女将の裏野由美子
女将の裏野由美子

お店の格は誰が決める?

2019/12/21配信


皆様


小さいお店がお客様と愛し愛される


繁盛店になる方法をお伝えしています。


女将の裏野由美子です。


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今日もお読み頂きありがとうございます。

 

今回はお店の格は誰が決めるについて

お伝えします。

 

ある女優さんの後援会の皆様が、

当店を貸し切りでご利用下さいました。

 

会費を先に集められていたので、

当店の支払いも先に済まされました。

 

みなさん食べて飲んで、満足のご様子。

あと15分程で、会も終わろうとした時に、

さすが女優さん、絶妙なタイミングで登場です。

 

皆さん、きゃーきゃー言って、

来てくださったのですね〜と黄色い歓声

 

女優さんに、何飲まれます?何食べられます?

と幹事さん。

 

女優さんは、ウーロン茶とお造りを、

召し上がりになりました。

 

時間になり皆さんが席を立たれ、

写真タイム。

 

女優さんと一緒に写真を撮られていました。

 

幹事さんが、大将と女将さんも

一緒に撮って貰ったらどうですか?

とおっしゃったので、ミーハーな私は、

一緒に撮って頂きました。

 

その後、女優さんと皆様がご馳走様でした、

と帰られました。

 

幹事さんも、何も言わずに帰られました。

 

何か忘れていませんか?

 

そうです。女優さんの飲食代です。

 

後で、幹事さんが戻ってこられるのかなと、

思っていましたが、戻ってこない。

次の日持ってこられるのかなと思いましたが、

持って来られない。

 

飲食代としては、1,000円ちょっとですが、

女優さんと一緒に撮った写真代だったのでしょうか?

 

その時、思ったのが、

一流になる素質があるかも

しれない女優さんの格を、

応援すべきはずの、

後援会の方が落としているなあーと。

 

別に私が、「あの女優さん、

当店でお金払わず帰っていかれたんですよー」

と他のお客様に言うことはありませんが、

こうして、メルマガのネタにさせて頂いております。

 

お店で考えたら、

常連さんについても同じことが言えると思います。

 

常連さんというのは、

そもそもそのお店のファンであり、

店の繁盛を願ってくれている方達です。

 

だから、店で何をやっても許されるのではなく、

他のお客様がその店を好きになってくれるように、

色々と気を使ってくださる存在です。

 

例えば、満席な時に新しいお客様が来られると、

席をすっと立って、「私達もう帰るから、ここ座って」

と席を譲って下さったり、

一人で来られているお客様に話かけて下さったり。

 

きっと、席を譲ってもらったお客様や、

話しかけられたお客様のその店に対する印象は、

悪いものではないと思います。

 

私は、その女優さんに対しての印象が、

お金を払わなかった人になってしまいました。

 

本当の後援会やファンなら、

自分たちの行いひとつで、

女優さんを一流にも、

三流にもしてしまうということを、

覚えておいて欲しいと思いました。

 

 

 

当店のある常連さん

先日少し酔われて、大きな声を出され、

他のお客様に迷惑をおかけしたので、

しばらく出入り禁止です。

 

次の日謝りに来られました(笑)

 

お店の格を常連さんが上げたり下げたりするのなら、

お店の格を上げてくれる常連さんを選ぶのも店の責任ですね。

 

お店の格は店とお客様の両方が決めるのです。

 

 

今日もお読み頂きありがとうございました。


  

 


 



 


 








 


 


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