上野大照

どこに向かえば良いのかがわからない時代【こころの仕組み208号】

2019/10/ 4配信



◆ヒトコト こころの仕組み


「人の求めているものは自由ではなく愛」


 


皆様


上野大照です。



 


日によって寒暖が読みづらい日々が


続いておりますが、体調など崩して


おられませんでしょうか。


 


今年東西で起きた台風による災害も


ニュースでは報道も減ってきており、


少しは落ち着きを取り戻せているの


かと、心配と共に胸をなでおろして


いるところです。


 


現在も被害に苦しむ方もいらっしゃ


ると思いますので、少しでも早く、


それが解消されてくることを願って


おります。


 


そして先日心匠セラピスト養成講座


の後期受講生限定枠を募集させてい


ただきましたが、お一人お申込みを


いただきましたので、残席が1名と


なりました。


 


こちらから詳細をご覧下さい。 



 

心理カウンセラーだけでなく、コンサルタント、アドバイザー、講師、医療関係、経営者、占い師など、いわゆる対人援助全般に、人間心理と行動に関する本当の理由を知り、応用することのできる最高の講座です。

 

 10/14【残席1名】心匠 セラピスト養成講座13期(日曜コース)後期受講


 


私の提供している専門心理講座は


決して一般的とは言えません。


「一般常識的な心理学の基礎を学びたい」


というニーズに対して言えば、少し


違うのだと思います。


 


しかし、私の感ずるところ、昨今の


心理・教育業界は、


 


「こうすると悪化する」


「こうすれば解決できる」


 


と言った、人間心理に対する実質的


な思考や行動の明確な動機・理由を


きちんと説明できているとは思えま


せん。


 


もしそれを明確に説明できているな


ら、もっと心理学に対して学びたい


人が増えるだろうと思っていますし、


カウンセリングを受ける人も増える


筈です。


 


ある意味勇気を持って発言するなら、


現代の心理カウンセリングは、その


効果性を疑う程度の力しか発揮でき


ていないのが現状なのです。


 


そしてそもそも現代人の多くが、悩


みと問題を抱えてしまう理由につい


て、今号では、深く洞察させていた


だこうと思います。


 


自由という脅迫的時代


私は昨今の情勢を眺めるとき、


“自由に翻弄された時代”に突入


していると読んでいます。


 


私が子どものころ、学校に不登校


(当時は登校拒否という言葉すら


耳慣れないものでした)児童など


殆ど存在していませんでした。


 


しかし、現在では小中学校を通じ、


不登校生徒の居ない学校など、


探すのが難しいほどの状況です。


 


ニートや引きこもりという言葉に


ついても、今ほど当然のように


聞くことはありませんでした。


 


当時の社会は今と随分違い、日本


は高度経済成長の沸騰期。


それまで20年に渡って毎年10%


という大きな経済成長を記録し続


けていた頃です。


 


それが1990年代後半に入り、


バブルの崩壊が起き、倒産企業の


続出、失業率の急上昇、自殺者は


が前年比で1万人近く増え、3万


人が自殺してしまう自殺大国とし


ての日本が始まってしまいました。


 


これは決して煽った数字ではなく、


厚生労働省発表のこちらの資料で


も正確な数値だとご理解いただけ


ると思います。


 


厚労省発表 自殺対策白書 第1章「自殺者数の推移」


 


2011年と2012年当たりから急に


この数字は下がり始めるわけですが、


私はこの好影響をつくった要因の


一つに東北大震災があると読んで


います。


 


何故そうなのかは別に語るとしまし


て、日本はこの大きな長期連続的好


景気(高度経済成長期)から旧転落


して就職氷河期となり、当時就職


できなかった多くの若者が、その


まま現在に至っても就業不能状態


となっていることも、決して軽視は


できません。


 


ここまでの話が何を意味するの


でしょうか。


 


氷河期に入ると、不景気ですから、


企業はこれまで採用していた、


年齢を重ねれば役職が上がり、


給料が上がっていくという仕組みを


維持できなくなりました。


 


結果として、突然に成果主義という


「高い能力を示さないと、給与が確保できない」


という時代が到来します。


 


また、売上低迷により、人を確保し


続けることができない為、失業者が


激増しました。


リストラなどという言葉が、それ


までの日本で使われることなど


なかったわけです。


 


