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個人と組織の変革のヒント
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1.【コラム】
2.【サーバントコーチ最新情報】
3.【編集後記】
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皆様
おはようございます。
サーバントコーチの世古詞一です。
新年、働き始めて最初の金曜日の人も多いと思います。
早速コラムに参りましょう。
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1【コラム】面接という特殊なコミュニケーション
環境で人を判断できるのか?
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先日、新卒採用の面接の仕方について
相談を受けていました。
面接って特殊なコミュニケーションですよね。
普段あまりしないコミュニケーション。
なのに、そこでその人を判断する、、って
なんだか矛盾している気もするのです。
何が特殊なのかというと、
コミュニケーションのパターンです。
●面接官(質問)→学生(答える)
基本的にはこのパターンで
コミュニケーションが為される訳です。
このコミュニケーションパターンに優れた人が内定を勝ち取る。
それで、ふと思いました。
普段、若手と話す時のパターンってどんなだったかな?
と。
圧倒的に逆なわけですね。社会人になってからは。
それは私に限らず、上司やお客様も同じです。
つまり、
●上司・顧客(話す)→若手・学生(聞く・質問)
このコミュニケーションパターンが多い。
そして、このパターンにおいて、この人優秀だな、
と、判断することが多い。
果たしてどうやって??
それで、思いついたことがありました。
以前、入社3年目の社会人の方と話す機会が
あったときのことです。
その時の私の問題意識や意見を話していました。
彼らは熱心に聞いてはいたのですが、
気になることがありました。
私が、心から響いて考え抜いた問題意識や話を
「そうですよねー」と言って、さらっと流したり
すぐさま私の意図しない話にすり返られたりする。
そういう流れが3回ほどあって、
「あぁ、ダメだ。全然伝わってないや」
と、真剣に話すのをちょっとあきらめてしまいました(苦笑
私がして欲しかったのはおそらく「共感」で、
それも同じかそれ以上の深さで
「それめっちゃわかります。」
という言語と大きな非言語を伴った反応です。
さらに
「●●ってどういうことですか?」
「私も気になってて、●●ってどうですか?」
などという、「質問」が飛んでくると
「おぉ、彼はわかってるなー」
というデキル子評価を勝手にしてしまう訳です。
これはおそらく商談でも一緒で、要するに
相手の関心あることに「共感」と「質問」
を通して、関心を示していく。
そうすると、自分の評価が上がっていくのです。
●上司・顧客(話す)→若手・学生(聞く・質問)
それだけではなく、このコミュニケーションパターン
の反応で、問題意識や思考力の深さも露呈されて
いくのです。
話す「言葉」は嘘をつけますが、
反応という「非言語」は正直なのです。
こんな風に、社会人になったら(特に若い内は)
話の「反応」を見られて優秀かどうか判断される
ことがままあります。
でも面接ではこのコミュニケーションパターンを
探りません。
要するに、コミュニケーション能力の中の
「プレゼン能力」ではなく、「傾聴力」「共感力」
「思考力」「理解力」等を確認するのです。
これらはおそらく、OB訪問や飲みなどで
見ているかもしれませんが、選考プロセスの
どこかで取り入れるのもありかもしれませんね。
会社側がほぼ語って反応や感想をもらうので、
学生の満足度がひょっとしたら下がるかもしれません。
でもそもそも満足度が下がる人というのは、
会社が大事にしている考え方に興味を示せなかったり、
深い理解が伴っていない人なので、
良い淘汰の手法なのかもしれないですね。
そしてこの話は、もちろん1on1ミーティングの話
にも通じる訳です。
1on1では
●上司(傾聴・質問)→部下(答える)
という話をよくしますが、もちろんこれだけでは無い。
●上司(伝える)→部下(傾聴・質問)
このパターンの部下の反応によって、
上司は、部下の今の理解度や思考力、問題意識の程度
など図ることができます。
だから、この流れも必要です。そして理解度を
確認しながら、対話をしてすり合わせていって欲しい
と思います。
変革のヒント:
相手の反応というメッセージを受け取って対話しよう!
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2.【サーバントコーチ最新情報】
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▼セミナー情報:
●講座名“1on1ミーティング”実践基礎講座
部下を成長させ、結果を出すリーダーになる為の
“1on1ミーティング”のやり方を学ぶ
2020年1月21日(火) 14:00~17:30
https://www.nikkeibp.co.jp/seminar/kacho/1on1/190222/
講師:株式会社サーバントコーチ代表取締役
世古 詞一
主催:日経ビジネス 教育講座
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3.【編集後記】
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今日は、某大手企業様の役員・上級管理職向け
に1on1に関する講演があります。
役員向けということで、かなり前から話を
詰めており、会社の期待の大きさも伝わります。
1on1を単発の施策で終わらせずに、大きな
風土改革の先鋒として活用していく組織が
今後も増えてくるでしょう。
なぜなら単に「風通し良くなると気持ちいいね」
というレベルではなく、それをしないことが
大きなリスクをはらむ時代になってきたので。
この辺りはまたじっくりとコラムで。
今日も充実した一日で、素晴らしい週末を!
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