田中勝悟
田中勝悟

上質世界を理解することがカギ

2019/12/16配信





皆様


おはようございます。

グループワーク「クオリティ」の2回目が終了しました。

一気に時間が過ぎたので、参加者の方も「もう終わり!?」とびっくりするくらい密度の濃い時間を過ごされたと思います。

選択理論心理学は「脳の働き」をベースにしていることが特徴です。

そのため、わかりやすいです。

最近は、「脳」について一から勉強しようと思い、脳生理学の勉強を始めています。

その感想は、「まとめ」でお話をさせていただきます。


 


上質世界を理解することがカギ


「クオリティ」2回目では、「上質世界」についてお話をしました。

その振り返りもかねて、メルマガでも上質世界についてお話をしたいと思います。

上質世界とは選択理論心理学の用語で、私たちの欲求を満たしたと思えたものを貯蔵する場所だと思っていただければと思います。

おそらく、偏桃体や海馬、前頭葉のあたりにあるんじゃないかと思いますが、明確な文献がないので、また見つかったらメルマガやブログで紹介したいと思います。
(誰か脳生理学と選択理論の関連についての研究をしてほしいです)

この上質世界はすべての人が持っています。

私たちは「欲求を満たすために行動」しています。

つまり、欲求を満たすリストが入っている「上質世界」に近づくように私たちは行動を選択しているということになります。

上質世界には、私たちが好きだと思っている人、大切にしたい思い出やモノ、便利だと思っているモノ、「これが大事」と思っている信条や価値観が入っています。

ここでは不登校にちなんで、「多くの人が学校に行くべき」と思っている信条についてお話ししましょう。


なぜ、多くの人は「学校に行った方がいい」と思っているのでしょうか?

そして、子ども自身も「学校に行った方がいいのはわかっている」と言います。

それはなぜでしょうか?




その理由は、「小さいときからすべての子どもが学校に行っているし、学校に行った方が良い将来を送れる可能性が高いとみんなが思っているから」です。

例えば、小学校1年生の入学式で、ランドセルを初めて背負う子どもを見て、不快な気持ちになる人はほとんどいません。

暖かい気候や桜が舞う季節で気持ちが明るくなりやすいということもありますが、ランドセルを背負うわが子を見ることで「こんなに大きくなったんだなあ」と親は思います。

子どもも友達と一緒に学校に行って勉強をするということ、「お兄さん・お姉さんになったんだ」という感覚、お父さんやお母さんが喜んでくれているという中で、「学校に行くことって良いことなんだ」というイメージ写真が上質世界の中に入ります。


これらの経験によって、「学校に行くこと」が上質世界の中にピタッとはまるのです。


しかし、学校という空間になかなか合わないというか、行くこと自体がとても疲れるというお子さんも当然います。

また、学校特有の校則やルール、授業の進み方を見ていく中で、少しずつ学校が嫌になってくることもあります。

そうした中で、「学校に行きたくない」けど「学校に行かないといけない」という葛藤が起こり、悩み苦しむようになります。

学校に行けなくなると、親自身が「学校に行かないといけないのに」と自身の上質世界とは違う状況に悩み苦しむようになります。


上質世界に入っているものの多くは、私たちが自分で作り出したものではなく、外側から取り入れたものばかりです。

経験するうえで、「これはいい」と感じたものが上質世界に入るようになります。


だからこそ、周りが普通にしていることができないとき、「自分はこれでいいのか」と悩んでしまうのです。


私の不登校の改善方法は、何も学校に行かせるというものではありません。

学校に行くことはゴールではなく、あくまでも不登校の子ども達が将来生きていけるようになることが大切だと考えています。

そうなると、「学校に行くべき」という信条を上質世界においておく必要はありません。

学校は子どもが生きていく力を身に着けていく手段の一つとして活用するものであり、フリースクールやボランティアや塾など、いろんなものを活用していけばいいと思っています。

学校以外でも大丈夫だ!と思えるようなものと出会えた時、上質世界はおのずと変わります。

上質世界はいつでも貼りかえることが可能なのです。


上質世界を貼りかえるのには勇気が必要です。

今まで「これしかない」と思っていたものを貼りかえていかないといけないのですから。

しかし、勇気をもって、いろんな知識や経験をして、貼りかえることができたときに、それは「人生を生き抜くための強さ」にも変わります。


そんなきっかけを少しでも作りたいと思い、これからもグループワークの活動を継続していきたいと思います。

もちろん、途中参加も可能ですし、一回行ってみて、「もういいや」と思ったら来なくても大丈夫です。

もし、ご興味があれば、グループワーク「クオリティ」で選択理論と出会ってみませんか?

いろんな親の方も参加されているので、とても良い学びになりますよ。


 不登校グループワーク「クオリティ」


詳しい日程は↓↓↓にあります。














2.お勧め情報



 選択理論心理学会 神戸支部研究会
選択理論心理学の勉強会を行っています。
2時間30分で1000円と、超お得な勉強会です。

神戸三宮勤労会館で開催しています。

内容は講義とロールプレイです。講義は質疑応答を進めながら、ワーク形式で学ぶことができます。

主婦やサラリーマンから、鍼灸師・看護師・ケースワーカー・カウンセラーまで、幅広い方が参加されています。どなたさまの参加も大丈夫です。
最近はキャリアコンサルタントの方が多くみられるようになってきました。

次回の開催予定
1月26日(日) 9:30~12:00
2月23日(日) 9:30~12:00

しばらくは、グラッサーが最後に書いた本、「テイクチャージ」を中心に選択理論心理学のエッセンスを学んでいきます。


 不登校プチカウンセリング



 不登校グループワーク「クオリティ」


選択理論心理学を学ぶことで不登校のお子さんのより良い関わり方を身に着けていくワークです。


3回目 1月11日(土) 10:00~12:00
4回目 1月25日(土) 10:00~12:00
5回目 2月15日(土) 10:00~12:00
6回目 2月29日(土) 10:00~12:00

大阪市福島区民センターで開催しています。
部屋は開催日により異なりますので、↑からご確認ください。

不登校・引きこもり改善ブログ


不登校専門カウンセラーのブログ
 新しく作成したブログです。読み応えありで、不登校でお困りの方必見のブログです。






3.終わりに






ここま読んでいただいてありがとうございました。

最近ようやく脳生理学の本を1冊読破しました。

脳生理学を勉強して思うことは、脳のメカニズムと選択理論は驚くほど一致するということです。

もともとウィリアム・パワーズの脳の知覚の理論をベースにして作られたのが選択理論です。

難解な脳の働きをわかりやすく解説して、私たちの生活に役で立ちやすくしたのが選択理論だとも言えます。

その分、脳生理学を勉強すれば、もっと脳生理学がわかるようになってくるという確信が持てました。

また、脳生理学は発達障害や独特な感性を持つ不登校の子の理解にも生かせると思います。

脳生理学である程度自分の中でつかめてきたら、どこかでセミナーを開きたいと思います。

その時はよろしくお願いいたします。




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