また、正社員ばかりの採用から


うってかわり、工場などの労働力


を人件費(経費)として見る


考え方が強くなり、海外に頼る


ようになり、製造・事務ともに


派遣社員が多く採用されるように


なりました。


 


人の流動化が始まったのです。


 


ほんの25年ほど遡れば、そんな


社会情勢など、まだ多くの人は


予測すらできなかったでしょう。


 


雇用が安定しない社会に入ると、


家族は不安になります。


また、どこかの企業に入って


いれば安心というわけでは


なくなってきましたので、


人生の目標が複雑化します。


 


その結果、どこに雇われてい


ようと自分の意志を発揮できる


心に軸の定まった人を、社会が


求め始めるようになりました。


 


転職が当たり前となる時代の


到来です。


固定化された環境、固定化され


た目標というわかりやすい社会


は、無くなっていったのです。


 


しかし、同時に良いことも起き


ました。


 


それは、将来について、自分の


自由意志で決めることができる


ということ。


 


この頃になると、将来の目標は、


どんな大企業や公務員を目指す


のかということよりも、自分は


どんな能力や専門性を身につけ


ていくのかというスタンスに


切り替わっていきます。


 


この頃に、家電なども価格の自由


競争が強まり、メーカーが配布す


るパンフレットにも、メーカー希


望小売価格という表記から、オー


プン価格という表記が目立ち始め


ます。


何にしても自由なわけです。


 


人はどこに所属するのかというこ


とよりも、個人が何を考え、何を


手にしているのかが大切になって


きました。


そもそも自由なのだとしたら、個


人の意志と能力が問われるわけです。


 


話をもとに戻すと、こういった社


会の動向と、不登校や引きこもり


は、決して無関係と言い切れません。


 


勉強をたくさんして、学歴を身に


つければ良かった時代にヒビが


入ったことは、社会全体が認め


始めてしまったわけです。


 


つまり、大人たちが放つ、


「どう生きればよいのかわからない」


という社会全体的に不安な空気を


吸って子どもたちは成長をして


いるわけです。


 


とはいえ現代は、以前よりも優し


い時代になってきました。


 


セクハラやパワハラが問題視され、


人権は以前よりも確保されています。


女性の身分も数十年前とは、扱いが


随分変わりました。


(まだまだではありますが)


 


親は昔よりも子どもに権威として


より、友だちや良き大人として関


わることが増えましたし、最近は


保育園などに父親が迎えにくるこ


とや、家庭で父が料理をすること


なども、増えています。


 


そういった社会変化は、もちろん


素晴らしいことなのですが、そう


なってきた背景には、権威の失墜


があったことを、見失うわけには


いきません。


家族の経済は父親一人が安定的に


稼いでくるという絶対的な権威を


発揮できない社会となったわけ


です。


 


つまり、偉くなれば良いという


昔の社会的な目標は、今や絵に


描いた餅のようになってしまって


いるわけです。


 


人がどう生きるべきなのか、その


目標は、今よりも随分シンプルな


時代があり、今もその時代を多く


の世代が記憶に残しています。


 


そして景気が昨今上昇気味とは


言え、こういった社会的傾向は


特に変わっていません。


 


良く言えば自由が増えた時代。


批判的に言えば、人がどう生き


れば良いのかわからない時代を、


生き抜かなければならないこと


を、私たちは強いられてしまっ


ているのではないでしょうか。


 


自由という脅迫的時代。


 


タイトルに込めた意味は、そう


いったところにあります。


 


私は昨今、人は自由を最終的に


求めて生きているのではないと、


改めて感じています。


 


私の思う人生最大の目標は


愛の獲得にあります。


 


愛とは時に、役割という意味


にもなるでしょう。


 


私が私として存在する使命や


理由。


そして誰かとの関係が、自分に


役割を与えてくれる社会。


 


自由ばかりを教え、最終的に


求めている筈の愛に欠如した


情報の中に、私たちは、心理的


に満たされない日々を送って


しまっているのではないかと


思うわけです。


 


その価値に比べれば、お金など


単に条件の一つでしかありません。


 


生きる本当の意味は、自分を満たす


愛と、誰かとの関係の中にあること


(決して恋愛的パートナーシップに


限定した話ではありません)を、


強調しておきたいと思います。


 


いつもご愛読ありがとうございます。


 



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