで「翔んで埼玉」をみて大爆笑し、夜は下北沢で開催されていた「料理の人類学」というシリーズイベントにネットで参加。
なんと、社会学者の宮台真司さんもネットでご自宅から参加されており、鋭いコメントに、さすが!と感じ入りました。
そもそも主催者の3名(お一人は会場の書店店主、お二人はまだ20代後半から30代前半と思われる大学院生と大学講師)のお話だけでも刺激的で、知的快感を十分に味わえた2時間でした。
ここのイベントはいつも面白いものをやっているとチェックしているのですが、郊外に住んでおり、早寝の私にとっては、都内での夜のイベントはどうしても躊躇してしまいがち。
ネットで参加できるなんて最高でした!(交通費もかからないし、ご飯食べてから参加。終わってすぐにお風呂!)
さて、今日の話題は、、、
豆はタネ。もやしを作るだけではなく、、
先日、豆を水だけで発芽させて1週間でもやし=スプラウトを作る方法をブログに書いたら、とてもたくさんの方にお読みいただきました。
小池知事の外出自粛要請のニュースを聞いて、食料品買い占めが始まるかもという気配の中、そのワザを知っていれば野菜が手に入らなくてもどうにかなるはず!と、朝5時にガバッと起き出して勢いで書いたブログでした。
ところで、
スプラウトまで育てなくても、豆を発芽させるメリットはあることをご存知ですか?
豆を発芽させるメリット
2002年から2003年にかけて、ジョンズホプキンス大学のポール・タラレー博士と、セミナーで何度かご一緒させていただいたことがあります。
タラレー博士によると、ブロッコリースプラウトにはガンの成長を抑える酵素を活性化させる成分スルフォラファンが含まれており、その効果は発芽から1週間くらいの間発現するとのことでした。
ちなみに、本当は発芽すぐの方が成分比率は高いのですが、それだと食用には厳しいので3日がベストととのこと。
発芽の際には、含まれる成分も変わるのです。
発芽玄米普及大使を勤めていた時にも、玄米と発芽玄米との違いについて、いろいろ学ぶ機会を得ました。
発芽玄米は、玄米と違って、白米と同様に炊飯できるのは知られていますよね。
インドや中国では、豆を発芽させた状態で販売しているのをよく見かけます。
中国は、今も豆を含む乾物を常用する国。
インドはベジタリアンがとても多い国。
学校給食でもみんなが食べられるものは豆なので、毎日豆料理がでるとインド人から聞いて、なるほどと思いました。
さまざまな豆料理の歴史をもつインドや中国の食べ方の一つが発芽させた豆を食べることとなれば、私たちも取り入れてもいいのではと思い、実は10年以上前から発芽させて(も)たべよう!と提案しています。
上の写真くらい「発芽」していればOKです。
気候にもよりますが、大概2~3日。
(どうやって発芽させるか、豆の種類による注意点は何かなどは、こちらの記事で詳しく書いているので、ご覧ください)
豆の「隙間」が開いて、小さな芽が見えるくらい。
もう少し伸びても問題はないのですが、食べる時に舌に触ります。(下の写真の緑豆はちょっと伸びすぎですね。豆の大きさが変わると、発芽のタイミングも変わります)
上の写真は、オリーブオイルで発芽豆を炒めて、塩胡椒したもの。
カレー粉や青のり、ハーブ類などをふっても。
調理はシンプルですが、多分味わったことのない豆の食感と深い旨みに驚くと思います。
5分も炒めれば火が通ります。
茹でても5分。
ですがぜひ炒めるのを試してみてくださいね。
色々な豆を一緒に発芽させて炒めると、食感や味の違いが楽しめます。
ただし、花豆ほど大きな豆を混ぜるのは、火の通りがあまりに違ってしまうので、お勧めできません。
「煮豆が苦手という主人が、これならビールと一緒におかわりしていました」といったご感想を多数いただきます。
3日間、朝晩豆をゆすぐだけで、調理時間は5分。
時短と捉えるか、「時間がかかる」と捉えるかは、人によると思いますが、、、。
こんな状況なので、ブログで勝手におうちご飯強化月間開催中。
お読みいただけたら嬉しいです。
→ https://ameblo.jp/eat-for-better-world
詳細はこちらから→ https://is.gd/Wd9EIa
サカイ優佳子のネット乾物料理講座(zoom開催)
4月5日(日) 10:00~11:30 お麩の驚きの活用法
4月11日(土)10:00~11:30 ひじきの驚きの活用法
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