一般社団法人行動アシストラボ
行動科学レッスン
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行動の問題を解決する力


こんにちは、行動アシストラボの矢野です。
僕の書いているブログでは、次の記事が人気です。
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もしかしたら読んだことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
僕たちの日常にはこういった「行動の悩み・問題」が存在しています。
こういった問題を解決できないでいると、それは次第に自己評価につながり、更には人生の文脈として固定化され、長期に渡って影響を受けることになります。
- いつもやる気が出なくて何も始められない、行動力の無い自分
- やりたいことはあるけど考えすぎて先延ばしばかりしている自分
- 失敗するのが不安で一歩を踏み出せない自分
- やると決めたけど、結局やらないまま時間をムダにする自分
諦めに似た感情と共に、自分を誤魔化しながら日常を過ごすことになります。
何度か希望を持ってどうにか抜け出そうと試みるのですが、根本的に行動の原因を勘違いしていることが多く、一部の運の良い人を除いて現状から脱出することができないままになってしまいます。
行動科学を学んだけど実践に使えない理由
そんな中、人によっては行動科学(主に行動分析学)が救いになるのではないかと気づき、学びはじめます。
僕がそうでした。
しかし、これもすぐに壁にぶつかります。
行動科学の話はとても興味深く、面白いものです。
でも、いざ実践しようとすると何をどうしたらいいか分からずに途方にくれます。
それでも何とか使ってみようと、思いつきで試してみますがあまり効果を発揮しません。
困りました。
もっとちゃんと勉強しようと思っても、行動科学を学べる場所はあまり多くありません。
大学院等に通える人は一部でしょう。
せっかく行動科学と出会えたのに、多くの人にとっては役に立たないままで、相変わらずの日常を過ごすことになります。
行動科学で行動の問題を解決する能力を得る方法
しかし、それでも僕は断言します。
僕たちが日常で抱える「行動の悩み・問題」を解決するのに、最も効果的なのは行動科学(行動分析学)です。
行動科学の理論と実践は、とても近い位置にあります。
それは行動科学が机上で考えた理論をもとにしているものではなく、実験によって得られた結果や傾向を法則としてまとめ上げているから。
理論と実践とがシームレスにつながっているのです。
僕たちに必要なのは、行動科学によって得られた知見を、僕たちそれぞれの日常に応用する技術です。
僕たちの日常はみんな少しずつ異なっています。
1つのやり方ですべての問題を解決することはできません。
行動の法則をベースに、それぞれの状況に合わせてカスマイズした解決策が必要なのです。
そういった解決策を作り出し実践することことそが「行動の悩み・問題を解決する能力」です。
なぜ行動の問題を解決できる、実践的な能力が得られるのか?
技術の実態は行動レパートリーです。
行動の原因を読み取ったり、問題を解決するための具体策を作り出したり、改善策を導入するために工夫を凝らしたり。
こういった引き出しを持っているほど、行動の悩み・問題に対処する能力が高くなります。
ではどうしたら行動の問題を解決するための能力を得られるのでしょうか。
それは次の4ステップを実践することです。
- 知る
- やってみる
- できる
- 分かる
これは学びの4ステップといい、何かの技術・能力を身に付けていく過程を表しています。
特に大切なのが2ステップ目の「やってみる」です。
僕たちの多くは知ったことを実践しません。
実践しないということは、やってみた時に何が起きるかを経験できないということです。
技術を磨いてくれるのは、机上での試行錯誤ではなく日常での経験です。
経験をもたらしてくれる唯一のものが「やってみる」なので、このステップがどれほど大切かは分かっていただけるかと思います。
今回の講座でお伝えする具体的内容は?
本講座でお伝えしたいのは「行動科学で行動の問題を解決する能力」です。
なので、参加していただいた皆さんに、学びを「やってみる」ことへとつなげてもらいたいと考えています。
知ったとこを実践するためのポイントは3つです。
- 具体的かつ継続的に実践できる、ごく簡単な行動を決めること
- その行動を実践する個人的な理由を明らかにしておくこと
- 継続的にサポートを受けられる環境を手に入れること
以上を念頭において、講座を構成することにしました。
本講座でお伝えする内容は次のものです。
▶1限目:行動分析学”超”入門(約60分)
一般的に、行動するかしないかは当人の問題である、と考えがちです。
行動を変えるには自分を変えればいい、という発想。
しかし、実際には行動の原因は自分だけではありません。
行動の真の原因を捉えることなく行動を変えようとするのは「向かい風の中、急な上り坂を全力で走れ」と言っているようなもの。
この講座で行動の原因を捉えるための、最も重要な原理について学んでください。
ヒトの行動の原因を読み解き、”行動の原因を変えることで行動を変える”ようになるための一歩となります。
担当講師:SAITO 愛里(一般社団法人行動アシストラボ 理事)
▶2限目:行動力を引き出すシンプルな5つのルール(約60分)
行動科学を学んだ人の多くは「いざ実践しようとした時」に挫折しがちです。
具体的な手段、行動が思い浮かばないので、どうすればいいか分からず途方に暮れる。
まずはやってみないと…ということで思いつきで試してみたが、効果が現れそうな気配がない。
実は解決方法は簡単で「それでも試し続けること」だったりします。
ただそれが難しいんだよ、ってことでして。
この講座では、行動科学を活用するための「5つのルール」をお伝えします。
重要かつ効果の出やすいところに絞った、すぐに実践できる内容です。
難しいことは抜きにして、行動科学を「使える」ようになるための講座です。
担当講師:矢野 浩史(一般社団法人行動アシストラボ 代表理事)
▶3限目:やる気に頼らない習慣マネジメント入門(約60分)
続ける技術をマスターすることは、人生のあらゆる局面において重要です。
なぜなら僕たちの望みの多くは「すぐに結果が出ない中、それでもコツコツと行動を積み重ねる」ことで実現します。
起業や副業、健康・美容、貯蓄・投資、資格取得、学業等、さまざまな分野での目標達成に「続ける技術」は欠かすことができません。
それにも関わらず、僕たちは続けることがとても苦手です。
理由は簡単で、やる気や意思の力で続けようとしてしまうから。
この講座では行動科学に基づいた、習慣化の技術をお伝えします。
習慣化は、選ばれた人だけができる特別な才能を必要する技術ではありません。
僕たち全員が持っている行動するための体の仕組みに基づいています。
続けられる人になるために、その体の仕組みを上手く活用しましょう。
担当講師:齋藤 浩太(習慣マネジメンター/日本行動分析学会会員)
▶4限目:学びを実践につなげるワーク(約30分)
本ページの中程に書きました「学びの4ステップ」を覚えているでしょうか。
知ったことをちゃんと技術へとつなげるために必要なのは、何はともあれ「やってみる」ことです。
知ったとこを実践するためのポイントは3つです。
- 具体的かつ継続的に実践できる、ごく簡単な行動を決めること
- その行動を実践する個人的な理由を明らかにしておくこと
- 継続的にサポートを受けられる環境を手に入れること
4限目の講座では、これまでに学んだことを行動へとつなげるために、上記3つのポイントを踏まえた簡単なワークをしてもらいます。
講座とあなたの日常をつなげるために、最後の時間を活用してください。
担当講師:矢野 浩史(一般社団法人行動アシストラボ 代表理事)
詳細情報
銀 行:ジャパンネット銀行
支店名:ビジネス営業部(005)
種 別:普通
口 座:1116031
名 義:シャ)コウドウアシストラボ