田村　由香理　(たむらゆかり)大人のギャザリング～人生にひと振りのスパイスを

田村　由香理

人生の終わりに見える風景～皆様は何を見たいですか？

2019/10/31配信

皆様

大人の集うギャザリングで人生をアート(創造)することを皆が愉しむナビゲートをする

ギャザリングプロデューサーの田村　由香理です。

12004_190319_asahi_kr080

魂のこよみ～第30週　byルドルフ・シュタイナー

今週もルドルフ・シュタイナーの『魂のこよみ』の中から
第３０週「10月27日～11月2日」の言葉を紹介します。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
魂の太陽の　光の中で
思考の果実が　たわわに　実り
確固とした　自己の意識の中で
あらゆる感情が　変容を遂げる
喜びに満ちて　感受できるのは
秋の　精神の　めざめ
冬は　わたしの内に
魂の夏を　呼び覚ますだろう
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

魂が変容を歓び
皆様の精神はどんな目覚めをしましたか？

人生の終わりに見える風景とは？

10月26日の土曜日【秋の箱根アート遠足】を開催しました。
前日にまた大雨となり、状況によっては延期にするか中止にするか
とも思いましたが、現地の美術館や観光協会
そしてバス会社にも何度も確認をとり
通常ルートではない処も一部あるけれど、どこも問題なし
ということで、参加者の皆さまのご了解を頂戴した上で実施しました。

午前中に訪れた｢ラリック美術館｣では抜けるような青空にも恵まれ
レストランでのランチは、テラス席で堪能

午後に訪れた｢成川美術館｣では大きな嵌めガラス窓から雄大な富士山も観ることができ

箱根湯本に帰り着いた頃には、素晴らしい夕焼けも！

バスも通常運行ではない為、観光客などが困惑することのないように
親切に要所に案内の人がたち、通行止めのルートをカバーするように
広範囲でバスが各所を巡っており、観光地・箱根の努力と心意気を感じました。

今回の箱根では、これまでの箱根アート遠足では訪れたことの無い、初めての場所
｢成川美術館｣を午後のルートに選んだのですが
ここで開催中の『堀　文子～特別追悼展』が予想以上に素晴らしかったです。

今年2月に100歳で逝った堀文子さん

《人の一生は毎日が初体験で、喜びも嘆きも時の流れに消え、同じ日は戻らず、同じ自分も居ない》
という彼女の言葉があります。

5歳の頃に体験した、関東大震災で

形あるものも命あるものも、一瞬で無くなる
頼れるのは親でも誰でもない、人間は１人

という強烈な感覚が、その後の彼女の人生の根底にあり続け

42歳でご主人を亡くして、精神のバランスを保つために
エジプト・ヨーロッパ・メキシコなどを放浪した時も

49歳で都会を離れて大磯の森林の中に住み始めた時も

70歳を過ぎて日本を離れ
全く知り合いの居ないイタリアのトスカーナ地方に移住した際にも

80歳を過ぎて”幻の青い花・ブルーポピー”見たさに
ヒマラヤに登った時にも

「群れない」「慣れない」「頼らない」を信条にして
描きたい絵を描き続けたのです。

そんな彼女の”強さ”とは打って変わって
堀さんの描く絵は”優しい眼差し”に溢れていました。

花を描く色彩は、とても柔らかな色合いで観る者の心を和ませ

枯れ枝に脳のシナプスを思い描き
蜘蛛の巣に一晩中魅了されるその感覚は、斬新で驚きに満ち
こちらの心を鷲掴みにします。

80歳半ばを過ぎてからは”若い頃より益々自由で、本気である”と言い切り
｢本質的な自分のエネルギーが、朽ちる直前に、姿を現したがっているような気がして生き生きしてる｣
と話す度量

生き方も描く絵も、残した言葉も
どれをとっても、これからの人生の後半を生きる見本にしたいような女性でした。

『自分の人生がどこまで行き着くのか、興味津々である』
と語っていた堀さんは
今頃、”あちらの世界”でどんな絵を描いているのか見てみたいような気がします。

１人１人が自分の人生を生きることそのものがアートです。
皆様は、どんな人生を創りあげていきたいですか？

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
『堀　文子～特別追悼展』は11月20日まで
芦ノ湖畔にある成川美術館は
箱根湯本からのバスで30分弱で行くことができます。

箱根の秋はこれから紅葉に向かう時期。
よかったら　も是非、訪れてみてください！
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

【一人一人が自分の本質に気づき、学びを深め感性を豊かに幸せに生きる】

■セッションを通して
■アートの企画を通して
■文壇サロンやその他の企画を通して
そのヒントや鍵としてお伝えする。

”大人のギャザリング”の企画を通して
どうぞ皆様も人生を愉しんでくださいね！

この記事が良ければシェアお願いします

この記事をシェアする

1175270?o=((customer_name_urlencode))&size=200x200

☆最新イベントはこちらから
https://www.reservestock.jp/events/744028/

☆個人セッションのお申込はこちらから
https://www.reservestock.jp/page/reserve_form/12004/

☆リクエスト開催はこちらから
https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/14569/
https://www.reservestock.jp/inquiry/48351/

☆イベント先行案内はこちらから
https://www.reservestock.jp/inquiry/78333/

イベント・セミナーのご案内

■古都・京都の魅力を知られざる美術館のアートを通して楽しみたい方