島袋みづえ

与えられたご縁をどう生かしていこう

2019/12/25配信



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・・・・・・・・・・・


クリスマスシーズンになると
いつも思い出すお話があります。


心がほっこり温かくなるので
お伝えさせていただきますね。


ある少年と小学校担任教師の実話です。


あえて、全文書かせていただきます。


マヤ暦では、赤い地球の期間です。
赤い地球は、絆、心のつながりなどの
キーワードがあります。


皆様との間に
さらに温かな絆が繋がれますように・・・


 


与えられたご縁をどう生かしていこう


『心に響く小さな5つの物語』より(藤尾秀昭文・致知出版)


〜縁を生かす〜


 


その先生が
5年生の担任になった時、


一人、服装が不潔でだらしなく、
どうしても好きになれない少年がいた。


中間記録に先生は
少年の悪いところばかりを
記入するようになっていた。


ある時、少年の一年生からの
記録が目に止まった。


「朗らかで、友達が好きで、
人にも親切。
勉強もよくでき、将来が楽しみ」とある。


間違いだ。
他の子の記録に違いない。
先生はそう思った。


二年生になると
「母親が病気で世話をしなければならず、
時々遅刻する」と書かれていた。


三年生では、
「母親の病気が悪くなり、
疲れていて、教室で居眠りをする」


三年生の後半の記録には
「母が死亡。
希望を失い、悲しんでいる」とあり


四年生になると
「父は生きる意欲を失い、
アルコール依存症となり、
子供に暴力をふるう」

先生の胸に激しい
痛みが走った。


だめと決めつけていた子が突然
深い悲しみを生き抜いている
生身の人間として自分の前に
立ち現れてきたのだ。


先生にとって
目を開かれた瞬間であった。


放課後、先生は少年に声をかけた。


「先生は夕方まで教室で仕事をするから、
あなたも勉強していかない?
わからないところは教えてあげるから」


少年は初めて笑顔を見せた。


それから毎日、
少年は教室の自分の机で
予習復習を熱心に続けた。


授業で少年が初めて手を上げた時、
先生に大きな喜びがわき起こった。
少年は自信を持ち始めていた。


クリスマスの午後だった。
少年が小さな包みを
先生の胸に押しつけてきた。


あとで開けてみると、
香水の瓶だった。


亡くなったお母さんが
使っていたものに違いない。


先生はその一滴をつけ、
夕暮れに少年の家を訪ねた。



雑然とした部屋で
独り本を読んでいた少年、
気がつくと飛んできて、
先生の胸に顔を埋めて叫んだ。


 


「ああ、お母さんの匂い!
今日はすてきなクリスマスだ」


 


六年生では
先生は少年の担任ではなくなった。


卒業の時、先生に少年から
一枚のカードが届いた。


「先生は僕のお母さんのようです。
そして、いままで出会った中で
一番すばらしい先生でした」


それから六年。
また、カードが届いた。


「明日は高校の卒業式です。
僕は五年生で先生に担当してもらって、
とても幸せでした。
おかげで奨学金をもらって
医学部に進学することができます」


十年を経て、またカードが来た。


そこには先生と出会えたことへの感謝と
父親に叩かれた体験があるから
患者の痛みがわかる医者になれると記され、
こう締めくくられていた。


「僕はよく五年生の時の先生を思い出します。
あのままだめになってしまう僕を
救ってくださった先生を、
神様のように感じます。
大人になり、
医者になった僕にとって最高の先生は、
五年生の時に担任してくださった先生です」


そして一年。
届いたカードは結婚式の招待状だった。


「母の席に座ってください」と一行、
書き添えられていた。





書きながらも
涙が溢れてきます。


私たちは、たくさんの出会い、
数え切れないほどのご縁の中に生きています。


無数のご縁を通して
育まれ、成長しています。


大事なことは、その与えられたご縁を
どのように生かしていくかです。


人との出会いで、人生は無限の可能性の
世界が開いていきます。


ああ、たくさんのご縁に
心から感謝します。


ありがとうございます。


 


 



  

 


 





今日も最後まで


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島袋みづえ
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