江島裕美子(えっしー)
江島裕美子(えっしー)

コロナ危機で心がザワザワするときは

2020/3/29配信


皆様


生きやすい思考と行動を追求し、伝えること


江島 裕美子(えっしー)です。


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初めてメルマガというものを書きます(緊張💦)。どうぞよろしくお願いします。

あれよあれよという間に新型コロナウイルスは世界的パンデミックとなり、


世界がかつてない状況に陥っています。

連日のコロナの報道や、実際に休校やロックダウンを経験して、


心がざわざわしたり、大きな不安を感じたりする方も多いと思います。


私もその一人です。


 


そんな中、ある英文記事が私の心にストンと落ち、


ざわついた気持ちを落ち着かせてくれました。こちらです↓


https://hbr.org/2020/03/that-discomfort-youre-feeling-is-grief


 


これは、生死学の第一人者で、死や悲嘆、喪失にかかわる世界的専門家のデービッド・ケスラー氏が、


現在の世界的コロナパンデミックについて、


今私たちが感じている気持ちとどう向き合えばいいのかについて


インタビュー形式で語った記事です。


良かったら読んでみてください。



各地で自粛要請がでたばかりの日本の方々にもお伝えしたいと思い、


日本語で要約を作ってみました。


要約は私の独断と偏見で作ったものですので、


読める方は是非原文をお読みください。


 


要約はここから↓


**********


<今感じている様々な感情は「悲嘆」である>


9.11のように、今回も「世界は変わってしまった」


と全世界が悲しみの中にあります。


正常性が奪われてしまったことに私たちは戸惑っています。


 


<悲嘆には色々な種類がある>


今私たちが感じているものに「予期的悲嘆」があります。


不確かな未来に対して起こる感情です。


病気や死などに関連する感情、そして未来への不安です。


目には見えないけれど、周りで何か良くないことが起きていることを察知し、安心感が奪われます。


コロナウイルスにより、現在これがかつてない規模で感じられています。


 


<それに対して個人は何ができるか>


まずは悲嘆のステップを知りましょう。直線的、順番通りでないこともあります。


(1)否認(初期)「このウイルスには我々には関係ない」


(2)怒り「なぜ家で自粛しないといけないんだ」


(3)取引「2週間社会的距離を取れば、それで状況は良くなるんでしょ」


(4)悲しみ「いったい、いつ終わるんだろう」


(5)受容「これは現実だ。どう前に進んでいくかを考えなければ」


「受容」にたどり着いたとき、コントロールが生まれます。手を洗うことができる。社会的距離を取ることも、自宅で仕事をすることもできる。


 


<悲嘆によって体に痛みを感じたり、心が落ち着かなくなったりしります。対処法は>


思考のバランスを探りましょう


予期的悲嘆を感じると、人は最悪のケースを想像します。


最良のシナリオもイメージして、最悪、最良のシナリオの両方のバランスを取るのです。


どちらも無視したりせず、どちらかだけに心を独占されないようにします。


今に目を向けましょう


今、部屋にあるものを5つ言います。ただそれだけです。


呼吸をして、想像していることは起きていないことに気が付きましょう。


今この瞬間、あなたは大丈夫。食べ物もある。病気ではない。


机は固く、毛布は柔らかい。鼻から入る空気を感じる事ができる。


これで痛みが緩和されるでしょう。



コントロールできないことを手放しましょう


人から6フィート距離を保つ、手を洗う、


など自分がコントロールできることに集中しましょう。


 


最後に、思いやりの気持ちを蓄えておきましょう


誰もが恐れや悲嘆を感じ、色々な形でそれを示します。


ある人にいつもとは違う横柄な態度を取られても、


その裏にあるその人の恐れや心配を感じ、寛容でありましょう。


 


 


<このパンデミックの厄介な側面は、終わりが見えないところですが>


病院での勤務経験、訓練、学んできたこと、また歴史から言えるのは、


これは一時的である、ということです。


私たちは正しい予防策を取っています。


今は過剰反応する時ではなく、過剰に予防する時です。



また、上に書いた悲嘆の5つのステップを提唱した


エリザベス・キューブラー・ロス氏のご家族から許可を得ましたので、


このステップに「意味」という6つ目のステップを私は入れたい。


受容だけで終わらず、そこに意味(光)を見出したいのです。


テクノロジーでつながることができる。


散歩は楽しい。


電話で長話ができる。


そういったことに気づいている人たちがいます。


今もコロナの後も、私たちは意味を探し続けることになると信じています。


 


<それでも悲嘆に打ちのめされている方へ>


あきらめないでください。


今の感情が「怒り」や「悲しみ」であると認めることが大切です。


他人の感情を気にして、自分の感情を押し殺さないでください。


5分間、その感情を味わってください。


すると順序よく感情が動き、力が湧いてきます。


 


<「順序よく」とは?>


1つの感情が心に居座り続けることはありません。


感情は感じられると消え、次の感情が湧いてくるのです。


この状況で、「悲嘆を感じてはならない」と思うほうがおかしい。


悲嘆を感じ、前へ進んでいきましょう。

**********


 


いかがでしたか?


今の感情を無視したり、抑え込むのではなく、


素直に感じることが


前に進むための大切なプロセスなんですね。


私も、心がザワザワしたときには、


このプロセスを思い返してみようと思います。


 


 


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


 


 [江島1]


 


 



  



 



 


 


 


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